西砦山頂から望む塩津街道と沓掛の集落

 

沓掛西砦

伊香郡西浅井町沓掛


■創築年

-
■創築者  熊谷氏
■形式 山城砦
■遺構 土塁・郭・堀切・竪掘・土塁
■別称 集福寺北城
■標高  212m
   

 沓掛の集落には2箇所の城砦がある。西砦はその集落から見て北の砦となる。

沓掛西砦は、西の山地から北東方向にに張出した尾根先に構築されてあり、南に向かって太い土塁となって続くが、その土塁と城砦の主要あたりで、堀切によって分断されている。

 この堀切による分断は天正期の賤々岳の合戦の時の作業ではないだろうか。土地の好事家の笹木久増氏『賤嶽史蹟伝説』によると、羽柴藤吉郎秀吉方の「沓掛山砦・明石与四郎則實五百人」とあるのはここに該当するのではないだろうか。

堀 切

 

 

一騎駆け