データ集

 立て替え前からきちんとしたデータを取っておけばOMソーラーの効果がよくわかったのでしょうが、改築を思い立ってから実行までの時間が短く、余りいいデータではありませんが、改築前後の比較データをまとめます。

 

新旧住居比較

 

 

 

 

 

新しい家

古い家

工法

木造

プレハブ

床面積

173平方メートル

149平方メートル

2重窓

1重窓

暖房

OMソーラーによる床暖房(灯油ボイラー)

部屋ごとに石油ファンヒーター

冷房

エアコン1台(古い家からのもの)

エアコン2台(1台はヒートポンプ式)

給湯

灯油ボイラー、太陽光集熱

ガス湯沸かし器

風呂

灯油ボイラー、太陽光集熱

ガス釜

炊事

IHヒーター(非常用にガスコンロ)

ガスレンジ

上水

井戸水(非常用上水道)

井戸水

下水

合併浄化槽(近く公共下水道予定)

単独浄化槽

電気

関西電力(太陽光発電の売りを含む)

関西電力からの買い取り

 

(1)   室温比較

OMソーラーで家全体が寒くなくなります。立て替え前、暖房による温度変化の影響が少ないトイレの温度を取っていました。改築後もトイレはほぼ同じ位置になりました。トイレは立ち下がりダクトからは余り近くない位置ですが、床には吹き出し口があり暖気が入ります。(但し部屋が狭く抜けが悪いためか、流量は少ないように思いますが)。

 冬の間は補助暖房は欠かせませんが、早朝3時間程度と夜も少し入れれば、日中はよほど寒い日でなければ入れる必要はありません。

 下のグラフは改築前後のトイレの温度ですが、改築前の最高と改築後の最低が同じレベルで、改築後はどんなに寒い日でも10℃を切ることはありません。

 

(2)   エネルギー使用料

これは余りきちんとしたデータが取れていません。改築前が概算になっています。00年は途中仮住まいでデータが混乱しており、02年は途中経過なので99年と01年の比較が適当かと思います。

イメージとしては電気代は太陽光発電の余剰電力を売った分を差し引いても微増になっています。床面積増加分と割り切ることにします。

熱源をガスから灯油に変えたことは経費節減に大きく寄与しています。非常用にプロパンガスの契約をしていますが、これは基本料金を支払っているだけでほとんど使用していませんので、考え方次第では無くしてもいいかも知れません。春から秋の晴れた日はお湯取りができて灯油の補給もほとんどしなくてもすみます。

 

(3)太陽光発電

    太陽光発電は冬場は余り期待できません。しかしもっとも寒い1月下旬から2月始めにかけて上昇に転じ、「光の春」を実感します。発電量を関西電力への売値で換算しますと、年間7万円程度になります。

    設備費が275万円、新エネルギー財団の補助が76万円、市の補助が10万円なので元を取るのに27年かかる計算になります。ただ屋根一体型の発電パネルのため、この部分の瓦等の部材が不要になり90万円くらい浮いていると言う話を聞いたことがあり(確認は取れていませんが)、これを差し引くと14年くらいです。

 

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