岐阜県側から幽玄の夜叉が池へ

【日 時】 2007年6月23日(土)
【行き先】 夜叉が池
【天 気】 晴れ
【メンバー】 朽木いきものふれあいの里友の会員 30名

【コース・タイム】
 登山口駐車場スタート 10:45
 幽玄の滝         12:30
 稜線            13:15
 夜叉が池         13:25 14:10
 登山口駐車場帰着   16:00
  (終点)






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今回歩いたトラックログ
登山口駐車場スタート
渡渉
 朽木いきものふれあいの里友の会の単独行事として、「幽玄の夜叉が池探訪」が実施された。この企画は昨年計画されたのだが、道路事情で今年に延期されていた。岐阜県側から登るため、通常なら2時間弱の行程で手ごろであるためかたくさんの参加申し込みがあり、今回も総勢30名という大部隊となった。 
歩き易い登山道
アカミノイヌツゲ
 参加者の精進が良いのか梅雨の合間の晴れ間の一日となり、気持ちのいい山歩きとなった。登山口の駐車場からスタートして最初から少し下って渡渉した。その後もアップダウンがあるが、歩き易いコースだった。
団体で登る
ハクウンボク
 この時期登山道に咲いている花はあまり見あたらない。それでも、樹木の花はアカミノイヌツゲ、ハクウンボク、クマノミズキ等々が見られた。総勢30人もの団体となるとしばらくコースを塞いでしまうこととなり、他の多くの登山者に道を譲りながらの登りであった。
クマノミズキ
幽玄の滝
 かなりのスローペースで2時間近くかかってやっと「幽玄の滝」まで到着。30名の団体行動と植物観察でどうしてもペースが遅くなってしまった。
滝で小休止
再び出発
 幽玄の滝からは冷気が漂ってきて、いままで休憩らしい休憩がなかったので、ここでしばしの休憩を取った。そして新たな気持ちで出発。稜線、池まではここから急登となるが、それほど時間はかからないはずだった。
稜線を目指して
イワニガナ
 急な登りに入ってくると前方右側に夜叉壁と地図上に表記された岩の壁が見えてくる。そしてその先には稜線らしき尾根が望まれてきた。道脇には「イワニガナ」の黄色い綺麗な花が多く見られた。
最後の急登
夜叉壁
 稜線への最後の登りはかなり急だ。そして壁の斜面にはこれも黄色の「ニッコウキスゲ」がちょうど花のピークと訴えるよう見事に咲いていた。最後の苦しい登りを和らげてくれた。
ニッコウキスゲ
稜線より夜叉が池
 稜線に登り着くと反対側に綺麗な水を溜めた幽玄の夜叉が池が見えてきた。一昨年下見で訪れて以来2年ぶり。やはり綺麗な池だと思う。池を汚さないよう何人かのボランティアの方が監視されていた。
幽玄の夜叉が池
全員で集合写真
 みんなが池に下りてきた時はすでに午後の1時半となっていた。遅い昼食を池の脇でみんな一緒に取った。そして池をバックに集合写真。あいかわらず全員となると顔が小さくなってしまう。でもみんな満足な顔のように見える。
下山開始
タイミンガサ
 予定のタイムを回っていることもあり、昼食の時間は短くなり、早々に下山体制になった。来た道を下るだけなので安心ではある。登りで見落とした植物の復習をしながら下った。珍しい「タイミンガサ」や「ミヤマシグレ」の写真も撮った。残念ながら両方とも花はまだだった。
ミヤマシグレ
気品漂うササユリ
 下りはコースタイムどおり2時間弱で降りることができた。それでも時刻はちょうど4時だった。ここから車で帰り道、行きしな何箇所かで咲いていて目をつけていた「ササユリ」の写真を撮ることができた。この花も最近あまり見られなくなってしまったが、今回は見事な淡いピンクの気品溢れる花を撮ることができた。ここからは乗ってきた車に分譲して集合地で解散となった。今日も楽しい山歩きの一日だった。