広瀬氏館

長浜市室町


■創築年

-
■創築者  広瀬氏
■形式 平城館
■遺構 土塁
■別称 -
■面積  -

 兵庫居立の地は室町の北端に位置し、大辰巳村の日枝神社と併合された日枝神社の西隣にあって、現在は室町の自治公園になっている地を広瀬兵庫介の屋敷と伝える。公園の北側には数本の溝跡が残っている竹薮があり、公園は土盛りしてあって屋敷跡について詳しくは分からない。

 広瀬氏は元来岐阜の広瀬村出身で、天正10年明智光秀の叛乱の際兵庫介は長浜城にいた羽柴秀吉の女房たちを岐阜へ非難させたと言い、その功績として伊吹町甲津原・浅井町高山・木之本町杉野の地で500石を宛がわれている。

 また、同族らしき者に文禄元年秀吉の馬廻衆として肥前名護屋城に駐屯した広瀬加兵衛がいる。