1.用意するもの
蜂蜜300グラム、ドライ・イースト少々(2.5グラム)、レモン一個、水1リットル、空き瓶。
空き瓶は仕込み容器にするもので、1リットル以上入り、中の様子が見えれば何でもよい。
私は一升瓶を使った。
2.仕込み
@空き瓶を洗い、水道水を1リットル入れ、そこに印をつける。
A蜂蜜250グラム、ドライ・イースト2.5グラム(小匙一杯に少し足りないぐらい)、水を混ぜて
合計1リットルにする。つまり、空き瓶の印の部分まで。
Bよく混ぜて、瓶の口にコップでもかぶせておく。数日たてば透明になり、下部に澱が溜まるので、
上の澄んだ部分をそっと別の容器に移し、レモン二分の一個の絞り汁、蜂蜜50グラムを加えて味を
整え、冷やして飲む。
Cちなみに澱(50ccほど)は、こちらもレモン二分の一個の絞り汁を加えて、冷蔵庫で一晩冷やし、
さらに上澄みを捨てて残せば、次回のためのいいイースト菌となる。
……終ってしまった。なんなんだこの手抜きは。いくら簡略初歩版とはいえ、古くは北欧神話の
世界において大神オーディン達が飲み交わし、新婦が新郎にいたすことを励んでもらうため
新婚一月ほどは造り続け、『蜜月』語源ともなった酒の仕込みがこれじゃ、張り合いがない。
それにこの方法では味に広がりがないらしい。
そこで、上級(?)編を次にあげる。私はいきなりこちらからやったが、問題はなかった。
初歩編でやってみようという人も、一度こちらに目を通して欲しい。
追記:俗に言う『ミード』とは、勿論この蜂蜜酒のことである。