総山城

長浜市垣篭町


■創築年

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■創築者  -
■形式 山城砦
■遺構 土塁、堀切、掘割、郭
■標高 229m
■面積  100m×250m

 長浜市垣篭町と山東町村井田の境界を画する臥竜の尾根に位置する。横山城から見れば尾根伝いに北約1.5kmの地点、横山連峰の北の端のピークである。

 総山古墳のある標高229mに郭があり、尾根伝いに北に115mの間に6箇所の郭を段城に配し、南に130mの間にも1条の堀切と5箇所の郭を設けており、最南端は峠道が掘割(高約10m×幅約10m)となっている。

これは尾根道を遮断する為に、本来の峠道を”姉川の合戦”の時にさらに掘り下げたのでは無かろうか?

 最高頂は「総山古墳」、南端の掘割の北側ピークは「犬飼古墳」であり、本来の古墳地形に防禦を加えた構造で有る。垣篭町一帯には多くの古墳が散在する。

 

 このお城に関する文献は明らかではないが、築城技術と規模の点から「姉川の合戦」で織田軍の陣所として急造された物ではなかろうか?

南端ピークの犬飼古墳の石碑