横山連峰の最北端に位置し、眼下には「姉川の合戦場」が広がる。
元亀元年(1570)6月19日に織田軍が刈安尾城と長比城の国防備線を突破してから、同28日に姉川の合戦に勝つまでの間、ここ竜ヶ鼻付近に陣を張った。
城域は古墳を削平して築かれた郭が7〜8箇所尾根上に並んでおり、ピークより姉川方向に一段下がった郭以外は全て不明りょうで、にわか造りの城である事が伺える。
北国脇往還道や小谷城方面の眺望は抜群である。

龍ヶ鼻陣所跡 |
龍ヶ鼻城の先端から約300mの地点に信長の陣所(龍ヶ鼻陣所)がある。信長はこの地形的防禦を持たない平場の陣所で約1km先の姉川を挟んで、浅井朝倉軍との合戦に挑んだ。 |
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