アップダウンを何回か繰り返して頂上のある尾根へ向かう。天気は晴れたり曇ったりとまずまず。右手前方の視界が開けると、頂上のある尾根の先に前回大ダワと教えてもらった小高いピークが、そして遠くには尖がった奥美濃の槍、蕎麦粒山の姿も確認できた。
土蔵岳へ山スキー尾根ピストン
 今シーズン2回目の山スキーは湖北の土蔵岳へ。京都S会のメンバー6人で。土蔵岳へは3年前にも尾根縦走で登っている。今回は八草トンネルを抜けたところから直登するコースとなった。天気はまずまずで青空も見られたが、今年の積雪量はこの山域にしては例年になくかなり少ないようだ。

【日 時】 2014年2月16日(日)
【行き先】 土蔵岳(1.008m)
【天 気】 曇り晴
【メンバー】 京都S会メンバー6名

【コース・タイム】
 尾根取付き登山口    9:20
  (スタート)
 P 885        11:40
 上原谷滑降ポイント   13:05
 土蔵岳頂上(昼食) 13:30  14:00
 滑降開始          14:05
 P 885(滑降終了) 15:40
 尾根取付き登山口帰着 17:20 
            

 サブリーダーの調査の結果、谷(上原谷)を滑るのは危ないとの判断で、登って来た尾根道を滑ることが決まった。コースも狭く、ブナや多くの樹木が林立して登り返しがある尾根なので、滑りは苦労の連続だった。最後のブッシュ帯は滑れないので担いでツボ足で下った。久しぶりの担ぎ、それもまた楽しかった。下山時刻は5時20分、タイムアウトギリギリになった。登り始めからたっぷり8時間の山スキーを心行くまで満喫した一日だった。
金糞岳眺望
 最後の尾根に取付くと見事なブナの樹林帯となっていく。真っ白な大地、青空とブナ林の空間を登る、この快感が山スキーの歓びだと何時も感じる。頂上まで最後の急登りを行く。他に登山者はいない。われわれ6名がこの素晴しい空間を独占している。
 雪の量が少ないせいで、ふつうなら雪の下になる樹木の枝が雪上に出てブッシュとなり、登行の障害となった。特に最初の急登は大苦労だった。傾斜がきつい上に枝がじゃまをしてコース取りがかなり難しかった。それでもシールは良く効いたので、慎重に枝を避けて登った。
滑降開始
ブナ林帯尾根の登行V
土蔵岳頂上へ
ブナ林帯尾根の登行T
最初の休止
ブッシュ帯を抜ける
登行開始
今回のトラックログ
出発準備
急登尾根を行くT
急登尾根を行くU
 苦労して最初の難関ブッシュ帯を抜けると登りやすい尾根コースが開けた。ここからはペースが少しあがったが、最初のポイントであるP885までに2時間20分もかかってしまった。小休止をして水分補給をする。すでに上着は脱いでいるが、汗もかいている。左手後方は視界が開けてきて滋賀県第2峰金糞岳が今回も綺麗に見られた。
 このポイントで高度はかなり上がってきているが、距離的には頂上までの半分にも達していない。ここからは更に登りやすい尾根となり、待望のブナの樹も現れてきた。ただ一方的な登りでなく、大きな下りや登り返しがあり頂上はまだまだ先のようだ。
積雪断層調査
恒例バンダナショット
 頂上下でサブリーダーが雪を掘って積雪層を調べている。私は前回と同じく土蔵岳道標の横で登頂写真を撮ってもらった。時間がかなり押していて、昼食は30分で済ませて滑降準備をして出発となった。時刻は2時を回ってしまった。
スキーを担いで登り口帰着
ブナ林帯尾根の登行U
蕎麦粒山眺望