OMソーラーの家(2)
5月31日(水)OMパネル
南面東側のOMパネル(ガラスの集熱面)。下部の緑の部分からガラスの下に空気を導入して暖めた空気を床下に送り、冬の暖房をします。緑のシートは私の会社(三菱樹脂)のルフタイトです。この上にキヤノン製太陽電池パネルが乗ります。(他にも雨樋も会社のルーフィットを使いました)
太陽電池パネルの裏側
キヤノンの太陽電池は屋根一体型で薄くて軽く、普通のトタン板の様ですが、裏側に電線が出ています。
施工
瓦のかわりに並べて、電線をつないでいきます。これは北側に写真です。本来なら南側に並べる方が効率がいいのですが、OM用ガラスパネルの関係で半分北側になりました。出力は2.82kwですが北側は効率が64%と言われていますので、実質2.3kw程度です。
ハンドリングボックス
屋根裏のハンドリングボックス。屋根の下を通って暖められた空気をファンで集め、冬は手前の下向きダクトで床下に送り、基礎のピットを通して家全体の床を暖めます。
夏はダンパーを切り替え、左のダクトから直接屋外に排気します。普通は空気取り入れ口は軒先にありますが、加藤工務店さんの設計は屋根裏から取り入れるようになっており、屋根裏の温度低下にも効果があるのではないかと考えています。
また、ハンドリングボックス内に熱交換機が入っており、熱媒を介して屋外の貯湯槽(300L)の水を温めることができます。夏の晴天の日は炊事、家族7人の風呂までほとんどまかなうことができます。
立ち下がりダクト
左のグレーの円柱がハンドリングボックスから床下へ空気を送るダクトです。これは2階の寝室でこの部分は壁で囲いました。1階のダイニングに下りていますが、1階は壁で囲わずダクトのままです。ただ、回りに壁と同じ白の壁紙を巻いてもらいました。
床下のファン・コンベクター
冬の気温の低いときでも太陽さえ出ていれば床は暖かくなりますが、湖北地方の冬はどんよりと曇った日が多く、その時には補助暖房が必要になります。これはその装置。ボイラーから暖めた熱媒を送り、ファンで熱風を床下に送ります。東向きと西向きに2台おき、独立で運転できるようにしています。普段生活する西側を主に使います。
9月15日(金)完成
9月14日から17日にかけて自力で引っ越しをし(仮住まいが3軒隣だったので)、16日の夜から新居で生活を始めました。