上高地BTを出発
河童橋脇より
「さわやか信州号」で上高地バスターミナルに6時過ぎに着いたのだが、荷物の整理や朝食等に時間がかかってしまって、出発が7時半を過ぎてしまった。お天気は残念ながら良くなく小雨が降ったりやんだり。ザックカバーを付け、合羽を着て出発する。今回、よけいな荷物を持って来すぎたようでザックがかなり重い。相変わらずたくさんの登山者だ。河童橋の脇から梓川こしに山並みが見えるはずなのに、ガスっていて眺望はよくない。
明神到着
何故かオオルリ
明神に着くと、たくさんの登山者が休んでいた。ここで雨もあがったので、合羽をぬぐ。一昨年の秋、猿がコナシの実を食べていた木のあるベンチのところで最初の休憩をとった。コナシの実はなっているが、まだ食べられない。秋には赤く色づくのだろう。間もなく出発すると道沿いの木に何故か「オオルリ」がとまっていた。
横尾にて
本谷橋に向かって
徳沢園を過ぎて横尾に着く頃には天気も回復傾向となって、少し陽も出てきた。しかし、重い荷物でペースはあがらない。この調子だと涸沢のテント場に何時に着くのだろうか。それより、無事にたとり着けるのだろうか。横尾で少し長い休みを取って次の目的地本谷橋へと向かう。
本谷橋で小休止
涸沢テント場へ
やっとの思いで本谷橋へ到着する。冷たい沢の水で顔を洗うと気持ちが良く、疲れが少し癒される。橋のたもとでしばしの休憩。しかし、本日はここからがほんとうの登りとなるのだ。
涸沢が見えた
雪渓残る登り道
急な登り道を最初は沢に沿って登って行く。一昨年の秋とは景色が全く違う。夏山なのだから。大きな沢から離れかなり登って行くと遠くに涸沢のテント場らしき風景が望めた。カラフルなテントが並んで見えた。そしてさらに登って行くと雪渓が出てきた。今年はたくさんの雪が残っているみたいだ。このところの天候不順で、日照不足で雪解けが進まなかったためだろうか。
涸沢ヒュッテ到着
テント場へ
雪渓の道は思いのほか歩きにくく、先に見えているテント場までがさらに遠くになったように感じた。最後はもうへとへとになり、涸沢ヒュッテに到着。もう4時半だった。たくさんのテントの中で場所を探してテントを張り、明日の好天を祈って早い目に眠った。
さあ、明日はいったいどんな日になるのだろうか。
三日間で出会った花々
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トモエシオガマ |
ジャコウソウ |
ソバナ |
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メタカラコウ |
ヤマホタルブクロ |
ヤマオダマキ |
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クサボタン |
ツバメオモト(実) |
クロクモソウ |
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トモエソウ |
タマガワホトトギス |
コバノイチヤクソウ |
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オガラバナ |
クルマユリ |
オオヒョウタンボク |
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チングルマ |
ニッコウキスゲ |
シナノキンバイ |
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クロトウヒレン |
トリカブト |
ハクサンフウロ |
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コバイケイソウ |
チシマギキョウ |
タカネヤハズハハコ |
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カラマツソウ |
ヨツバシオガマ |
コウシンヤマハッカ |
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ハクサンイチゲ |
ミヤマオダマキ |
シコタンソウ |
1日目(8月8日)の記録