おこぼさんのオダイモク

南酒井町のオダイモク北酒井町のオダイモク


嵯峨人形の首振り合点(布袋)さん。合点さんの右には烏帽子をかぶり犬だき御所人形に似た一体、合点さんの左には寄りそう童子、さらに左に立つ童子の一体、これら三体は享保年代(1716〜36)の初めに創成された「いづくら人形」の大作であるそうです。

 人形の納箱の表蓋墨書銘
  酒井社  宝暦十庚辰(1760)
     御講坊荘人形 布袋
      正月八日 南酒井町

尾上の尉と姥の人形二体。水害で胡粉ははげ、彩色も衰えている。残念ながら熊手や箒は残存ていません。古格がうかがえる木彫の嵯峨人形。

行司役の夷さま。
右手に軍配を高くあげ、左脇に鯛をかいこみ、釣竿を張っている。
人形の寸法
   (夷  五八糎)

相撲人形3体を納める箱書きの表に
  延享四丁卯暦   江州下坂本
  一向社大権現   御講坊人形
 裏に
  夷箱 施主   
  北酒井町中
  同京坂本屋徳右衛門

との墨書銘があります。

右手を高くあげ、布袋に向って立つ大黒天さま。
人形の寸法
(大黒 四六・五糎)

  北酒井町中
  同京坂本屋徳右衛門

との墨書銘があります。

右手をあげ、さあこいと構えている布袋さま。
人形の寸法
(布袋 四八糎)

  北酒井町中
  同京坂本屋徳右衛門

との墨書銘があります。



武者人形や作り兎で飾られた両社神社のオダイモク。

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