燕山荘を出発
水浸しのテン場
燕山荘はそれほど混んでなかったのだが、どうも熟睡はできなかった。今日も天気は崩れてしまったままなのだが、とにかく昨日蛙岩の穴にデポしたテント等の大きな荷物を回収に行かねばならないので朝一番にまだ続く雷雨の中を出かけた。荷物は昨日の状態のまま大丈夫だった。山小屋に帰ってからも天気の様子をうかがっていたが、どうも好転しそうにないので、燕岳は今回パスして下山する事を決断した。そして合戦尾根を下った。すでに9時前になっていた。
下山方面の眺望
ライチョウの親子
雨はかなり小雨となって下界の眺望も少し開けてきた。出発してすぐ子供5匹を従えたライチョウの散歩に出会えた。大人のライチョウには昨日も出会ったが、親子一緒のほんとに可愛いい光景であった。また、この後の下山途中でホシガラスにも出会うことができた。
燕岳方面の眺望
燕山荘を振り返る
燕岳をパスしたことは残念だが、こんな天気ではいたしかたない。眺めると頂上の尾根には厚い雲がかかっていた。次の機会には是非登頂したいと山だと思った。燕山荘にはまだ登山者がいるようだ。また何時かこの山小屋の世話になることもあるのだろうか。
合戦尾根を下る
合戦小屋到着
おもわぬ鳥の出迎えで時間をとったが、ここからは合戦尾根を一気に下った。おもったよりも早く合戦小屋に到着した。たくさんの登山者が名物の冷やしスイカを食べていたが、800円は少々お高いので、写真だけ撮ってもらって先を急ぐことにした。
富士見ベンチ
中房温泉郷
合戦尾根はさすがに急坂だった。登りのコースとしなかった事は正解だったと思った。逆にこのコースを登ってくる登山者の多いことに驚いた。今日は月曜日なのに。中にはテントなど大きな荷物を背負って登ってくる方もいた。こちらは下りなので休憩ポイントの富士見ベンチ第三、第二、と続くベンチを休まず快調に下ることができた。やがて中房温泉の赤い屋根が望めるところまで下って来た。
第二ベンチ
中房温泉へ下山
そこから思ったよりは時間がかかったが、とばしたせいで乗れたらと思っていた穂高駅行きのバスに間に合うことができた。今回の山行を振り返ると、登りの一ノ沢の綺麗な花たち、常念岳の眺望、槍の近くに沈んだ夕日、大天井岳に続く素晴らしい尾根道縦走、蛙岩での落雷暴風雨遭遇、荷物デポで逃れた燕山荘とデポした荷物の回収、すっ飛ばして下山した合戦尾根・・・花と嵐の素晴らしい表銀座縦走3日間だった。
三日間で出会った花々
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タマガワホトトギス |
ゴゼンタチバナ |
オオヤマレンゲ |
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シナノオトギリ |
オニシモツケ |
トリカブト |
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コバノイチヤクソウ |
ズダヤクシュ |
キソチドリ |
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クルマユリ |
コイチヨウラン |
ギンリョウソウ |
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キヌガサソウ |
グンナイフウロ |
コンロンソウ |
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オオバミゾホウズキ |
クロクモソウ |
ヨツバシオガマ |
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シモツケソウ |
ニッコウキスゲ |
センジュガンピ |
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ヤマブキショウマ |
クロトウヒレン |
コキンレイカ |
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調査中 |
ミヤマママコナ |
エゾシオガマ |
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ハクサンフウロ |
ウサギギク |
ハクサンシャクナゲ |
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ミヤマダイコンソウ |
ハクサンチドリ |
ツマトリソウ・マイズルソウ |
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コマクサ |
シナノキンバイ |
アオノツガザクラ |
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チングルマ |
オオヒョウタンボク |
コイワカガミ |
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ネバリノギラン |
チシマギキョウ |
ミヤマクワガタ |
3日目(7月28日)の記録