四十二巻 |
まずは無事に発行されたことにひと安心。帯のピンバッジプレゼントでは、四十三巻は十一月発売予定となっていますが、現在連載ペースだと、かなりスケジュールが厳しいように思えます。 モーニング本誌や公式ツイッターでは、長期休載の理由が説明されていませんが、ツジトモ先生は漫画は描ける状態だと解釈して良いのでしょうか。 三巻の表紙がマスコットに……! 監督が各チームのマスコットになってるのは可愛い(プレスカンファレンスに登場していたヒゲとサングラスの人は新潟の監督のようです)ですが、選手が全てパッカ君とワッシなのは、観客や視聴者は言うまでもなく、審判やテレビの実況、解説者も混乱しそうです。 日本代表監督が相手でも攻める姿勢を崩さない有里ちゃん。「この子」扱いが新鮮です。気に入られ過ぎると、協会にお持ち帰りされるかもしれませんので、周りが気をつけてあげてください。 |
---|---|
三十八号(♯422) |
スタジアムの雰囲気を変える夏木コール。豪快なゴールでチームに勢いをもたらすことができる選手という後藤さんの評価に、ケガに泣かされた昨シーズンを思い出した有里ちゃんが涙ぐんでいます。ホーム名古屋戦の逆転勝利に泣きながら仕事をし、椿くんのA代表デビューに涙を浮かべていた彼女が、この東京ダービーでどんな顔をするのか楽しみです。もしも隣で泣かれても、ハンカチ一つ差し出せそうにないのが、後藤さんという人なんでしょうね……。 プレシーズンマッチと前回のドロー。三点差くらいで勝たないと俺の中では計算が合わない。サッカーを題材にした漫画や小説で、こういう計算をする人を見かけたことがあるのですが、負けず嫌いの多い世界ではよくある計算方法なのでしょうか。 目の色が変わった東京ヴィクトリーと、それすらも読んでいたETU(と達海監督)。最後のページの持田さんの目つきが相変わらずおっかないです。 |
三十六・三十七号(♯421) |
よこせ、キザ野郎。夏木さんの口から、こういうキツいセリフが出てくる日が来るとは想像していませんでした。ホーム大阪戦前のイメージトレーニングで「パスくれよ」と叫んでいたことを思い出します。 それに対して「野蛮な動物」と返す王子。確かに夏木さんは動物っぽいですし、個人的にはストライカーという人たちには肉食獣のイメージがあります。「猛虎」と呼ばれていた日向さんの影響かもしれません。 夏木さんのゴールで同点に追いついたETU。タイトルを狙うためには、椿くん以外の選手の成長にも期待したいところです。 人間だけではなく獄卒をも試そうとする東京の私鉄。地方在住の人間からすると訳が分かりません。こういったものを使いこなし、満員電車に耐えなければ、東京では生きていけないのでしょうね。SUICAには上京の度にお世話になっています。 |
四十一巻 |
本編ではほとんど出番がないのに、「ここまでがU−22代表編。ここからがA代表編だよ!」とアナウンスしてくれるポンポンは親切だと思いました。 持田さんの成長過程。持田さんと言えば目元が印象的ですが、口元も少年のころから変わっていないようですね。 |
三十四号(♯420) |
モーニングの表紙は椿くん。代表を経験したおかげか、精悍な顔つきになっているような気がします。 村越さんはチョロイですかそうですか(涙)。長い間東京ダービーの場に立ち続けてきた彼の活躍に期待したいですが、持田さんにこんなことを言われては難しいでしょうか。 ガブリエルくんはガブリー。彼ならばガービーかなと思っていたので、王子のニックネームの法則性が分かりません。王子が言う「舌の貧しい人間」とは誰のことでしょうか。やはり夏木さん? 年を取ると、年に一度会うかどうか分からない相手が増えますし、そういう付き合いが当たり前のように思えてきます。学生時代の友人や昔の勤め先で一緒だった人ならまだしも、恋人と年に一度しか会えないのは、辛いかもしれません。 |
三十三号(♯419) |
攻める東京ヴィクトリーを、攻めの守備で迎え撃つETU。点を取らなければ勝てませんものね。その割に、ガブリエルくんと赤崎くんが重なってしまったり、夏木さんが秋森さんにマークされていたりと、攻撃陣はうまくいっていない様子。解決の糸口はあるのでしょうか。
後藤さんは有里ちゃんとピッチサイドで観戦。普段から肩を並べて試合を観ていることが、代表観戦がデートにならなかった理由の一つなのかもしれません。 |
三十二号(♯418) |
均衡した試合のスコアがセットプレーで動くのはよくあること。ブラン監督の予想通り、東京ヴィクトリーが先制。東京ダービーに備えて、サインプレーを仕込んでいたようです。 両チームとも、一試合でも落とせば優勝争いから脱落してしまう状態。今シーズンにETUがタイトルを手にするとすれば、リーグ戦ではなく天宮杯のような気がします。 気持ちを切り替えてゴールを奪え。黒田さんがいいこと言ってますが、杉江さんに蹴りをいれたのはマズくないでしょうか。 ヤツは夏の季語らしいですが、歌に詠んで誰が得するのかと疑問に思います。なお、我が家では新聞紙で倒してます。 |
三十一号(♯417) |
花森さんは独身。個人の勝手なイメージですが、ブランジャパンのメンバーは大半が独身のような気がします。城西さんと平賀さんは妻子持ちでも不思議ではないですが、越後さんと秋森さんあたりは独身っぽい。おめでたい話題が続いているリアル日本代表にあやかってもらいたいものです。 アリソンが入れたクロスを黒田さんが止める。同い年というだけで、さしたる接点もない他チームの選手まで馬鹿呼ばわりしちゃう持田さん。彼のコーナーキックがどうなるかに注目したいです。 |
三十号(♯416) |
東京ヴィクトリーの新外国人の名前はアリソン。彼はレオナルドと違い、サンバが上手に踊れるのでしょうか。 自分のプレーだけでなく、いつしかゲーム全体の流れに目を向けられるようになっていた椿くん。ダービーはもちろん、持田さんを強く意識しているようです。 その持田さんから宣告されるETUの時間切れ。夏木さんはまだ「絶対的な点取り屋」になっていないということでしょうか。東京ヴィクトリーのカウンターがおっかないです。 捨てちゃう食材で作った煮こごり。最初に目にした時には巨大なこんにゃくかと思いました。これは食べきっても満腹感は得られないでしょうね。 |
二十九号(♯415) |
東京ヴィクトリーは中断期間中にブラジル人を補強した模様。「守備に関してはザル」ということですから、FWか攻撃的MFでしょうか。 ガブリエル君から渡ったボールを夏木さん決められず。ガッカリしている社長がどことなくかわいいです。 ボランチでのプレーを楽しみ始めたように見えるが、代表に興味があるのかは疑問。これがブラン監督による王子の評価のようです。ユニフォームに襟が付いていれば、関心を持ってくれるかもしれませんが、確かにどちらかと言えば興味がなさそうに見えます。 チームのためではなく、自分のために代表入りを目指すことにした村越さんを相手にしてもに倒れない持田さん。筋肉がついているようには見えないので、体幹やバランス感覚が優れているのかもしれません。 ETUは五位で東京ヴィクトリーは六位。「ダービーに付き合ってやってる」という東京ヴィクトリーのコールリーダーに、ETUのサーゴール裏との温度差を感じました。 |
二十八号(♯414) |
今日の俺はやれる。椿くんのメンタルは安定している状態でキックオフ。90分後が心配(持田さんに地獄を見せられるとか持田さんの負傷退場とか)ですが、日本代表選出を目指し、活躍して欲しいものです。 序盤から激しい攻防が繰り広げられるのも、ダービーといったところ。東京ダービーは物語のヤマ場と言える部分ですし、今年いっぱいは描かれそうな気がします。 カッコいい猫のルーツはやはりエジプトにあった。逆に、外見がゆるいネコはエジプトにはいないのでしょうか。ペットがキリッとしすぎていると、飼い主がリラックスできない気がします。 それはそうと、禊萩さんは猫缶を食べたことがあるようです。給料日前に食べるものがなくて……というタイプには見えませんし、人間用の缶詰と間違って口にしたのかもしれません。 |
二十七号(♯413) |
バチバチバチバチ。二人の間に響くのは火花の音ではなく打撃音。「地獄を見せてやる」とまで言い放ったいじめっこ気質の持田さんを前に、引かなかった椿くんは本当に立派になったと思います。 ゴール裏の巨大横断幕(ホーム開幕戦で掲げていたのと同じものですね)と、コレオグラフィ。ETUのサポーターに対して、東京ヴィクトリーのサポーターも多くの旗を掲げている様子。ようやく選手が円陣を組みます。 |
二十六号(♯412) |
俺の心のファンタジスタ。コータくんはキョーコちゃんの個性的なところが好きなようです。パッカ君の着ぐるみ帽は耳まで覆ってくれているので、秋冬の試合観戦には良さそうですね。 ロッカールームで円陣を組むETUの選手とコーチ、後藤さん。「リーグ戦のうちの1試合というのは嘘。ダービーは特別」だと言うことができ、達海監督はスッキリしています。選手は気合十分。ゴール裏もこの日のために特別な仕掛けを用意しているようですし、ダービーを前に盛り上がっています。 持田さんはピッチでは削りますが、(たぶん)噛んだりはしません。頭では理解しているつもりですが、「早く誰か(城西さんか村越さんあたりが理想)来て」と椿くんのために願わずにはいられません。 平安貴族はまったりと歌を詠み、おじゃるごじゃる言うもの。歌合で勝敗を競ったり、その場に応じて即興で歌を作る能力も求められるので、歌を詠むのは現代人が想像するほどまったりしていないのかもしれません。 |
四十巻 |
おじさん間違ってました。単行本を確認したところ、「ETUと川崎が得失点差で並んで6位タイ」が間違いで、「勝ち点は同じだけど得失点差で川崎が6位、ETU7位」が正しいようです。山さんが悪いのではなくて、携帯サイトがやらかしたのだと思います。 後藤さんは気づいてないだけで、色々と女の子に騙されてきていると思う。有里ちゃんに何てこと言わせるんですか! モーニング二十五号の「(笠野さんと違ってマメじゃないから)後藤さんは独身」発言と言い、有里ちゃんがここまで言うのは後藤さん相手だけです(身内である永田兄弟にも厳しいですが)。言われっぱなしの後藤さんの反撃に期待していいものでしょうか。 甲府はシーズン当初のETU。達海監督に批判的な村越さんや黒田さん、そして子犬のように怯えていた椿くんをイメージした松原コーチに思わず吹いてしまいました。皆、変わった(成長した)ものですね。 |
二十五号(♯411) |
まるでゾンビ。以前は夏木さんに「悪魔のような」などと言われていましたし、評価だけ聞いていると、持田さんはホラー漫画の登場人物のようです。東京ダービーで彼がまた椿くんにおっかない笑顔を向けないか心配です。 いよいよ舞台は隅田川スタジアムへ。浅倉社長と副社長がご来場。既に副社長を陥落させていた笠野さんの手腕に、有里ちゃんから「お父さん会長退きなよ」という厳しい一言が飛びます。分かってはいましたが、ツジトモ先生にとって、永田兄弟はもう笠野さんの引き立て役以外の何者でもないのでしょうね。 後藤さんは笠野さんと違ってマメじゃないから独身。ぜひ後藤さん本人に聞かせたい台詞です。すわ観戦デートとかと(私が)盛り上がったウルグアイ戦も、試合が終わったら寄り道もせず家まで送り届けて、おやすみなさい、また明日。だったんでしょうか。もしかしたら有里ちゃんは、試合の帰りに食事するとか、次の代表観戦の約束をするとか、そういうことを後藤さんに期待していたのかもしれません。 東京ダービーはブラン監督も観戦。フランス人らしく有里ちゃんにアプローチかけてます。そろそろ協会の女性スタッフの名前を明かしてはもらえるとありがたいのですが。 |
二十四号(♯410) |
ヨーロッパチャンピオンズリーグで活躍し、可能であれば移籍する。俺の成長がひいては日本代表のレベルアップにつながるだろう。目標だけでなく予言めいたことまで口にする花森さん。相変わらずよく分からない自信をお持ちのようです。そしてついて語られる持田さんとの因縁! 確かにこの二人は連絡は取り合わなそう。下手をすれば連絡先を知らない可能性もありそうです(管理人の個人的なイメージです)。携帯やスマホを渡しても紛失する(した)達海さんと違い、持田さんは失くさずに持ってるように見えるのですが。携帯は持っているけれども使わずにアポ無し訪問を繰り返して、城西さんや平泉監督に叱られているイメージが唐突に浮かびました。 インタビューの席でも持田さんは花森さんをネクラ野郎呼ばわり。マスコミ関係の方の、達海さんや椿くんを相手にするのとは違う苦労が想像できます。でもゴール決めて抱き合う程度には仲良しですし、俺の一〇番貸しといてやると言える相手なんですよね。 万人に受け入れられるものと無難なもの。それを「つまらない」と感じてしまう境界はどこにあるのでしょうね。 |
二十二・二十三号(♯409) |
雷門の前に響く達海コール。そして警察に注意される石橋さん。前年までのグダグダなイベントを知っている有里ちゃんや、それを聞かされていた藤澤さんにとっても驚きの結果となりました。 合流したゴローさんと、羽田さん、そして小学生トリオ。コータくんの「羽田先生」呼びと羽田さんの「宿題」発言からするに、以前ゴローさんの奥さんと約束した「コータ君の成績が下がったら羽田さんが無償で勉強を教える」という約束はすでに実行されているのかもしれません。 東京ヴィクトリーも練習に気合が入っています。タイトルが遠のいたと騒いだ一部のサポーターをマスコミ非公開の練習に特別に招待するというのは、声の大きいクレーマーが得をしているように見えて、本当に良いことなのか疑問です。そういう人たちをも味方につける重要性は理解できるのですが。 ドイツの花森さんに取材がやってきました。盟友……? 持田さんが花森さんに暗いとかネクラだとか暴言を吐きまくっていたせいか、二人の間に友情があるのかというと首を傾げたくなります。マスコミの手によって、人のイメージは作られていくのでしょうね。 |
二十一号(♯408) |
企画力と行動力に定評はあるが、時々めっちゃスベる。スカルズは有里ちゃんのことをこのように評価しているようです。個人的に石橋さんの永田嬢という呼び方がツボに入りました。黒田さんを昨年の決起集会に参加させ(ただし小学生には不評)、強面で売っていたスカルズのメンバーを呆れ顔にできる「会長のお嬢さん」が可愛くて仕方ありません。 スカルズの心配をよそに、有里ちゃんの司会でスタートする決起集会。クラブの広報ってこういう仕事もするんですね。パッカ君との組み合わせは、教育番組のお姉さんとマスコットみたいで和みます。アドバイスしてくれる博士ポジションに据えるには、達海監督は若すぎますが。 俺が一〇年前にしたように、ヴィクトリーをぶっ倒す。達海監督の宣言で盛り上がった決起集会。果たして彼が現役時代のことを覚えていた(有里ちゃんに言われて思い出した可能性もありますが)かは分かりませんが、有里ちゃんとの約束を守って、遅れずにイベントに参加したのは偉いと思います。……これが「不良が雨の日に動物に優しくすると凄くイイ人に見える」効果なのでしょうか。 ヨーロッパの小人や妖精はまずゴブリン。そこに可愛さを付けてしまうのは、日本の文化なのかもしれません。そして、腕はいいけどアクが強い人(と妖怪)にプロデュースされて、ミキマキちゃんはどこへいくのでしょうか。 |
二十号(♯407) |
世界、一蹴。表紙のキャッチコピーがかっこいいです。椿くんは成長して、いずれはETUから世界に飛び立ってしまうキャラなのでしょうね。 シュートミスと「悪魔みたいな」持田さんの表情がセットでトラウマになってしまった夏木さん。代表やクラブで一緒に戦っている選手も、似たような経験があるのかもしれません。花森さんは「やめろ、そんな目で俺を見るな……。だが、これも選ばれし者のみに与えられる試練……」などと自分の世界にひたりそうな気がします。 その持田さんの前で、チームを勝たせるプレーをすると決意に燃える椿くん。前回の東京V戦、持田さんの表情に怯えていた彼が、短い間に精神的に逞しくなったものです。 東京ダービーを前に、ETUは決起集会を行うとのこと。有里ちゃんは達海さんと約束をしたそうですが、決起集会に達海さんが顔を出すとか、そんな感じでしょうか。羽田さんたちは集会が盛り上がらなかったらどうしようかと心配していますが、私は達海監督がドタキャンしたり、集会を抜け出してどこかに行ったりはしないかと、そちらの方が心配でなりません。 |
十九号(♯406) |
持田さんFKを決める。スタジアムは湧きかえり、翌日のスポーツ紙のトップは持田さん一色。他に書くことがないのかと有里ちゃんはご機嫌ナナメです。持田さんのことを「クリクリ頭」なんて言えるのは彼女だけでしょうね。 事務室の机のうち、パソコンが置いてあるのは佐藤くんの席だけ。メカが苦手そうな広報部長を除き、一人一台支給されていると考えていたのですが、貧乏なETUでは、まさかこの一台を共有しているのでしょうか。選手のお給料も大事ですが、事務所の備品にも予算を回してあげてください……。 ETUではガブリエルくんが復帰。大阪戦以降出番がなかったので、ツジトモ先生に存在を忘れ去られてしまったのかと少し心配していました。緑川さんのことも思い出していただけるとありがたいです。 肉食獣をもぶちのめす芥子さんのトレーニングパートナーをつとめる鬼灯様。人事はスカウトだけでなく、部下を育てることも大事なのですね。 |
十八号(♯405) |
持田さんは東京ヴィクトリーの、花森さんは横浜マリナーズのユース出身。二人とも高校サッカーぽくないというか、上下関係を重んじる体育会系縦社会では、埋もれたまま終わるか潰されてしまいそう(達海監督にも言えることですが)な性格をしています。そして初対面から言いたい放題。長いあいだ持田さんの暴言に耐えてきただけでも、花森さんはメンタルが強い証明になると思います。 夏木さん、やらかす。スタジアムがどよめくのは、すごいプレーや不可解な判定、選手が倒れたまま動かない場合などですが、変な感じのどよめきは、見た人全員が「何、今の」と首を傾げた結果でしょうか。 決めるべき時に決めらんない奴は駄目。言葉はキツイですが、勝負の世界では正論。ホンジュラス戦は持田さんの回想を交えながら進んでいくのでしょうか。 |