花の名山 早池峰山登山
【日 時】 2007年7月31日(火)
【行き先】 早池峰山
【天 気】 曇り
【メンバー】 朽木いきものふれあいの里友の会員 6名
【コース・タイム】
河原の坊登山口(スタート) 5:20
ござ走り岩 8:30
打石 8:50
早池峰山頂上 9:50 10:20
お花畑 10:50 11:20
5合目 12:15
1合目 13:00 13:20
小田越登山口 13:50
河原の坊登山口 (終了) 14:30
★植物観察が目的のため、コースタイムは通常より遅めです。
今回歩いたトラックログ
河原の坊登山口出発
蛇紋岩路を登る
一昨日の秋田駒ヶ岳に続き、東北花旅シリーズの第2弾は、これも花の名山「早池峰山」を登ることとなった。昨日は避難小屋「うすゆき山荘」に宿泊。今日も早起きして5時20分には河原の坊登山口を出発した。高低差は秋田駒より300mほど長い、900mはありそうだ。少し覚悟して登らねばならない。この山には、「ハヤチネウスユキソウ」等の固有種の植生があるので、出会う楽しみがある。
徒渉
眺望開ける
歩き始めると秋田駒とは全く違う山様に驚かされる。一言で「岩山」という表現がぴったりではなかろうか。しかも、その岩は緑っぽく模様のある「蛇紋岩」。その地質のせいで、固有種がたくさん見られるようだ。
花の多い尾根路
薬師岳
けっこうきつい登りなのだが、それほど気にならないのは、様々な花々が次々現れるだけでなく、岩が適度に転がっているのが、登行のピッチにマッチしているからだろうか。高度が上がってくると正面には昨日登った「薬師岳」が望まれた。
ござ走り岩
打石
花を見ながらかなりのスローペースで登って行くと、「ござ走り岩」とか「打石」という標識があり、奇岩が出現する。やはりこの山は花の多い「岩山」なのだろう。この日の天気は秋田駒の時のようにかんかん照りでなく、曇っていて風もあり、山歩きには最適だった。
雨が
早池峰山頂上到着
ところが頂上近くになって雨が落ちてきた。幸いカッパを着るほどでなく、傘での対応でしのげた。頂上へは歩き始めて4.5hで到着した。標準のコースタイムからすると、1時間遅れくらいだろうか。天気は良くないので、あまり眺望は望めなかった。頂上にも立派な避難小屋があった。
頂上避難小屋
お花畑の木道1
頂上から少し下ったところに木道がありお花畑が広がっているという情報をえて、そこでお昼にすることにした。すでに登りのコースで固有種である「ハヤチネウスユキソウ」「ナンブトラノオ」「ナンブトウウチソウ」「ミヤマヤマブキショウマ」を確認していた。「ナンブイヌナズナ」はほとんど終わっていたが、一株だけ頂上の岩陰で見つけた。
お花畑の木道2
岩場の梯子を下る
お腹もふくれて、見たい花にもほとんど出会えた。後は下るのみといったところだが、このコースで1カ所だけ梯子場があり、その場所にさしかかった。それほどのものでもなかったが、慎重に下った。
下りも蛇紋岩の路
ハイマツ帯へ
激しい岩場を過ぎるといったんはハイマツ帯へと入るが、すぐにまた今度はごつごつしたさらに大きな岩が出現してきて歩きにくい。岩から岩に飛び移るように下っていった。
巨岩を下る
1合目にて
そして最後の樹林帯に入る手前に「1合目」という道標がある。そしてここで全員の写真を撮ってみる。みんな疲れているが、満足な顔をしているように見られた。とりあえずの終点「小田越登山口」までは後少しのところだろう。
小田越登山口に到着
最後の林道を下る
間もなく「小田越登山口」に着いたが、ここから出発地まではアスファルトの林道を下らざるえない。これが疲れた足に少しこたえた。それでも秋田駒とは全く違った山で、植生も異なる「早池峰山」を無事制覇した充実感がこみ上げてきた。陸奥の「花の二名山」を心ゆくまで楽しめたことを感謝したい。
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センジュガンピ |
タマガワホトトギス |
マルバキンレイカ |
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ミソガワソウ |
ホタルサイコ |
ミヤマカラマツ |
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クガイソウ |
ナンブトウウチソウ |
タカネサギソウ |
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ハヤチネウスユキソウ |
ミネウスユキソウ |
イブキジャコウソウ |
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ミヤマオダマキ |
ミヤマアズマギク |
キバナノコマノツメ |
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ハクサンチドリ |
ミヤマヤマブキショウマ |
キンロバイ |
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ソバナ |
ミヤマアケボノソウ |
ナンブトラノオ |
早池峰山で出会った花