俺達は天使だ


1974年(昭和54年)の春から秋にかけての半年間放映された探偵物ドラマ、
(当時はこういう探偵物、刑事物が多数放映されてましたっけ)
とにかく面白かった、見ていてホントに引き込まれたものでした。
だから野球中継で飛ばされまくった時は悲しかった・・・。
のめり込みすぎてパロディ漫画まで描いちゃったりもしました、それも自分を登場させてしまって。
すると、友人達が私も出せ、私も出せと迫ってくるというおまけも付きました。
なので私のパロ漫の麻生探偵事務所はけっこう大所帯です。


キャスト

麻生探偵事務所の皆さん
CAP麻生雅人(30):沖雅也元刑事でかなり有能な探偵(の筈)。ブーメランが得意。
YUKO藤波悠子(23):多岐川裕美探偵事務所の受付嬢兼秘書。唯一月給を貰っている人。
DARTS入江省三(26):柴田恭平ダーツと踊りの名手、通称はカメレオンとイナニマ(田舎の二枚目)
NAVI島岡至(28):渡辺篤史グランプリレーサーのナビゲーターを目指して自動車工場で働いている。
JUN芹沢準(27):神田正輝テレビ局でバイト中の小説家志望、探偵事務所では使いパシリ役かも・・・。

 
藤波法律事務所
藤波昭彦(35):小野寺昭刑事事件しか扱わないので貧乏な弁護士。麻生の先輩で悠子の兄。
関谷久美子(25):長谷直美通称クミちゃん、藤波弁護士にぞっこんの事務員で、変装の名人。

新妻署の面々
南雲係長:江守徹・・・困った、コメントがでてこない・・・
桂刑事(32):勝野洋麻生の刑事時代の同僚。
金沢刑事(27):三景啓司実働役の刑事、性格は真面目の好人物。(手柄は持っていくけど)
神保刑事(28):横谷雄三容貌と大声で通称はゴリラ。天使達とはドツキ漫才の付き合い。

脇を飾る人々
トップ屋のたにむら女史:結城美栄子ジュンにぞっこんのジャーナリスト、有能で情報通。
エログロヌードのプロデューサー:秋野太作ジュンのバイト先のディレクター。
マンション管理人:下川辰平麻生探偵事務所のあるマンション管理人。
親切な鑑識の人:中康司新妻署の鑑識課員。何かと麻生探偵事務所に協力してくれる。

ナレーター:山田康雄


ドラマの紹介

第1話 運が悪けりゃ死ぬだけさ
ピストルを盗まれたと嘆く刑事の依頼を受けたら殺人事件に遭遇、
大物政治家の黒い影まで出てきて最後には拳銃乱射の中へ。
結局二千万強のお金は取り損ね、探偵料も経費の使いすぎで赤字。

「おしい、貰い得なのに〜」(byキャプテン)

第2話 運が良ければ五千万
ご令嬢の犬探しの筈が、ご令嬢本人の偽装誘拐から拳銃密輸にまで話が発展。
落とし物の五千万は拾い損ね、依頼料は手に入らずホテルの損害賠償でまた赤字。

懐かしくて趣のある切り張りの脅迫状、今やワープロ印刷の時代だもんね。

「偽装だろうが何だろうが、娘を連れ戻せば金は貰える。」(byキャプテン)
「あっ、落とし物だ。」(byジュン)「残念ながら拾い主は警察だ。」

第3話 運が悪けりゃ殺人犯
アリバイ屋をやったダーツが殺人犯に仕立てられた、無実を晴らすべく走る天使達。
真犯人に事務所にまで乗り込まれ、危ないところだっが何とか事件は解決。
スピード違反で白バイ引っ張ってご登場のキャプテン達。
ダーツをはめた殺人犯は無事に捕まえたものの結局また赤字・・・。

「うちの事務所だ〜。」(byキャプテン)
「よくも俺のユーコを傷物にしてくれたな。」(byナビ)

第4話 運が良ければボロもうけ
単純な傷害事件の弁護と思えば、
身代わり自首から暴力団の組長射殺計画までが絡んでまたもや一騒ぎ、
そして、ごくろーさんで手柄は警察行き。
しかし、最後のダイヤは二百万になったのか?

「お金もないのにマンションに住んで、高級車乗り回している人ならココにもいるけど。」(byユーコ)

第5話 運が悪けりゃ女にモテる
兄貴に迫る女性を怪しみキャプテンに誘惑してくれという依頼が麻薬取引にまで発展、
最後にばれた謎の女の正体は麻薬Gメンだった。
一億の利子をせしめる計画はパア、依頼料の百万は三ヶ月分の家賃に消えてしまった。
アジサンド尾頭付きでお祝いしていたのに。

運が良ければ利息〜利息〜利息〜 増える〜♪

第6話 運が良ければ痛み分け
依頼人のルポライターの恋人が行方不明、彼女はキャプテンが
警察を辞める原因となった大物政治家の家のお手伝いさんだったから
もうけがなくてもキャプテンは走る。
最後は通りすがりの車が邪魔して裏取引の証拠写真は取り損ね、
せしめたお金も・・・一人アタマ九十九円。

仕掛けられた盗聴器を逆手に取って敵を罠にはめるのは良いんだけど、何人かの芝居がくさすぎる・・・。

「外だけ一万円札で、中、新聞紙だっ。」(byジュン)

第7話 運が悪けりゃ現行犯
家出息子を追いかけていると、暴走族と暴力団の麻薬取引に首を突っ込む羽目に。

渋滞に頭にきたダーツの赤色灯車に乗せてのパーポーパーポーは笑った。
ナビも考えたな〜は違うでしょう。
金沢さんもヤッちゃんとボーヤンの乱闘に切れたか拳銃を乱射してしまうし。

ナビさんが名刺の入った財布は落としたために、
初めの二十万返さなきゃならなくなっちゃったので
初めの依頼料は返金、後の二十五万は経費とユーちゃんの給料に消えてしまった。

「中毒になっちゃう、中毒になっちゃう、中毒になっちゃうーっ!!」(byナビ)

第8話 運が良ければ相続人
藤波法律事務所から二十億の遺産相続人を捜せと依頼が入った。
しかし、遺産の受取人を捜すためポリグラフの出前をしてもらうとは。
結局受取人は偽者とばれ遺産分け前にあずかる計画はパア、
(もともとの依頼金は入ったはずだが)
みんなで「走り出したらいつかお金になるだろうなんて」と歌っておしまい。

受取人候補達もあの手この手の猿芝居、危ない人達に取り囲まれたナビさんの
指詰め演技も大爆笑。(赤インクぶっかけてぐぎゃああとはっ)

第9話 運が悪けりゃワンパターン
弟を捜せの依頼の筈が銀行強盗騒ぎに。
盗まれた金を取り戻して保険会社から謝礼を貰おうと目論むが
手元に残ったのは二万円でした・・・。

今回ナビさんが足を骨折して代わりにクミちゃんが参加。
ダーツと共にカーチェイス、ドロボースタイルで突撃とご活躍。

「百万で手を打たんか?」(byキャプテン)「麻生さんっ。」(by金沢刑事)

第10話 運が良ければ特ダネだ
今回は少しばかり切ないダーツのラブロマンス話
十歳の少女がパパを捜してと貯金箱持ってやって来た。
一万円弱のお仕事なんかできない、タダでやると言い切りお仕事スタート、
ゆすりの美人女探偵とダーツの絡み、汚職の証拠のコピーも絡みと大騒ぎ、
コピーを使って特ダネにして百万円をせしめようとしたが結局失敗。

最後は貯金箱を台無しにされた少女の為に天使達がカンパするが、
キャプテンの財布からは埃しか出てこなかった・・・。

第11話 運が悪けりゃゴリラが泣くぞ
恋人が殺人容疑者になってしまい狂乱のゴリラこと神保刑事、
自分ではどうにもならんと麻生探偵事務所に依頼、
ゴリラの為にと奮闘していたら、五千万が転がり出てきた。
で結局真犯人は捕まえたがお金は入らず、(ゴリラの退職金は?)
銃撃戦のどさくさでせしめた札束もゴリラに没収。あ〜あ。

「何故かポケットにこのようなモノが・・・。」(byダーツ)
「粗品ですけど・・・。」(byジュン)

第12話 運が良ければキッスが出来る
復顔された白骨死体にそっくりな女と出くわしていたキャプテン、
どうなってんだと捜査開始、身代わり死体のからくりを解いて
行方不明の娘を捜していた父親の依頼は果たしたから、今回は三十万儲かった筈。
しかし、幽霊騒ぎまきこまれ、催眠術にかけられてとふんだりけったりではあった。

「犯罪の影には必ずたくさんのお金がある。」(byキャプテン)
「何処かで誰かが得をしている。・・・俺も得をしたい。」(byキャプテン)

第13話 運が悪けりゃ死刑台
今回は探偵事務所に死体が出現、何とか始末はつけたけど、
次は罠にはめられたキャプテンが犯人にされそうに。
被害者の父親は犯人(と思われている)の麻生に
五千万の懸賞金までかけ、キャプテン右往左往。
(窓の外を這い歩きベッドの脚を支えてともう大変、さりげなくフォローするダーツが笑える)
首尾良く五千万の小切手は手にしたものの不渡りだったので現金化は無理。

「死ぬのは俺だ。」(byキャプテン)「金を貰うのは俺達だ。」(byダーツ&ジュン)

第14話 運が良ければリッチマン
恋人の遺体と対面したがっている女性の依頼を受けて葬儀場から遺体を盗むが、
その遺体には大物政治家の秘密を記したマイクロフィルムが隠されていたから大騒ぎ。
結局ピンチの金沢刑事とゴリラを助けるためにマイクロフィルムは警察へ。
依頼料の百万は入金したからまあ良かったんじゃないかな。

「三田村さんが火葬になっちゃうよ〜。」(byジュン)

第15話 運が悪けりゃ劇的最期
人気漫画家のボディガードを引き受けたら何故か銃撃されるは車に爆弾仕掛けられるは。
実はこの漫画家ゴーストライターを使っていたのだが、
そのライターが握っていたある暴力団の内部抗争の秘密をネタに漫画化した為に
狙われていた事が判明、その組幹部を脅してお金にしようとしたが結局失敗。
依頼料の二十万は入った筈なんだけど。

しかし、「お巡りさ〜ん」と呼んだら注文したように出てくる金沢さんとゴリラには笑った。

第16話 運が良ければキャンピング
仕事も金も無い麻生探偵事務所(家賃三ヶ月分滞納中)、
偽装蒸発で依頼料をせしめようとナビさんが偽装失踪。
金がないから野宿してたら現れたのは現金五千万を抱えた美女ゆりちゃん。
彼女が持ち逃げした不正融資の金をめぐってドタバタの挙げ句五千万は証拠品として没収。

「ゆりちゃん、仲間だ。」(byナビ)

実はこの回だけ本放送時に見ていない・・・。なぜならば手術直後でテレビどころじゃ無かったからでした。

第17話 運が悪けりゃ誘拐犯
十歳の女の子が母親の密輸を止めさせるために自分を誘拐してくれと依頼、
あまりに健気な少女にほだされひとはだ脱ぐことにした天使達。
首尾良く母親を改心させられたけど、肝心のダイヤは落っことしてしまい警察に。
ヘリコプターにぶら下がってカバンのキャッチボールなんかするから・・・。

今回、母親と藤波弁護士が昔の恋人同士だったりしたからクミちゃんはご機嫌斜めでした。

第18話 運が良ければ次期社長
ダーツの新しい恋人は社長令嬢、その父親がダーツの身元調査を依頼してきた。
うまく逆タマ出来れば老後は安泰と張り切る天使達。
父親の裏金を巡って一騒動の後、令嬢はパパのもとに戻っておしまい、
礼金も貰えなかったので収入は初めの依頼料計七十万
みんなの手元には各自三万円(ユーコは二十万貰ったのか?)、
それもたにむら女史が情報量として一万円ずつ持って行っちゃった。

今回の大ヒットはジュンとナビの女装でしょうね、あそこまで気色悪くしなくてもいいのに・・・。
キャプテンもダーツも怯えきってたし・・・。

第19話 運が悪けりゃターゲット
温泉旅行にタダでいけると喜んだジュン、
実は暴力団組長の身代わりだったから、銃撃されるは崖から転落しそうになるはで大変。
この際仲の悪いふたつの組を乱闘させて
その隙に金庫からお金を失敬しようとしたが金庫が開かずに断念。
得をしたのはスクープをモノにしたたにむら女史だけでした。

「昔の忍者は偉かった〜。」(byキャプテン)

第20話 運が良ければ別れも愉し
破産寸前の麻生探偵事務所は閉鎖の憂き目に、
藤波弁護士も事務所を閉めて地方へ引っ越し、
クミちゃんも荷物と一緒に付いていった。(トラックの荷台から来ちゃった〜)
で、店じまい前の最後の仕事は人捜し、
愛車を管理人さんに売っぱらっちゃったキャプテンはチャリンコで走る。
金にならない仕事と思っていたら依頼人の正体はブラジルの大富豪だったからさあ大変、
天使達は、国際指名手配の凶悪犯も絡んだ最後の大暴れ、
その心意気に感動した依頼人からなんと五億円の入金が!!

「俺達は億万長者だ〜」(by天使達) 「俺達は何なんだ。」(by新妻署)

運が良ければまたいつか。