ヒメサユリ咲く越後の守門岳浅草岳

【日 時】 2009年7月5日(日)
【行き先】 越後浅草岳
【天 気】 曇り晴れ
【メンバー】 Keyさん、まささん、DKさん、シャラ

【コース・タイム】
 ネズモチ平駐車場   5:10  
  (スタート)
 前岳分岐        7:15
 浅草岳頂上      7:55   8:15   
 ピーク1484     9:05    
 林道口        10:00
 ネズモチ平駐車場  11:10
  (ゴール)
今回歩いたトラックログ
ネズモチ平駐車場より出発
林道を登山口へ
 昨夜は4人がそれぞれ個別にテントを張ってねむった。夜はけっこう蒸し暑かったので、寝付きが悪く、熟睡とまではいかなかった。今日は浅草岳を登り、関西まで帰らねばならないので、出来るだけ朝早く出発する方向でスタートした。幸い天気は昨日よりも良さそうで、今日登る山の尾根が駐車場から目の前に見えていた。
登山口から登る
ブナ林現る
 標高は今日の浅草岳の方が少し高いが、登り口の標高もこちらの方が150m高いので、差し引きの標高差は今日の方が少ないだろう。Keyさんは、帰る日に少しでも楽な山を登るように意図して企画されたようだ。これは正解であり参加者としては嬉しい。
連続する急登
眺望悪し
 急登の途中で少し開けたところがあり、小休止をとる。汗が目の中に入るくらい湧いてくる。昨日の守門岳でも同じだったが、その汗のにおいにひかれてか、虫が顔のまわりによってきて、虫を手で払いながらの苦しい登りが続いた。もう少し花でも咲いていたら気もまぎらわせられたのだが。
小休止の風景
前岳分岐に到着
 やっと傾斜が緩い尾根道になって間もなく前岳への分岐に到着できた。ここまで、やはり2時間余かかった。もう急な登りはなさそうで、前方が開けていて、雪渓らしきものが残っているのが見えた。前岳には登らず浅草岳頂上をめざした。
残っていた雪渓
雪渓通過
 雪渓といってももうかなり何人もの登山者が踏みつけているので、汚れた雪となっていた。それでも滑らないよう慎重に進む。雪渓が終わった右手の斜面には、イワイチョウやコイワカガミが見られた。雪解けとともに咲き出したのだろう。このあたりから木道が整備され歩きやすい道がつくられていた。
ヒメサユリ脇の登山道
ヒメサユリを撮りながら
 そしてその両側にはヒメサユリがたくさん咲いていた。こちらのヒメサユリは昨日よりも色が濃く、さらに綺麗に思えた。そして少し行ったところに白花のヒメサユリも一株咲いていた。浅草岳は、たくさんの百合の花がが咲く素晴らしい山だと実感した。そして、その花のピッタリの時期にこの山に来られた喜びが湧いてきた。
頂上あと少し
頂上到着
 頂上手前の周回コースとなっている小高い丘に今回で一番多くヒメサユリが咲いていた。みんな写真を撮りに行く。その途中には昨日よりもたくさんのトキソウも見事に咲いていた。そして、黄色のキンコウカの咲きかけも一株見つけた。きっとこれからこの湿地を黄色く染めるのだろう。間もなく頂上へ到着した。
下山開始
再び雪渓通過
 頂上にはたくさんの登山者が次々と登って来た。バスで来たのであろう団体さんも登ってきた。やはり昨日よりこちらの山の方が人が多いようだ。行動食だけにして早々に下山とする。頂上から福島県側の斜面にシラネアオイが残っているか散策したが、さすがに終わっていた。まだ残っていた紫のキクザキイチゲを2株見つけた。
眺めの良い階段下り道
ピーク1484に到着
 再び雪渓を通過し、前岳分岐から周回コースのピーク1484に向かう。ここからの下り道も木道の階段となっていて歩きやすい。天気も良くなってきたので、周辺の眺望も素晴らしい。今回の中で一番眺望の良いスポットだった。
林道口に下山
ネズモチ平駐車場に帰着
 やがて林道への下山口に出た。ここで行動食のタイムとする。後は緩い林道の歩きで11時過ぎにネズモチ平駐車場に帰着した。朝は少なかった車も広い駐車場にいっぱいだった。さすがに人気の山なのだろう。この後風呂に入り、JR駅2階が蕎麦屋となっている店で腹こしらえをして帰路についた。思っていたより早く家に帰れた。それにしても、今回の企画はすべて完璧だった。素晴らしい企画者のKeyさんに感謝したい。
浅草岳で出会った花の記録へ