富士見台スノーシュー登山
  
  【日 時】 2010年2月10日(水)
  【行き先】 南信州富士見台
  【天 気】 曇り雨
  【メンバー】 山太さん、わかばさん、もきちさん、
         くろさん、シャラ

  【コース・タイム】
   富士見台高原ゴンドラ駐車場   8:20  
   第二リフト下車(スタート)  9:15
   神坂峠       10:40
   万岳荘      11:10  13:00
   第二リフト乗車(終了)     14:45 
   第二リフト下車  14:50
   富士見台高原ゴンドラ駐車場 15:30
今回歩いたトラックログ(クリック拡大)
駐車場よりスタート
ゴンドラ乗車
 問題は天気だった。今シーズンは個人的には晴天に出会う確率が良くない。この日も週間天気は「曇り」であった。富士見台高原ゴンドラ駐車場で仮眠をとり、簡単な朝食を済ませてゴンドラ運行の時間に合わせて出発した。同行のメンバー、山太さんとくろさんとは初めて、わかばさんとは6年前に北八ヶ岳で、もきちさんとはスキーで2回ほど一緒させていただいている。
ゲレンデで
第二リフトへ
第二リフト乗車
スノーシュースタート
 ここ、「ヘブンス園原スキー場」は斜度もきつくなく、こじんまりしたスキー場に思えた。なんと言っても高速のインターからすぐ近くというのがセールスポイントだ。さすがに今日は平日だけあって、スキーのインストラクターらしき面々が練習しているくらいで、お客さんはほとんどなさそうだ。
展望場の標識
林道への標識
 第二リフトをおりたところで、みんなスノーシューを装着する。いよいよスタートだ。少し登ったところに南アルプスの展望場があり、山並みを描いた標識があった。しかし、残念ながら晴天なら本来望めるだろう山々は何も見えなかった。さらに進むと林道への案内看板があった。
自然雪の造形物
林道のスノーシュー歩き
 林道スノーシューの途中に思わぬ雪の造形物があった。これは目をこらすと動物の何かに見えるのだが。林道スノーシューは斜度が厳しくないので快適ではあるのだが、林間コースでないので、面白みは少ないように思う。雪の量もどれくらいかわからないが、1m弱くらいではなかろうか。
天候悪化
雨のスノーシュー
 先を行く山太リーダーの前方が霞むようにガスってくると雨が降り出してきた。一番恐れていた天候悪化。しかもしばらくすると本降りに近い雨模様。雪なら少々吹雪いてもしかたないのだが、この時期にある程度標高のある地で雨とは。・・・
山荘が見えた
みんな山荘へ
 自然とテンションはさがってくる。山太さんの歩く先に立派な山小屋らしき建物がガスの中に現れた。なんとか雨の中、山小屋「万岳荘」へ到着することができた。後続者も次々と到着。中に入ってほっとする。もうこの時点で、みんな今日の目標ポイント富士見台への登頂はあきらめムードだ。
素晴らしいバースデイケーキ
素晴らしい誕生日お祝いセレモニー
 結局ここでゆっくりと昼食タイムとすることになった。そしてその後の「山太さん誕生お祝い企画」が素晴らしかった。すべてわかばさんが企画と準備物を用意されて、手際よくバースデーケーキをつくり、クラッカーまで鳴らして記念写真。ケーキも山小屋で食べるのしては本格的なもので、ほんとに美味しかった。2時間近く山小屋で楽しく過ごしたが、外を見てもやっぱり雨はやんでなかった。誰も目的地までという者もなく、このまま来た道を戻ることとなった。
 駐車場付近とゴンドラから見た様子では雪はほとんどなかったが、ゴンドラをおりた地点からはスキー場だけあってスキーが出来るくらいはつもっていた。ゲレンデの端を遠慮がちに歩いて第二リフト乗り場へと向かう。問題の天気は曇りだ。この後ぜひ晴天へと好転してほしいものだ。
 囲炉裏村の山太さんが主催する平日オフで富士見台スノーシュー登山企画があがっていた。この辺りの山域へは行ったことがなく、魅力的な企画に思ったので、休暇をとって参加させていただくことにした。スノーシューも今シーズン初めてなので、3日前に近くの山で足慣らしして万全の体勢で参加させてもらった。

スキー場レストハウスで
スキー場をゴンドラ乗り場へ
 もちろん帰り道もほとんど雨の中。テンションは下がりっぱなしだった。スキー場に下りてきて、レストハウスで休憩の後、学生の団体さんががスキー教室を受けているゲレンデを横目に見てゴンドラに乗って駐車場へと下った。初参加の私が雨をもたらしたようで申し訳なく思う。でも山小屋でのバースデー企画は素晴らしかった。この企画に救われたように思う。こんな一年で一番寒い時期に標高の有るところで雨の中スノーシューとは。滅多にない体験だった。