川道六地蔵
   案内図
川道六地蔵堂の由来
 今から約四百数十年昔の室町時代、正親町天皇の時の永禄年間(1558-1570)に、当地の大庄屋であった中川仁右衛門家の西北にあった竹林の中から、しばしば不思議な光が放たれ、村人は恐れ怪しんでいました。
 ある夜、一人の修行僧が訪ね来て申すには、「私は数百年の間この竹林の地中にいて、人々を救うことを考えてきた。吐に私を掘り出して供養するならば、人々の諸願を成就し現当二世の安楽を与うであろう」との地蔵尊の霊夢を告げました。主人は驚き、早速村人と共に竹林を掘ると、六尊一石(六道能化・地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の救済者)の地蔵尊像が現れました。
 この六地蔵尊のお告げにより、村人とともに道の傍らにお堂を立て、現当二世安楽の願いをかけ、尊像を安置し、尊奉供養してまいりました。
 現在もお堂の前を流れる川は、地蔵川と呼ばれ、多くの人がお参りに訪れ、人々に崇敬供養され、その霊験はあらたかなものがございます。
ご利益
現世・・・子育て・延命・安産・通行安穏(交通安全)
来世・・・極楽往生
 現在のお堂は、延宝2年(1674)4月24日徳川4代将軍家綱の時代に修復、宝永7年(1710)8月27日、6代将軍家宣の時代に完成したものです。
 本尊六尊一石の地蔵菩薩は、17年33年開帳の秘仏として、厨子の奥に安置されています。
 また、阿弥陀如来・不動明王・元三大師・天神さまもおまつりしています。
行事
8月23日〜24日 川道六地蔵巡り及び川道火まつり 詳しくはq ご案内