![]() ![]() |
|||||||||||||||||||||||||
|
法律相談などでも借金についてのものが増えてきました。今回は、借金整理について、よくある相談を取り上げます。 |
|||||||||||||||||||||||||
借金整理の方法 |
|||||||||||||||||||||||||
個人版民事再生について |
|||||||||||||||||||||||||
住宅ローン |
|||||||||||||||||||||||||
| ちょっと無理して買ったマイホーム。給料やボーナスがカットされ、住宅ローンの支払いが苦しくなっていませんか?今回は、住宅ローンの支払いが苦しくなったときの対処法です。 | |||||||||||||||||||||||||
| 会社員のQさんは7年前に3000万円でマンションを購入しました。ローンは2000万円ありますが、マンションの価値は1500万円に下がりました。また、給料やボーナスも減少し、カード会社や消費者金融からも500万円を借金しています。 そこで、困ったQさんは、住宅ローンに詳しいBさんへ相談に行きました。 | |||||||||||||||||||||||||
| ※住宅金融公庫の返済変更方法は大きく分けて、@返済期限の延長、A滞納分の分割払い、B一定期間返済額の減額、Cボーナス返済の取り止めの4つです。これらを組み合わせて利用することができますので、詳しくは、最寄りの住宅金融公庫にお問い合わせ下さい(http://www.jyukou.go.jp/) | |||||||||||||||||||||||||
借金整理の方法 |
|||||||||||||||||||||||||
| 借金を整理したら、全財産を失うのですか? | |||||||||||||||||||||||||
なお、破産した場合でも自由財産として現金99万円は手元に残りますし、現金以外の財産(自動車や保険の解約返戻金)についても生活の状況や収入を得る見込みの有無等の個別の事情に応じて手元に残すことが可能です(自由財産の拡張)。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 借金を整理したときの不利益を教えてください。 | |||||||||||||||||||||||||
ただ、戸籍への記載や選挙権の喪失、子どもの教育への不利益はありません。また、原則として会社を辞める必要もありません(通常、会社に破産したことも伝わりません)。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 弁護士に依頼する利点は何ですか? | |||||||||||||||||||||||||
| それぞれの方法について詳しく教えてください。 | |||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
| 自分には、どのような整理方法が向いているかを知りたいのですが? | |||||||||||||||||||||||||
| 相談したら良い時期というのはありますか? | |||||||||||||||||||||||||
消費者金融に関する相談の中でよくあるケースが、 @大手の消費者金融から借りる。 A融資枠が増額される。 B一定の融資枠に達すると大手の会社から借りられなくなる。 C別の消費者金融から借りる(最初は枠がないので、数社から借りることになる)。 D数社で「借入→返済→借入」を繰り返す(いわゆる自転車操業)。 E高利から借りる。親戚・知人から借りる。購入したものを転売・質入する。保険を解約する。 冷静に考えてもらえるとわかりますが、Aの段階で、年間利息が年間返済額を上回る場合があります。例えば、年利30%で100万円を借りると、利息は30万円、月々2万円の返済だと返済額は24万円になります。 したがって、(法的な整理をするかどうかは別として)、Aの段階で何らかの相談を受けられた方が、良いと思います。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 弁護士に相談する場合は、どうすればいいのですか? | |||||||||||||||||||||||||
なお、近畿(2府4県)にお住まいの方は、事務所までお電話いただくか、法律相談申込フォームを使用することにより、私あての法律相談を申し込むこともできます。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 弁護士費用は、どれくらいですか? | |||||||||||||||||||||||||
なお、弁護士費用の分割払いの可否は、依頼をした弁護士によります。事前に、自分の経済状態などを考えて、相談されてみてはいかがでしょうか?生活に苦しい場合などは、法律扶助協会の法律扶助などを検討されるのも一方法です。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 必ず弁護士に依頼する必要があるのですか? | |||||||||||||||||||||||||
なお、依頼の際は、必ず弁護士などの正式な資格をもった人に依頼すべきです。破産手続などの代理は、弁護士しかできません(なお、申立等に必要な書類は司法書士でも作成可能な場合があります)。資格がないのに手続の代理などを持ちかけて法外な報酬を請求する者や債務の一本化と称して、借入を勧め、法外な手数料を取っていく業者がいますので、くれぐれも注意してください。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 任意整理とは何ですか? | |||||||||||||||||||||||||
弁護士が任意整理する場合は、@債権者に対し、借入・返済等の取引経過の開示を求める、A利息制限法の利率によって再計算して、残債務額を確定する、B将来の利息をつけない和解案に基づき分割弁済をすることになります。 |
|||||||||||||||||||||||||
| なぜ取引経過の開示を求めるのですか? | |||||||||||||||||||||||||
この再計算においては、(借換前の)一番最初の借入時期が重要です。 |
|||||||||||||||||||||||||
|
再計算によってどれくらい減額されるのですか?
|
|||||||||||||||||||||||||
計算前(29.2%) 計算後(18%) 1998年12月2日現在 402,000円 351,000円 1999年12月2日現在 262,000円 159,000円 2000年12月2日現在 75,000円 ▲68,000円(過払い) 2001年3月2日現在 19,000円(来月完済)▲148,000円(過払い) |
|||||||||||||||||||||||||
| 業者に言われるままに、借換契約をしているのですが? | |||||||||||||||||||||||||
| 返済期間は、どれくらい延ばしてもらえるのですか? | |||||||||||||||||||||||||
| 自宅や自動車を手放さないで整理できますか? | |||||||||||||||||||||||||
問題は、自宅や自動車のローンが残っている場合ですが、任意整理においては、住宅ローン等を除外して整理することも可能なので、手放さなくても良い場合があります(ただ、この場合は後に不公平弁済とされる場合がありますので、専門家に相談する必要があります)。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 任意整理の問題点について教えてください。 | |||||||||||||||||||||||||
| 特定調停とは何ですか? | |||||||||||||||||||||||||
任意整理と同様に、返済を続けていくことが前提となっています。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 具体的にどのような手続となるのですか? | |||||||||||||||||||||||||
| |
|||||||||||||||||||||||||
|
特定調停のメリットとデメリットを教えてください。
|
|||||||||||||||||||||||||
他方、任意整理と同様、継続的な収入が前提となりますし、原則として、元本カットがありません。また、あくまでも話し合いなので、強硬な債権者がいる場合には、成立しない場合があります(成立しなければ、強制執行の停止も失効します)。さらに、業者に数が多くなるほど(弁護士に依頼しないで)自分でされるのが大変になっていきます。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 金融業者が取引履歴を教えてくれないのですが。 | |||||||||||||||||||||||||
この文書提出命令により、取引履歴の開示が期待されます。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 執行手続の停止の制度について教えてください。 | |||||||||||||||||||||||||
もっとも、調停の終了まで一時的に停止されるだけですので、債権者が話し合いに応じない場合には(調停が成立する見込みがなくなります)、調停自体が終了してしまい、停止の効力も失われます。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 実際に申立てるには、どうすればいいのですか? | |||||||||||||||||||||||||
| 全部の債権者を相手に申立てる必要があるのですか? | |||||||||||||||||||||||||
| 話し合いがまとまれば、どうなるのですか? | |||||||||||||||||||||||||
| |
|||||||||||||||||||||||||
| 話し合いがまとまらなかったら、どうなるのですか? | |||||||||||||||||||||||||
この場合には、特定調停以外の借金整理方法を検討しなければなりません。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 個人版民事再生とは何ですか? | |||||||||||||||||||||||||
この個人版民事再生には、@小規模民事再生、A給与所得者等再生、B住宅資金貸付に関する特則(住宅ローン特則といいます)の3種類があり、これらを組み合わせて解決を図ります。 |
|||||||||||||||||||||||||
| どういう場合に利用できるのですか? | |||||||||||||||||||||||||
A給与所得者等再生は、上記小規模個人再生の要件に加え、給与等定期的収入を得る見込みがあり、その額の変動の幅が小さいと見込まれる人に限って利用できます。 B住宅ローン特則は、上記小規模個人再生や給与所得者等再生の要件に加え、自宅に住宅ローンの抵当権等が設定されている人が利用できます(住宅ローンしか借金がない場合にも利用できるとされています。)。 これらの制度のうち、どの手段が適切かは、個人の事情により異なります。自分で決定しないで、専門家に相談される方が良いでしょう。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 住宅ローン特則について、詳しく教えてください。 | |||||||||||||||||||||||||
もっとも、元本のカットはありませんし(原則として、元本、利息、損害金全額を支払います)、住宅ローン以外の借金と別枠で返済する必要があります。また、利用するための様々な条件があります。 |
|||||||||||||||||||||||||
|
個人版民事再生のメリットとデメリットを教えてください。 |
|||||||||||||||||||||||||
他方、最低限将来継続的または反復して収入を得る見込みが必要ですし、負債総額も5000万円以下(住宅ローンを原則として除く)でないといけません。また、借金の法的整理なので、高価な財産を失うことがありますし、原則として、債権者の過半数の消極的同意が必要です(同意がなければ再生計画が成立しません)。さらに、手続が破産などに比して複雑なので、初めての方には難しいと思われます(弁護士等に依頼することになります)。 |
|||||||||||||||||||||||||
| どのように返済していくのですか? | |||||||||||||||||||||||||
返済期間は、原則として3年です(住宅ローンは別です)。 それぞれの最低弁済額等は、次のようになります(但し、自分の資産の合計は最低限でも返済する必要があります。これを清算価値保障といいます)。 @小規模民事再生の場合、借金の総額の1/5以上(3000万円を超え5000万円以下の場合には1/10)または100万円のいずれか多い額です。例えば、借金の総額に応じて、5000万円→500万円、500万円→100万円、400万円→100万円となります。 A給与所得者等再生の場合、可処分所得(手取り収入から最低生活費や税金を控除した額)の2年分となります(但し、@小規模民事再生の最低弁済額等も基準となります)。 B住宅ローン特則の場合、当該住宅ローンは全額返済する必要があります。住宅ローン以外の借金は、上記@小規模個人再生やA給与所得者等再生の最低弁済額によります。 |
|||||||||||||||||||||||||
|
ハードシップ免責とは何ですか? |
|||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||
住宅ローン |
|||||||||||||||||||||||||
| 2年前から最近給料やボーナスがカットされました。現在住宅ローンの支払いが非常に苦しいので、困っています。どうすればいいのでしょう? | |||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||
| 返済期限を延長してもらえば、毎月の分が減るので、ずいぶんと楽になります。私の場合、返済を利息のみにしてもらえれば、何とかここ1年を乗り切れます。 | |||||||||||||||||||||||||
| 実は、住宅ローンの返済が追い付かなくて、カード会社や消費者金融からも約500万円の借金があります。ただ、次のカード会社の返済は消費者金融から借り入れるので、何とかなります。 | |||||||||||||||||||||||||
| 自分では上手く家計を回していたつもりですが、冷静に考えると、借金で借金を返済するのは、異常なことですね。このような自転車操業でもいい対処法はありますか?できればマンションを守りたいです。 | |||||||||||||||||||||||||
『借金整理方法』参照 |
|||||||||||||||||||||||||
| 個人版民事再生の住宅ローン特則を利用すると、借金総額も減らしつつ、自宅を守ることができるようですね。これはどのような制度なのでしょうか? | |||||||||||||||||||||||||
| 私の場合はどうでしょうか? | |||||||||||||||||||||||||
| 住宅ローンの特則を利用できないこともあるのでしょうか? | |||||||||||||||||||||||||
また、大きく価値が減少しているマンションの場合、将来大規模修繕や建替えが必要となるので、住宅ローン特則を利用すべきかどうかを、再度検討してみる必要がありますね。 |
|||||||||||||||||||||||||
| 消費者金融のことは家族に内緒なので、何とか内密に整理できないですか? | |||||||||||||||||||||||||