舟伏山は素晴らしい花の山

  【日 時】 2008年4月29日(火)
  【行き先】 舟伏山(岐阜県)
  【天 気】 曇り晴れ
  【メンバー】 湖西ネイチャークラブ5名

  【コース・タイム】
   あいの森場駐車場  10:10  
   (スタート)
   さくら峠         11:15
   みのわ平        11:55
   水たまり         12:40
   舟伏山頂上       13:40
                 14:30
   あいの森駐車場    16:40
   (ゴール)

※花を観察しながらのため、コースタイムは超スローペースです。
今回歩いたトラックログ
駐車場を出発
東コースから登る
 地元でこの2月に立ち上げた「湖西ネイチャークラブ」の有志5人で岐阜県の「舟伏山」へ行く事になった。この山は、隠れた花の山という情報を昨年から得ていて、ターゲットに定めた花の咲く時期を狙った。ETCの早朝割引をきかすために、東海北陸道の関インターで下りて駐車場の「あいの森」を目指した。
すごい団体登山者
尾根に出る
 到着は10時となってしまった。すでに駐車場は満杯状態であったが何とか空きスペースに停められた。この山は周回コースとなっていて、西側からの時計回りで行くか、東側の反時計回りで行くかだが、おおかたの方は東回りを選択されるようだ。われわれも同様のコース選択をした。
さくら峠到着
広葉樹林帯を登る
 さくら峠と言われるところまでは、植林地帯であまり面白くはないが、峠から先は広葉樹林帯となってきてとても雰囲気が良くなってきた。花の方も、もうほとんど終わっているためかすべてが花付き悪いが、スミレサイシン、フイリシハイスミレ、エイザンスミレ、マルバスミレ等々のスミレとヒトリシズカ、キバナイカリソウが見られた。
下界を眺望する
みのわ平到着
 しばらく進むと谷底に駐車場が見えるビュースポットにでた。今日は天気が良すぎてあまり眺望はきかないようだ。間もなくで「みのわ平」という広場に到着する。ここでしばらくの休憩をとる。
観察風景
ヤブレガサの群落
 この後もつづれおりの登りやすい道を進むと、今回ターゲットにしていた花が石灰岩の巨岩にへばりついて咲いていた。何とか形を崩していないモデルをさがしたが、どれも少しいたんでいるように見えた。1週間から10日遅かったようだ。そして、頂上付近では「ヤブレガサ」の大群生に出会った。バイケイソウの群落は各地で出会っているが、ヤブレガサは珍しい。
頂上間近の尾根道
頂上での集合写真
 間もなく進むと歩きやすい尾根道に出、すぐに頂上に到着できた。頂上は見晴らしも良く、昼食をとってからみんなでの記念写真を山頂にいた方に撮ってもらった。雪を戴いた「能郷白山」が遠くに何とか見られた。
気持ち良い下山道1
ニリンソウの絨毯の道
 下り道にもヤブレガサは群生していたが、それ以上に綺麗なニリンソウの絨毯を敷き詰めたようなコースを歩くことになった。バイケイソウも少しは現れてきたが、コースは歩きやすくとても気持ちが良かった。
黄色の花の群生を観察
気持ち良い下山道2
 やがて、白のニリンソウに混じって、「ヤマブキソウ」が群生しているところがあった。白い花ばかりにあって、「ヤマブキソウ」の黄色は鮮やかな黄色で目に沁みた。
植林地を下る
沢に出る
 気持ちの良い下り道がとぎれると登りの時と同様植林地帯に入ってしまう。この辺はあまり面白くはない。そして沢にも出て渡渉する場面もでてきた。でも水量はそれほどでもないので心配する事はなかった。
渡渉する
駐車場へ帰着
 やがてスタートしたあいの森駐車場に帰ってきた。すでに4時半をまわっていて、あれだけ駐車していた車はわれわれとあと1台のみになっていた。それにしてもスローペースだったが、ペースを上げられないほどたくさんの花に出会えた。周回でき、歩きやすく、標高差も適当で、花が多い舟伏山は素晴らしい山だと思った。
舟伏山で観察した花の記録はこちら