コグルミ谷から鈴鹿の尾根へ

【日 時】 2007年4月7日(土)
【行き先】 鈴鹿の尾根
【天 気】 曇り雨
【メンバー】 朽木いきものふれあいの里友の会員4名

【コース・タイム】
 コグルミ谷入口     9:40  
 長命水         10:30
 カタクリ峠       11:00
 白瀬峠         12:00
              12:55
 真の谷         13:15
 御池岳への分岐    14:40
 鈴北岳          15:40
 トンネル横国道出合い 16:45
今回歩いたトラックログ
コグルミ谷より入山
荒れた岩の道を登る
 地元の自然観察会「朽木いきものふれあいの里友の会」のメンバー4人で鈴鹿のコグルミ谷から歩いてきました。このコースはなんといっても、冬場閉鎖されている国道306号が開通しないと話しにならないので、そのオープンを待って企画したもの。GWと5月中旬に2度同じコースを歩いているのだが、これほど早いシーズンに入山するのは初めてで、どんな植物に出会えるのか楽しみだ。 
ネコノメソウ2種
長命水
 コグルミ谷の入口は、石ころが多く歩きにくい。植物もまだほとんど出ていない感じだ。もちろん樹木の新芽もまだ出ていない。今年は雪が少なかったといっても、植物の芽だしは、例年並みなのだろうか。それでも、2種のネコノメソウが仲良く咲いているのに出会った。
カタクリ峠
バイカオウレン
 人はといえば、駐車場にはたくさん停まっていたし、こんな時期でもまずまずの人がこの山域に入っているようだ。有名な長命水を過ぎるとカタクリ峠に到着した。このあたりにも植物はほとんど見られない。カタクリも一枚葉がポツポツと見られる程度で、これでカタクリの花が見られるのだろうか。
白瀬(船)峠
真の谷へ
 ここから白瀬(船)峠までの尾根道は、地図に「春には花の多い道」という標記があるが、バイカオウレンの花を2株見つけるのが精一杯だった。白瀬峠でお昼となったので、各自が弁当を食べた。そしてこのあたりから天気が怪しくなってきて小雨が降り出してきた。雨具を出すほどではない。ここから真の谷へと入って行った。
ニリンソウの葉
真の谷にて
 途中にはりっぱなニリンソウの株があるのだが、花はまだまだといったところだ。また、カタクリ峠よりもたくさんのカタクリの一枚葉が出ていた。谷の底へはかなりの下りとなる。下りきったところは、なかなかいい雰囲気なので写真に残した。ここから谷の底の道を御池岳方向へと進む。
キクザキイチゲ
真の谷を行く
 白い花が咲いているのを見つけた。「キクザキイチゲ」の花だった。それにしても花の数は少ない。雨はまだ本降りとまではいかないが、天気予報からすると想定外だった。
御池岳への分岐
鈴北岳
 谷を進んで行くと御池岳への分岐に出るが、時間的にはとても登頂は無理なので真っ直ぐ進むことにした。このあたりから雨が本降りになってきて我慢できず合羽を着た。鈴北岳に着く頃にはみんな少しバテてきて無言になってきた。
鞍掛峠へ下る1
鞍掛峠へ下る2
 ここからは鞍掛峠へひたすら下るのみ。道は雨で少しぬかるんでいて歩きにくい所もでてきた。この道も何回も歩いているのだが、この季節に歩くのも雨の中を歩くのも初めてだった。ひたすら下り、鞍掛峠のトンネル横に出たのは5時前だった。平井さんが先に車を回収してくれて今日のコースが終了した。実は本日のコースで出会いたい花があったのだが、それどころかほとんど植物は少なかったし、午後からは想定外の雨で残念だった。それでも存分に早春の初めて歩く山域の山歩きを堪能できた一日だった。