不動産の値段はどうやって決まるのか?

 不動産を購入するとき、迷うのが価格の判断です。日本の地価は、「一物四価」(実勢価格・公示地価・路線価・固定資産税評価額)といわれていますが、一番肝心な実勢価格はよくわかりません。
 今までは、取引事例比較法といって、その周辺地域の売買事例をもとに価格を算出する方法が一般的でした(「このあたりは坪○万円です」といわれるものです)。しかし、この方法によると、付近で売買事例がない場合には値段が付きませんし(何故か実際はつきますが)、自分で高いか安いかの判断ができません。
 そこで、注目されているのが、収益還元法といわれる方法です。これは、収益(賃料等)から価格を算出する方法で、「価格=収益÷収益率」で算出されます(簡易型。税金やインフレは考慮しません)。
 この方法である不動産Aの価格を算出してみましょう。まず、Aの収益(家賃)を年100万円とします。他方、現在の収益率は、4%〜7%とされています(不動産の性質や市中金利等により変動。土地と建物でも異なります)。そこで、控えめに7%で計算すると、Aの目安となる価格は「100万÷7%=約1430万」となります。
 皆さんがもし不動産購入を検討されている場合には、近くの同種物件の賃料から目安となる価格を算出してみてください。不動産の価格で迷ったときの一材料になるでしょう。

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