福井県側松屋よりブナ林の大日尾根を周回

 
 【日 時】 2010年10月11日(月)
  【行き先】 若狭・湖北 大日尾根
  【天 気】 曇り晴れ
  【メンバー】 単独

  【コース・タイム】
   能登又谷林道入口出発    9:25  
   (スタート)
   沢で道に迷う          10:50
   尾根に取り付く          11:40
   高島トレイル尾根に出る    12:20
   (昼食)              13:15
   ブナの巨樹に出会う      14:30
   大日岳に到着          14:55
   やっと林道に出る        16:25
   車のデポ地へ帰着       16:35
   (ゴール)
今回歩いたトラックログ(クリックで拡大)
林道堰堤工事場所より出発
入山標識
滋賀県の北部高島市と福井県の美浜町の県境付近には素晴らしいブナ林が広がるエリアがあり、今月末、紅葉の一番綺麗な時節にここを案内することになっているので、下見を兼ねて行って見ることにした。ブナ林の大日尾根へは滋賀県側だと天増川林道終点から入るのが楽なのだが、福井側松屋から能登又谷入口付近に車をデポすれば、地図上では周回することも可能にみえるので、前々から一度トライしてみようと思っていた。
カツラ巨樹
トチ巨樹
 何処に車をデポするのかだったが、堰堤工事をしていて、その手前までしか入れなかった。工事が終われば林道終点まで車で入れるかもしれないが、結果的には周回コースの場合はここがベストだったようだ。終点には古い大御影山への案内看板があった。今回のコースはさらに沢をあがったところから大日尾根分岐と大御影山の間の尾根に取り付きたいと考えた。
イワタバコの葉とアキギリの花
綺麗な沢で迷う
 沢沿いの道には案内板やテープがなく、コース取りが難しい。一部トラバース気味に登った。カツラやトチの大木、イワタバコの葉っぱに混じってアキギリの花が綺麗に咲いていた。綺麗な沢にコースを見失って1時間ほどロスした。やっとなんとか急な尾根に取り付いてそのまま進めば大日尾根への分岐尾根に出られそうなところへ出た。
やっと尾根へ取り付く
素晴らしい天然ナメコ
 急な尾根だったが、最初テープはなかった。そのかわり、天然のナメコがびっしり付いたナラの木に出会えた。家へのお土産に少しいただいた。この尾根の途中から赤いテープが出てきた。きっともっと早く下の尾根に沢から取り付くのが正解なんだろう。
尾根道は高島トレイル道
お気に入りブナに囲まれて
 テープを目印にさらに進むと、目標としていたポイントにバッチリ出ることができた。ほっとした。時間も12時を回っていたので、ここでゆっくり昼食をとった。もともとこのあたりは高島トレイルのコースにもなっていて、黄色のテープが目印としてついている。コースは大日尾根の分岐から三重嶽へと回るが、分岐を真っ直ぐに進む。分岐手前から素晴らしいブナ林が広がっていく。
小ブナ林を行くT
ブナ巨樹前で
 ただ紅葉にはまだ早い。今月末ならバッチリだろう。お気に入りのブナの前で、三脚を取り出して写真を撮る。さらに進んでいくとこの大日尾根で一番大きなブナが待っている。ここでもワンショットを。何回かこの前で写真を撮っているが、今日もいい写真が撮れた。
小ブナ林を行くU
小ブナ林を行くV
 ここから北側の登山道沿いのブナ林が素晴らしいと思う。小ぶりだが数は夥しい。その間をぬって進むのは快感である。午後から天気は少し雲が多くなってきたように思うが、涼しくて気持ちがいい。大日岳までの間に鉄塔があり、ここから日本海側の風景が開けた。雲がかかっているあたりが野坂岳だろうか。
敦賀の山々
大日岳到着
 間もなく大日岳と標識が木にかかっている頂に到着した。とても山の頂という感じはしない。ここで小休止後くだる。この道は初めてなので興味があった。ほとんどが鉄塔沿いに下っていた。もともと鉄塔工事の道だったのだろう。1時間半早足でくだり、やっと車デポ地から別方向にのびている林道にでた。さすがにほっとした。これで無事帰れると。
鉄塔脇道を下る
林道に出る
 林道を10分歩いたら車デポ地にピッタリ帰着できた。このコース結果的にはうまく周回できたが、登りの沢道とトレイル尾根への取り付けポイントでかなり迷ってしまった。本番はもう少しうまくいくだろう。下りの鉄塔道はあまり面白くないので大日尾根までのピストンするのも一案だろう。その場合、大御影山まで行ってそこからくだるコースの選択もできる。