SMAP CONCERT’00 

 "S map Tour"  


 
    10/26〜10/29 大阪ドームレポ&私的日記   
 

2000年。今まで夏に行われていたコンサートツアー。今年は秋になりました。
いったい、いつになったらコンサートが始まるのだろうとドキドキさせられましたが、始まってみましたらやはりSMAP!。
期待通りの楽しい時間を楽しい時間をくれました。
以下、”S map Tour”の大阪ドーム公演のレポと私的感想を・・・。


  私的日記
その1:曲目別レポ

メインステージには巨大な幕。
すっぽりとステージをかくしております。アルバム「014」のカラーです。黄、青、そして赤。幕の右下には「SMAP」の白抜きのロゴ。
メインステージから延びる花道は例年通りの「E字型」。しかし、センターステージまでの距離はいままでのものよりも短いような気がします。右と左にのびた花道の先にはクレーンが設置。
センターステージからバックステージまでの間には渡り廊下はありません。バックステージ側には、クレーンが左右二機設置。その先には「カゴ」・・・。乗るとすごい揺れそうな代物です。

さて、オープニング
会場の照明が落ちると同時に、これから始まる3時間へとドーム内の空気が一瞬、堅くなります。立ち上がる影、手に握られたペンライトの3色が美しく会場を埋め尽くす。この景色は何度見ても美しいですね。
さて、左右にあるスクリーン、そしてステージ上部にあるスクリーン2枚(メインステージにある巨大スクリーンよりもこの4枚の映像の方が鮮明でキレイ)に映像がはじまります。その暗闇の中に、小さな白い影が中央に。それは外国人のかわいらしい女の子。彼女が青と黄色の背表紙の本をひろげ、歌い始めます。
「きみをまもるため、そのためにうまれてきたんだ・・・」
真っ白なワンピース、金髪の女の子の背後に、一人、また一人とシルエットが。
メインステージの垂れ幕に書かれた「SMAP」のロゴがスポットで照らしだされ、幕中央にはレーザーで[S]の文字が踊ります。

「Let It Be」
イントロがかかると会場は一気に加速、一人一人の身体からでてくる期待感が大きな波をつくります。すでにスタンド席の床は、観客のリズムにのせて揺れる揺れる!。
幕が落ちると中央には水色のスーツを着た5人の姿
観客の歓声。激しく揺れ始めるペンライトの波。1年ぶりに見る彼ら。ただひたすらに「きゃぁ〜!」(笑)。
冒頭から感激!。それはなぜかといいますと、彼らすっごい笑顔だったんです(27日の笑顔は最高でした)そう、彼らのあの笑顔、まるで、私たちが5人に会えて嬉しいのと同じくらい、5人も喜んでいるかのようで、楽しそうなんです。SMAPが作った不自然なものではなく、自然な笑顔を見せたら、観客だってうれしいにきまっていますよ!。これだけで「SMAP、やっぱりSMAPなのよ〜」!!。

「ジャラジャラJAPAN」
早速のアルバムからの選曲。振りがかわいい。「ジャラジャラ〜」の時の、手首をぶるぶると震わせる仕草や、冒頭の「ダメな事」の部分のお遊戯の様な手の動き。サビの部分は観客もいっしょになってガッツポーツの腕の形で上下にブンブン!。
一気に雰囲気を盛り上げます。「014」に収録されたいた曲すべてに共通して、振り付けはかわいらしい系の印象。

「SHAKE」
お約束のご挨拶です〜。ここで今まで中央ステージで踊っていた5人が花道に散り始めます。中央にはね、ずっと中居君が残ってくれるのよ〜。これがまた嬉しい。ダンサー達と、とても楽しそうに踊っております。
各人のご挨拶、やっぱりツヨポンの「みんな元気ぃ〜!」はお約束!。めちゃくちゃ元気やっちゅうねん!。
でもって、中居君、「ただいま!」を連呼。観客、もちろん「おかえり!」。
「ただいま!」「おかえり!」「ただいま!」「おかえり!」・・・・。
そして木村君と慎吾君が左側花道の端っこにやってまいります。

「Happy Train」
イントロ、二人が向かい合いながら踊ります。慎吾、でかっ(笑)。二人がまた楽しそうな顔して〜、見ている方までHAPPY!。
「SHAKE」からこの曲に入ったとき、今回のステージの「形容」の断片が感じられます。


ここで5人がはけます。
そして「Theme of 014」ばりのリズムが響く中、中央の巨大スクリーンには中居の目のアップが。その目が開き、顔へと引き、全身が映るに従って映像がスクリーンに「横」になります。すなわち、横に長いスクリーンに、全身黒タイツ姿(と、表現するとコントのようだが)の中居君がはりつけられたかんじです。頭を左向けにした全身映像、頭の先から足の先まですべて映ると下にながれ去り、続いて頭を右方向にした全身映像が上から現れ、身体がぐるり、と360度回転。そのパターンで、剛、吾郎、拓哉、慎吾、と続く。同じパターンの映像の繰り返しとループされる音楽とが重なります。スクリーン全体に映し出される「人体」はなかなかの迫力。まるで彼らが「造られた人間」のようです。
その後には、画面にメンバーの出演しているCM映像が出てきます
口一杯にサッカーボールをくわえた中居君の映像を筆頭にして、銀行強盗をたくらむ吾郎君の地下を掘り進んでいる姿、慎吾の「はんぺん」が走る姿、木村君のGパンのCM等。それらが映像のラップとなり、音楽とシンクロします。大画面で見る、慎吾がマヨネーズをたっぷりつけて食べる海老やジャガイモのおいしそうなこと!。
関西では放送されていないガッチャマンも。
そしてメンバーが舞台に登場。
豹柄の細めのパンツ、上はベスト、その上に長いジャケットを着ております。豹柄といっても、5人共が異なるのでありまして、ツヨポンは「トラ」柄、中居は「チーター柄」、純粋な豹柄って、吾郎君なのかな〜。
ダンサーを背にして、舞台中央で5人が踊る姿。
それを真正面からとらえた映像と、上記のような映像のラップ、スクリーンをフルに活用した演出はなかなか、かっこいいじゃぁないですかっ。

「たぶんオーライ」
長いジャケットでこれを歌い始めると、当時の白黒の柄の衣装が思い出されました。久しぶりに聞く気がしました。

「Living in America」
ここで5人はセンターステージへと繰り出します。一列に並び、ダンサー達がずらりと後ろについて歩く姿は、さながらファションショーのモデルが一斉に舞台へと姿をあらわしたかのようです。
木村君の歩き方が、腰から「ぷり、ぷり」って歩くのよ〜。これがとってもモデルチックで。視線の向け方も、両端の観客を見るような見ないようなアゴの振り方で、この図を正面からとらえた映像はとっても「ファッションショー」
曲はおなじみのJB。ツアーで回る土地名を入れたりして歌います。サビの部分の木村君の「腰の動き」が、たまらんものがあります>これから見る人は是非にチェック!。双眼鏡ポイントはここっ!(笑)。

「たいせつ」
長いジャケットは脱ぎっ、とされまして、二の腕あらわな5人となります。着ております豹柄のベスト、後ろ姿は世の中のサラリーマンのおっチャンがスーツの下に着ているような、背中部分が「てろんてろん」な生地であります。
木村君の二の腕がまた、すっごいのよ〜。慎吾の背中が「大きい」のよ〜。そして、剛、白いっ!(笑)。
5人が客席に向かって円を描いて立って歌っているとき、何回目かのサビのあと、中居君一人がくるり、と客に背中を向けて円の中央へと歩いて行ったのです。が、メンバーは誰もその行動をとっておらず客に向かった歌っていて、中居君、ひとり照れ笑いをして、くるり、と回転して元の位置にもどってきました(笑)。その時の笑顔、いかにも「まちがえちゃった」って物語っておりました。手のひらをペンギンみたいに曲げて、くるり、と回った姿がかわいかった。

「Fly」
ぐっとクールダウン。スクリーンには「Fly」のロゴ。そして5人の横顔や、最後には白い鳩が真っ黒な背景の上を美しく舞飛ぶ姿が。

ここでMCです。
コンサート会場でも発売していたバスタオルを持ったり、ドリンク(ポカリの容器だった)を口にしたり。
ちなみに、中居君は、歌の途中でもよくドリンクを飲んでいました。


「夏の風を忘れゆく様に」
木村、慎吾、吾郎がはけ、中居君と慎吾君は、舞台の背景となっている階段へとあがりはじめます。
左右には楽器がおかれたテーブルが。その前にそれぞれが立ちます。
まだ汗がひかない二人、用意された長袖のジャケットを中居が持って「慎吾、これ、着る?」。
中居君は赤のチェック、そして慎吾君は黄色地のチェック。「着て〜」との声もあり、29日以外は袖を通しました。
ここで、中居君、突然「気になる」と発言。何が気になるのか、というと、そう、日本シリーズです。
スクリーンの半分にBS中継の野球を出してもらい、中居君、よろこんで見入ります。28日はサタスマを見ました。
昨年、各人が舞台で楽器をしたわけですが、今年も楽器をします、と、慎吾君はボンゴ(っていうのかな)、中居君は「ピアニカ」を手にして、中居君は早速「チャルメラ」のメロディを。
二人のおしゃべりが階段上部で繰り広げられている中、舞台の中央にすー・・・・っと、下からギターを抱えた吾郎君が登場してきます。
皆の拍手に「サンキュ」と言うヒトコマも。また、ある時には二人の会話が盛り上がっている時に上がってきてしまい、会話を台無しにしてしまった回もあり「俺、でてくるタイミング誤ったみたいだね。下で「GO」っていっちゃった」。「GO」って(笑)。
吾郎君の衣装、黒のスーツがベースとなっているのですが、ジャケットのスソ、袖口、襟にチェックの柄がはいっていて、とっても、とっても良い〜。ギターも黒なんだよ〜。
初めに慎吾がリズムを打ち始め、そこに吾郎がギター。そしてピアニカの中居君が「夏の〜」の歌い始めを弾くのですが、慎吾のリズムが速すぎたり、観客が打つ手拍子に「お願いだからやめて」と言ってみたり・・・。
なかなかはじまらない演奏。3人の掛け合いがおかしくて、吾郎君、ぼそり、と「ドリフターズみたい」(笑)。
無事に3人の演奏(20小節ほど)が終わったところで、歌の本番。
吾郎君の歌声が響きます。アルバムの私の評価および感想を読んで下さった方はご存じかと思うけれども、「014」に関してはまぁまぁ評価でした。でも、ライブで聞くと、たまらなくすべての曲がいとおしくなってしまうのですね。この歌も、心に染みました。
スクリーンに映る吾郎君の「右下からのカット」がとっても美しゅうございました。
中居君と慎吾君も歌います。感想では、二人がワンフレーズごとにパーカッションを持ち、音を出す演出も。やっていることはコミカルなのだが、演奏していた本人(ことに中居君)は真面目顔。

「ラストシーン」
中居、慎吾がはけて、ステージは軽い暗転。そこに剛登場。緑色をベースにしたやはりチェック柄のスーツです。前奏にあわせてリズムをとりはじめる剛の背後で、吾郎君はギターを置いて合流します。
それぞれにダンサーを5人したがえて踊り、歌います。振り付けがかわいいんです。とくにサビの部分の振り付けがかわいらしくて、かわいらしくて、これはいっしょに踊らなきゃソン!(笑)。足のステップ、腕の振り方、腰の使い方等、どうしてそんなにかわいい振りなの〜。
吾郎君、かわいすぎる〜。吾郎君の動きに大変マッチしている振りですの(笑)。
ベタではなく、垢抜けたかわいらしさがあるこの曲、ステージの雰囲気をやさしくします。
「夏の〜」から「ラストシーン」への繋がりは、ボーカル吾郎を強く感じさせ、感激の繋がりです。ほんと、いいっす・・・。



「shiosai」
「ラストシーン」が終わり、剛と吾郎のシルエットが背中合わせに中央にうかびあがると、その背後からゆっくりと歩いてくる影。木村君の登場です。
黒いスーツに茶色の髪が生えます。スタンドマイクに手を乗せ、視線を上げた瞬間から、彼の世界がはじまるのです。顔、はいってます(笑)。完全に「歌」にはいってます!。
木村君が歌う姿がこんなに美しかったなんて。全身固まって見つめておりました。
宝塚の男役、一昔前の少女漫画から抜け出てきたような・・・。曲の世界に遊ぶように瞳を閉じて歌い上げる姿は現実離れしていて、人工的に作り出された青年がどこからかあやつられているかのような妄想にも駆られてしまいました。
背景のスクリーンには海の景色。
歌詞に「風」という単語がでてくる頃、木村君の髪が風にゆれはじめます。またまた、これほど「風」が効果的な演出をする景色を見たことはありません。海辺で自然な風に身体を任せて歌う木村君といった風。
アルバムで聞くよりも数段、良いです。さらに人間味のある曲になっていました。


「You’re My Love」
「shiosai」が終わりにはいると、バックから4人が木村君と同じく黒のスーツで、ゆるやかにリズムを刻みながらゆっくりと登場。そしてこの曲が始まり、吾郎君が右手、中居君が中央、そして慎吾君が左側へと階段を上がります。
この曲が持つ、ゆったりとしたグルーブ感。今までのステージでは感じたことがない「大人なSMAP」。
ショー的要素があった一曲でした。
曲の半ば、木村君と剛君の掛け合いも、アルバムよりも色っぽいのであります。
そして曲が終わり、暗転。

「らいおんハート」<シングルバージョン>
「君を守るため・・・」。スポットライトに照らし出された5人の声ではじまります。
観客、静かな「お〜」というどよめき。
ここではシングルバージョンです。
中居君、自分のソロを歌ったあとに、何とも言えない笑顔を見せます。「歌えた〜」って感じかな〜。


「慎吾ママのおはロック」
暗転で前曲が終わり、その薄暗闇の中、中央のスクリーンを右から左、そして左から右へと走るピンクの衣装を着た人影がっ!。
慎吾ママ〜!!!!、待ってました、待っていました慎吾ママ!!。
画面に向かって「オッハー」するする!(笑)。
左右のスクリーンを使って、左側の慎吾ママを右側の慎吾ママが真似します。「まねしないでよ」「そっちじゃん」と掛け合いがしばし。
その後はどーん、とママのアップ。変な関西弁で会場を笑わせます。そして「くいだおれ人形」の、微妙に振動している様子まで再現した顔マネ(どう見てもふぐっぽかった?(笑))。また突然「カニ、カニ。カニッ、カニッ」と叫びだし、みんなも一緒に!とあおられる観客(笑)。しかし、さすがに「カニ、カニ」、全員は言わなかった気がする(笑)。
そしていよいよ、「みんな、いっしょにね、いっしょにね」の声のあと、せーのーで「おっはー!!!」。
舞台中央にはキラキラのエプロンをつけた慎吾ママ!。きゃ、慎吾ママ、でかい!!(笑)。
会場は一気に盛り上がります。慎吾ママ、踊りながらセンターステージに突進。
サビの部分での腕振り、オッハーの振りももちろん、5万人のそれは遠目から見ると圧巻!。
そしてステージには幼稚園児が登場。一生懸命踊ります。めちゃかわいいっ。
3歳くらいの子供もいて、一生懸命両手を振ってた〜。
しかし、彼らよりも一生懸命になっていたのは、背後で踊っていた彼らのママ達だった(笑)。

ママ、歌い終わって一言「なにがやねん」



慎吾ママと子供達が舞台からはけているとき、スクリーンには「あのねのね」のお二人が登場。28日にはここでトラブルがあり、映像が止まってしまいました。その間に中居君のモノマネ、慎吾君のモノマネが聞けました。さて、ここからはアイドルキックオフのコーナーです。
下積みは12年、未だにスケートボーイズはデビューしていません。タッキーよりは早くデビューしたいとのことだけれど、無理でしょうと。
またバック転ができない人が3人もいると言い、慎吾君に関しては、その昔、挑戦して足を折ったという苦い経験談までもが出てきます。
そして「キック・オフ」のかけ声で、5人が登場です。

「SAY YES I$」
ピンクのタンクトップ、てかてかの真っ白な短パン、ハイソックス姿の5人が、スケートボードにのってすごすごと登場。すでに顔もつくってスケートボーイズになりきっている5人。
そのまま中央のステージへと向かい、歌が始まります。とにかくじっとしていないメンバー達(笑)。
歌い終わった後にはじまる自己紹介でも、とにかく跳ねてる、動いてる、もじもじしている(笑)。
変なテンションで2回目のMCに突入です。

27日は「青春イス取り」。センターステージに二脚、左右の花道の端に一脚ずつイスを置いてスタート。だんだんとイスが減ります。
28日は「青春缶ケリ」。舞台のどこに隠れても良いというルール。中居君とツヨポンが鬼。
隠れたメンバーを捜すときの中居君のうれしそうだったこと(笑)。さすがSMAPファン!。
29日は「青春リレー」。リレー、といっても障害物競走です。左右の花道先頭からスタート、子供用自転車に乗り、その後は網をくぐり、バスケットのシュートを三回きめ、バットをおでこにあてて10回まわり、つりさがったパンを口で取り、トイレットペパーをすべてほどきゴールする、という(こうして書くとすごいな)競技。そのタイムを競います。

大阪公演3日を終えての結果は、慎吾が最下位でした。


さて、スケートボーイズは、突然あらわれた「悪者」(笑)にさらわれます。
スクリーンにはアニメーションが展開
5人が自分を吹き替えているのですが、その芝居がかったセリフの言い回しがおもしろいっす。ことに剛の語り口調、そして「ぷ」を言葉の最後に付ける木村。
キャラクター化された5人、慎吾は漫画にしやすい顔ダチなんだな、と感じました。一番、絵として成り立っていた。ちなみに、吾郎はさっぱり似ていません。引き算をしていって「ということは、この絵が吾郎!!??」とわかったのでした。
このアニメーションに関しては、衣装チェンジの間のつぶし以外の何物でもない。


ラップにアレンジされた「$10」から始まるここからの数曲は、かなりアレンジが強め。
「青いイナズマ」、「ダイナマイト」と続きます。
ここであらわれた映像はひさしぶりに感性をくすぐられました。
キースヘリングっぽい水色のキャラクターが踊ったり、激しい原色が円を描いたり・・・。
中でも特筆すべき映像は、「S」「M」「A」「P」それぞれのアルファベットを頭に持ち、キューブでくみたてられた人物が踊るシーン。正面スクリーンにはその4人が大きく映し出され、左右スクリーンと上部の2枚にメンバーが映し出されます。正面から見ると圧巻ですよ。
その人形達は曲の振り付けを踊っているのですが、身体のしなり具合がかっこいい&かわいく、ポップなこと、この上なくセンスの波長がばっちり合いました。好きです、大好きです、ああいう感覚!!!。
この3曲が終わったあとは、観客からも「おお〜」のため息が。
舞台全体を使い、SMAPと映像との見事なコラボレーション。天井を回るSMAPのロゴ、そして照明の動き。曲のアレンジがいまひとつ、の感があったけれど、巨大なステージがひとつとなって、私たちに巨大なアートを見せてくれました。

ちなみに吾郎君、初日は赤いシャツの下は素肌。生で「オヘソ」を見させていただきました。
が、翌日からはしっかり下に黒いTシャツらしきものを着込んでおりました。いいじゃん、オヘソくらい〜。


「夜空ノムコウ」
階段中央にギターを抱えた木村君。
シャツとパンツ姿のカジュアルな5人がそれぞれ、階段に腰をかけて歌います。
この曲はSMAP初のミリオン、大ヒット曲ということで、特別な曲として去年のステージではあつかわれていたような気がしました。
今回、5人の歌い方もカジュアルで、この方が私は好きだな、と。
そして、暗転し、メンバーははけます。一足早く、中居君だけはけています。

「チェインギャング」
スクリーンにメッセージ、そしてナレーションが始まります。
メッセージが消えたあとに映し出されたのは、中居君が赤ちゃんの頃の写真。かわいいのです、これが。
その次には、男兄弟の末っ子に生まれて女の子のように育てられた、という有名な「女装写真」(笑)。次は、バットとボールを手にした小学生の頃の写真。このときの顔は今の面影そのものです。
それから、早く大人になりたかった彼が「やんちゃ」をしていた頃の写真(笑)。
そしてSMAP結成・・・うまく森君を隠しているSMAPのグラビアがなんとも・・・。

舞台の上部に中居君が腰を下ろし、歌が始まります。
ボクサーが減量しながらトレーニングをしている風のパーカー、素肌には「014」の写真でつけている青いペンダントトップのアクセサリー。下はヒザ丈の黒スパッツ。
曲が歌われている最中に再びスクリーンに写真が写ります。赤ん坊の時の写真と、今現在の中居君が並ぶ時、時間の流れを感じずにはいられません。
人間って、あたりまえですが大きくなるんです。大人に向かって成長してしまうんですね。


「青春」
ダンサーも登場し、会場は再びノリノリムード。まさに「時間がとまればいいのにな」って感じです。
「みんな、ジャンプできるか」の声に従って、観客もジャンプして曲が終わります。
中居君、一言「おおきに」


「STOP!」
無人になった舞台にイントロが流れます。
リズムにあわせてまず登場したのは木村君。例の「腰から下で歩く」歩き方で登場です。
真っ白なスーツ、胸には白いコサージュ。「新郎?」って感じです(笑)。
中居君以外のメンバーも登場。全員が真っ白なスーツに胸にはコサージュ
並んで歌う4人は「新郎の行列?」(笑)。
間奏にはいり、中居君が階段の最上部に登場。いよいよソロを歌い始めるぞ、というときに、4人がそろって階段を振り返り、手をさしのべて「STOP!」。
演奏もそこでSTOP(笑)。中居君の声だけがむなしく響きます。
「おい、今年もかよ!」
もちろん、ここで「STOP!」は終わり。次の曲へと続きます。


「はだかの王様」「KANSHAして」
いよいよ本編ラストの山場に突入
メンバーも花道に散り、観客もしがみつくように盛り上がります。
観客の感性をあおるように手を振りながら走る木村君。立ち止まっても、両手をふりあげて観客を引きつけます。大いに曲を盛り上げた木村君が印象的でした。


「オレンジ」
5人がセンターへと集合。切ない「ふくよかさ」がある「オレンジ」がしっとりと歌われます。
メインスクリーンには美しいオレンジ色に染まった夕焼けが。
立ち位置は回によっていろいろの様ですが、歌う吾郎君の横顔と、正面顔の歌う中居君が重なった映像を目にしたとき、あまりに絵になる二人に感激いたしました。
曲が終わると、白い衣装の5人はゆっくりとセンターステージからメインステージへと戻ります。
そして、ステージから去って行きます。


アンコールは、まさに秋のツアーだからできる演出と言っても良いでしょう。真夏ではできない趣向です。
ステージ上部からシュー・・という音がして、舞台の上には雪が降ってきます。
ステージには、デザインが異なる「赤」色のコートを着た5人が。


「雪が降ってきた」
バラードにアレンジされた曲がはじまります。皆様コート姿です
一人、一人、ソロで歌い上げられてゆく1コーラス目。
吾郎君のコート、正面から見ているとそうとは思えないフード付き。ツヨポン、後ろ姿が「そのままスーパーに買い物に行けそう」「こういうの、おばさん、着てそうだよね」という感じのブルゾン>ごめん、ツヨポン。だけど、そう思っちゃったんだ・・・。
でもって中居君が現実離れした(笑)かわいらしいコート。襟と袖先、スソには赤い「ふわふわ」の生地があしらわれていて(ファーではないと思うのだが)、女の子チックなデザイン。小さな中居君がさらにかわいらしくなっちゃってます。どうして、どぉして28歳の男性があんな可愛いデザインを着てしまうの〜!、そして似合ってしまうの〜!!。
そして木村君は、というと、一人「皮」だし(笑)。襟、立ってるし(笑)。
その木村氏、自分のソロパートが始まる前、ずっと「世界」に入ってるんです。観客席に向かって「斜に構え」、瞳を閉じて、木村ワールドに入ってるんです(笑)。たまに目をあけると、なんともせつなげな視線。世界を構築してましたです、はい。


「愛の灯〜君とメリークリスマス〜」
「冬がやってきた〜!」

中居君の声で再び観客は「波」をうちはじめます。軽やかなリズムにのってメンバーが階段から下りてきます。
ドーム全体がとってもやさしい空気に。曲が持つあたたかな雰囲気と、映画音楽的展開のメロディを大音響で浴びるのは大変心地よいです。


「らいおんハート」<アルバムバージョン>
センターステージに5人が集合。イントロが始まると同時にリフターが上がります。
ここで歌われるのはアルバムバージョン。
吾郎君からはじまり、次に剛君、そしていつもは慎吾君が歌っている部分を中居君が。
初日、1コーラス目が終わった後、中居君が不振な行動をとりました。突然、何を思ったのか、隣に立っていた慎吾君の元へ「トコトコ」と歩いて近寄ったのです。オフレコでなにやら話をしています。顔は真剣。一言、二言言葉を交わしたあと、中居君は再び定位置に戻ります。すぐに2コーラス目の自分が歌うパートに入りました。想像するに、中居君、歌詞をど忘れしたのではないかと(笑)。



曲が終わると、高く上がったままのリフターの下から、モコモコとシルバーのシートが顔をだします。それはだんだんと形を造りだし、なんと、巨大滑り台に
想像していただくならば、まさに飛行機事故の際に緊急脱出に使用するあの黄色い滑り台です。
「ああっ、なんか出てきた!!」
中居君がその部分に駆け寄り、「えっ、そっち行くの?」と、バックステージを指さします。
後ろの客席からは大歓声。いよいよ後ろに来てくれるのです。
先頭を切って滑り台に繰り出したのは木村君。飛行機事故の際にとるべき「正しい滑り方」(ぽーん、と身体を投げ出して、背中でつー・・・っと滑り落ちる)で見事にリフター上から脱出。つぎつぎにメンバーがすべりおりて行きます。さて、吾郎君は??吾郎君、怖いんとちゃうん??。
でも、ただの滑り台だもの、大丈夫よね、と思っておりましたら、滑り降りずに「こわ、こわ」と不安定な足取りで一歩、一歩、歩いて降りてきました。その方が怖そうよ〜。最終日には、やっと滑って降りてました。


「雪が降ってきた」
バックステージまでの道のりは、渡り廊下がせり上がってくることもなく、「地べた」を歩いて向かいます。
アリーナの観客と、同じ高さの視線になるわけです。もちろん、アリーナ席は大変な盛り上がりです。
バックのステージに到着すると、決して広くないそこで、できる限り広がって動いてくれます。手を振って、後ろの観客、上の方の観客に大きくアクションをしてくれます。

ここでバンドの面々、そしてダンサー達に拍手を贈り、メンバーもメインステージに戻ります。
「そしてSMAPにも拍手!!」の中居君の声に、もちろん大きな拍手が贈られます。
5人は階段上部にそろい手をつなぐと、大きく手を掲げて頭を下げ、立ち位置のリフターがゆっくりと降りて行きます。
「また来年!」
中居君の声が響きます。そして、メンバーの姿が消えます。

さて、このあとに再び彼らが登場するのですが、じつは、どうしてもここでの曲目が思い出せません。
「青いイナズマ」と「がんばりましょう」があった様な気がします。

ここでの5人は、左右の花道に設置された「回転リフター」に一人ずつが向かい、バックステージに設置されたクレーンに二人が向かいます。
初日、向かって右のリフターにツヨポン、左に吾郎君。クレーンには木村君と慎吾君が向かい、「鳥かご」に乗って高々と観客席の上をなぞります。
メインのステージには中居君が残り、観客に笑顔の大サービス
。ピンクと青のボーダー柄のセーターが大変にかわいい!。しつこいようですが、どうしてこんなに今年の中居君は可愛いのかしら!。やられっぱなしです。
ツヨポンはリフター上ですわりこみ「こえー、超こえー」と連呼。一方、もっと怖がっているはずだろうと思われる、青のラメがきらきらと光るニットをお召しの吾郎君。両手を離すことはできないようでしたが、リフターから皆にしっかりアピールしております。
観客の「超悲鳴エリア」となっているのは木村君が乗ったクレーン近くのお客様達。木村君、怖くないんですよね〜、高いところ。一本のロープでつり下げられた「鳥かご」のような筒状の乗り物は、リフターよりも揺れます。自らの体重移動そのままに斜めに傾いたりもするわけです。その中で、真下の観客ひとりひとりの顔を覗くように見下ろして手を振り、上の方の観客にも大きく手を振る。とってもね、とっても素敵なんだな〜。かっこいいんだな〜。

そして大阪二日目は、といいますと、「鳥かご」に乗ったのはこの日も木村君と慎吾。リフターには、向かって左側に吾郎が、そして右側には前日と異なり中居君が乗り込みました。中居君の衣装、この日はボーダー柄は同じでしたがカラーが前日とは異なるセーターでした。

大阪最終日。この日、メインステージに向かって左側の席だった私は、クレーンがくるのを待ちに待っておりました。2日間の実績から考えるに、吾郎君が来てくれる確率が高い!と睨んだ私は、「よっしゃ」と構えておりました。
しかし、メンバーが散りはじめて吾郎君を追いかけてみますと、なんと、吾郎君、真正面に向かって歩き出したのです。嘘!、まさか、あの「鳥かご」(超揺れ)に挑戦するつもりなのかっ!と双眼鏡から目が離せない状態になっておりましたのですが・・・。
周りの観客が異様にどよめいている。どうしたのだ?と花道を見ると、こちらに向かってくるのは木村君。
「うぉ〜、嘘〜、きゃぁ〜」・・・・と、周りは悲鳴の嵐だったわけです。
木村君、リフターの上から曲にあわせての歓声をあおります。木村君のいるところ、ものすごい観客の一体感(笑)。そしてなんと、続けて慎吾君までが木村君と入れ替わりにリフターに。

その頃、再び吾郎君に視線を向けてみますと、なんと、「鳥かご」に乗り込むその瞬間だったのです。
「吾郎君、なんてことをっ!!!」
吾郎君を乗せたカゴがつり上がったとき、曲が変わりました。吾郎君のソロから始まる曲に変わったのです。
ところが、歌がのる部分が始まっているにもかかわらず、誰の歌声も聞こえない。
木村君がその状況に気が付き、爆笑しながら「吾郎、○○○〜」(ああ、忘れてしまった〜)と言います。
その時は吾郎君を乗せたカゴが空中に数メートル浮かびあがり、しかも若干、体重によってカゴが傾いている瞬間(笑)。しかし吾郎君は歌いました。
やがて「鳥かご」に慣れたのでしょうか、つり下げられながらも両手を広げて観客を盛り上げております。なんてチャレンジャーな吾郎君なのでしょう。貴重な映像を見た気がいたしました、はい。

目の前のリフターの慎吾君は、真下にある親子席に向かって、何度も「おっはー」。
子供達、うれしいかったでしょうね〜。

そして最後の最後。散っていた5人が曲の終わりと共に「カジュアルに」去って行きました。
こうして大阪公演は、日本シリーズの巨人優勝という中居君にとって嬉しい出来事と共に終わったのでありました。



その1:MCレポ


27日から29日まで、時系列にはならんでいませんが、こんな話をしていました。
他のコネタは「私的な盛り上がりを含んで」日記として書きたいと思っています。


・アルバムは3パターン

初日のMCはアルバムの話からはじまりました。
まずは、今回のアルバムカラーの話。
ステージを隠していた大きな垂れ幕のカラーにふれる中居君。
それと同じカラーのバスタオルをはおっていた吾郎君、話題を聞き「これだよね」といわんばかりにさっとひろげて観客に背中を向けました。
ところが、その持ち方が逆さま。「Smap」が逆さまに向いていて・・・。
観客からも小声で「逆、逆」(笑)。
あまりにきまらず、ちょっと、さぶかった・・・(笑)。

さて、カラーが3パターンあるのはどうしてか、ということになり、
「じつは、あのなかの1色は期間限定で消えてしまうんだ」と中居君(慎吾だったかな?)。
「どれがそうなの?」と聞かれ「それは言えない」。
しかし、この3パターンのアルバム、中身が違うと思っていたのは中居君。
「家のステレオ、6連装CDなんだけど、そのうち3枚、これがはいってるの」。
そして「ここだけの話ね」と話始めたのは、じつは中居君、木村君のソロである「shiosai」を録音していたらしいのだ。(観客とメンバーの「ええ〜っ」という反応がナイスでした)
色違いのアルバムの、どれかのパターンには自分のものが入っているのではないかと期待をして、じー・・・・っと聞いたそうだ(笑)。


・話し始めると止まらない
ツヨポン、MCがはじまってからずー・・・っと黙っています。
中居「オマエ、今日はまた素人っぽいな」
(この振りは3日間、ありました)
ツヨポン、この言葉に直立不動で「ははは・・・」と笑い、
剛「そういうこと言うのやめてくれる。すっげーテンションさがる。超さがったよ」
さらに木村君にまで「オマエ、観客代表でここにいるってかんじだよ」と追い込まれる日も。

初日のメンバーはとにかく笑顔だった。とくに印象的だったのは、幕が「落ちた」瞬間の全員の笑顔。どうして君たちがそんなに笑顔なの?、と、こちらまで嬉しくなったわけですが、その理由の答えが少し見えたMCネタがツヨポンの話。
初日27日(金)。この日は『いいとも』レギュラーの為、あとから一人で大阪入りとなったツヨポン。空港に到着すると、想像していたよりも空港で待っているファンが少なかったらしい。
でも、警備の人は沢山いて、その誘導を受けるのが恥ずかしかったとか。
剛「警備の人がさ、『この車です』って言うのよ(手をひろげてファンが来るのを防ぐ姿勢をする)。なんかさ、やめてほしいのよ、そういうの」
このような出来事の後だった剛は、幕が開いた瞬間の「ものすごい人数の観客」に、「SMAP、超人気あるじゃん」と思ったとか。
札幌、仙台とドームツアーと銘打ってライブをしたが、いわゆる「スタジアムクラスのドーム」はここ大阪がはじめてだった為、人数の多さにはメンバー皆が多少なりとも「おお〜」と思ったらしい。
あの笑顔は「おおっ、人数、すげぇ〜」っていう笑顔だったのかもしれない。

また、ファンと警備員の話を受けて、昔、中居君が2週間に1回「キスした〜」で来阪していたときも、警備員さんがファンを押さえ、握手とか別にいいじゃん、と自分は思っていても「いや、なにかあったら困りますから」と言う彼らに大げさだなと感じていたと。
中「『なにかあったら』ってm、なんにもねぇよ」
いや、中居君がそう思っていても、何があるかわからないのよ。はい。

さて、ツヨポンですが、MC開始からしばらくは、とにかく話をしませんでした。マイクを口元に構えているものの、ただ立っているだけで何も話をしないんです。
ところが、前述の「素人っぽい」と振られたことが発端となり、ツヨポンワールドスタートです。

まずは「らいおんハート」の話題の時。
録音は別々だったので、中居君のソロの部分を聞いていなかった時のこと。はじめてスマスマで「らいおんハート」が流れた時に、中居君のソロを聞いた友人が、「中居君、歌ってる」と、わざわざ電話をしてきたらしい。

また「らいおんハート」は主演ドラマの主題歌ということで思い入れがあるらしいツヨポン。おまけに、九官鳥の吹き替えをしていたのが木村君と言うことで、「木村ファンツヨポン」も炸裂。
剛「俺もさ、しらなかったの。木村君がやってるって。みずくさいよ」
とうれしそう(笑)。
そしてやたらと「ドラマで「鳥」の声をやってくれてた」と、自分と木村君との繋がりを協調するのだった。木村君、終始「鳥って言うな」と言っていました。

録音の時、いつも木村君の声を聞いているというツヨポン。
耳をすませると、歌声の合間に「吐息」までが聞こえるらしいのだ。それを真似るツヨポン、こちらが照れるほどの怪しさ(笑)。気持ちが悪いほどの入れ込み様をみて、木村君も思わず吐息ってなんだよ、とツッコミ。
ツヨポンは木村君の声を聞くのがとにかく楽しみらしいのだ。
ところがある曲で、木村君の声が聞こえるはずのところに中居君の声が突然入ってきた。それはそれは驚いたツヨポン、「なんだこれ!!!」。
剛「もうね、お茶と思って口にたらコーラだった、っていうときの『なんだこれ!!!!』って感じ」
らしい(笑)。


・大阪ドームは音が良い
らしいんです。東京ドームに比べても数段良いらしいです(木村君、談)。
中居君のソロに驚いて「天井がすこしさがったぞ」という木村君の話から、観客席に視線が向かうメンバー。
ドームの中には多くの宣伝があります。パネルのもの、社名だけのもの。その社名の上(あるいはパネルの前)に客席があるわけで、それをステージから見ると「チーム」名に見えると慎吾が言い始めました。
「マイルドセブンチーム」「千代田火災チーム」等々。言われてみると、確かにそうみえてくるからおかしいものです。
木村「あそこなんかすげーなぁ、国民共済チームだぜ」
などと振られると、ちゃんとスポットライトも向けられて、観客席も大喜び。
また2階席のさらに上、3階、4階というべきか、高いところにある席に向かって、
中居「あそこも席なの?」
見ると、ペンライトが結構、揺れています。
中居「あそこもあれ、普通の席なの? 料金は同じなの?」
そうです、同じです。
中居「運わるいね」
2階席、その上の席にまで話を振ったメンバーの心遣い、絶対に観客はうれしいと思うよ。
でも、「運わるいね」って・・・そうかもしれないけどさ〜。


・今年も楽器だ!そしてテレビを見よう!
MCの後は「夏の風を忘れゆく様に」。
中居君と慎吾君が、階段状になったステージ中央で左右に分かれます。向かって右側に中居君、左側に慎吾君、二人の前には楽器が。
「昨年のコンサートで楽器をやりましたが、今年もやります」と、青いピアニカを手にして観客に見せる中居君。早速、「チャルメラ」のフレーズを演奏。
そして慎吾はぽこぱこ、と、ボンゴを叩いてリズムを取ります。
そして曲が始まるのかな、と思ったら、
中「俺、すごい気になることがあって・・・日本シリーズ。今、どうなってるかな。テレビ見ようよ、テレビにして」
と、階段を数段下りて振り返り、メインのスクリーンに注目。するとその半分に中継が入ります。
中居君、大喜びでプロ野球選手のモノマネまでも披露。そしてなにより巨人が勝っている点数を見て満足。
この間、慎吾がピッチングフォームをやっているのですが、なんか、妙だった。変だったわ・・・。
ちなみにこのあとで、野球中継を見たコトを木村君に「さりげなぁく、注意or怒られムード」に言われ、そのせいか、3日目には無かったです。

が、2日目にはあったんです。やっぱりテレビ。
日本シリーズを見るのかと思ったら、「サタスマ」。
画面には金髪姿の慎吾が植木職人さん達と仕事をしています。
慎「こんな沢山の人の前でうたわせてもらってると思ったら、俺、こういうこともしてるんだ」
そして画面の中、角に小さく中居君が映ります。
中「あ、俺、俺。ちっちぇぇ〜。水泳大会の二流歌手みてぇ」。
また、慎吾君が映ると、「テレビに出てる人が今ここにいる、って感じだよなぁ」と嬉しそうな中居君。
その画面の中の慎吾君を見て、
中「金髪って、かなり前だな」
慎「ドラマの前だから、半年くらいまえかな」
中「だろぉ、テレビってね、こういうもんなんですよ。『いいとも』もね、何ヶ月も前のやつなんですよ。(そのあと小声に苦笑いをしながら)あれは生放送だって」
観客が「え〜」とも何とも反応を返さなかったので、今のネタフリは苦笑いで静かに幕を閉じました(笑)。


二人のやりとりの最中、舞台中央から吾郎君がギターをスタンバッて「下」から登場。
いよいよ演奏がはじまります。
と、そのとき、突然中居君が舞台から下にいる吾郎君に向かってオフレコで話しかけています。吾郎君、中居君が言っていることを、そのままマイクを通して観客に伝えます。
吾「はじめなんだっけ」
要するにわすれちゃったらしいんですね、これが(笑)。
おい、まじかよぉと慎吾から叱責をうけながらも、「な、マジマジ」と口が動き、吾郎君に真剣にはじめのフレーズを求める中居君。
吾郎君に歌ってもらったのか、わかると「OK!」と駆け上がり、再びピアニカをセット。

まずは慎吾がリズムを刻みます。
中「早すぎるよ」
次にスローになって始めますが、吾郎君のギターまで入っておきながら、中居君、なぜか中断させる。
今度こそ、と始めてみると、今度は観客の拍手が乱反射してエコーとなり、どれにあわせたらよいのかわからなくなるからお願いだから手拍子はやめてと中居君。
こんなことでなかなか演奏がはじまらない3人の掛け合い。
吾郎君、ぼそり、と「ドリフターズみたい」

またある日は、「ロックぽく(曲の始まりを)振ってくれよ」と中居君に求められた吾郎君。
「え〜っ・・・」と吾郎君、照れております。そして言葉にしたのが、「マサヒロ? OK?」「OK?、慎吾」。
中「客席にもなにかあおってくれよ」
さすがに吾郎君、さらに照れ、
吾「もう、演ろうよ」(笑)。



・今年の夏は・・・
例年夏に行っているツアーが秋になりました。メンバーがそれぞれドラマがありましたので、と理由を説明しはじめます。
中「剛君は『フードファイト』、慎吾君は『あい言葉は勇気』、そして吾郎君は『睡眠』」
吾「『催眠』だって」
きりかえし、すばやかった(笑)。
中「そして木村君は・・・・そうだ、映画」
と、ここで映画のお話に。昨年の夏もこの話題してたよね、と中居は振るけれど、木村君、このネタに乗り気ではない様子が見え見え。
中「どうなってるわけ?」
木「俺もよくわかんないよの」
この数日後、スポーツ新聞に映画撮影が暗礁に乗り上げたままで再開のメドもたっていないという記事が掲載されました。木村君、聞いて欲しくない話題だったのかもしれませんね



・「慎吾ママ」の子供達は関西人
慎吾ママ登場の時には、コンサート開催地の幼稚園から選ばれた園児達が舞台に花を添えてくれます。とってもかわいらしい。そして子供よりも必死な母親がまたおかしいのですが・・・。
さて、慎吾ママの後は「スケートボーイズ」の登場です。
舞台の後ろでは登場の為にメンバーがあのスタイルでスタンバッておりました。
その中の一人、木村拓哉氏が舞台袖で待っておりますと、そこに慎吾ママを終えた子供達がぞろぞろと通ったらしい。その子供が・・・
木「『あ、キムタクや。なにやってんのぉ』って」指をさしたらしい。しかも、すっごい素で(笑)。
木「次、出るからって言ったら、『ふぅん、がんばってなぁ』」
そんなクールな子供がいたと思えば、
木「お母さんが『キムタクよ』って、子供の手をぶんぶん振らせてんの。でもその子、すっげー不機嫌で」
母の腕にだっこされている不機嫌な子供。でも、木村君を見つけて「ほら、木村君よ、木村君」とうかれる母に手首をしっかりとにぎられて、ぶるんぶるんと揺らされている。でも顔は変わらずに超不機嫌。
母、必死です(笑)。


・らいおんハート
中居君のソロの後、客席から、とってもクールな声の「よくやった」が聞こえたらしい(木村談)


・スケートボーイズ、タックンとゴロゴロの・・・
スケートボーイズ。とにかく動いてばかりの5人は妙なテンション。
自己紹介ではそれぞれがコネタを披露。
吾郎、ひさしぶりにTOKIO松岡君のモノマネ。慎吾、松阪君人形を撤去する叔父さん。このネタ、3日間を通してずっとありました。たまたま私はそのニュースを見ていたのでセリフや人形を知っているからおもしろかったけれども、知らない人にとってはなんだこりゃ、なネタ。
タックンは「今日は靴下のゴムがゆるくて、ルーズソックスみたいになってます!!」。
そして剛、ヒガシとニッキのダンスのマネ。で、中居君はヒガシの「そろそろミサワかな」のマネ。この「ミサワ」も3日間を通してあったネタでした。

スケートボーイズでの競技は「青春イス取り」「青春缶ケリ」「青春リレー」。
初日の「イス取り」では、タックンとゴロゴロが、ゲーム開始前になにやらごそごそと耳打ちを・・・。
なんだ、なんだ!と思ってみれば、音楽がはじまり、5人が円を描いてぐるぐると回り始め、音楽が止まったと同時に走り出した3方向・・・センターステージの2脚、花道の端それぞれにある1脚ずつをねらって・・・。吾郎君はなんとラッキーなことに、自分一人だけが花道左側にダッシュ。あとの二人はセンターと右側の花道へと走り、結果、右側の花道に走っていった慎吾と剛のうち、剛が見事に席をゲット。吾郎は余裕綽々、「一人だもぉん」。
もしや、タックンとゴロゴロ、スタート前の耳打ちは、走る方向の打ち合わせをしていたのかな??というのは考えすぎか(笑)。
第2回戦をはじめるために、メンバーがメインステージに戻ってきます。花道の先端にいる吾郎君、「走って」戻ってきます。それだけで観客から注目されて「走ってるよ」と騒がれてしまうのだった(笑)。なんか、お得ね(笑)。

そうそう、何回戦目か忘れてしまったのですが、「タックン、がんばって」と、さりげなく励ますゴロゴロ。ちょっと贔屓なんじゃないの〜。
また、ゴロゴロのやさしい姿をもう一つ。
最終日の「青春リレー」の木村君対中居君の戦いの時。木村君はとっくにゴールインして、一人のこってトイレットペーパーほどきをがんばる中居君。
他のメンバーはゴールテープの向こう側から離れて見ているだけなのに、吾郎君はゴールテープを持っているお姉さんのすぐそばで立ち、「マークンがんばって、がんばって」って声をかけてたよ〜。ゴロゴロ、とってもやさしい〜。

初日のイス取りは、最終はツヨツヨ対タックンとなり、センターにイスが一脚。音楽が止まった瞬間、タックンは出遅れて走りだすことすらできずに立ちすくむ状態。それを後目にツヨツヨがダッシュ。センターのイスに向かって余裕の一直線。
しかし、ツヨツヨは一言・・・・「勝って、こんなにもリあがらないなんてはじめてだよ」(笑)
センターに向かった時、「座っちゃダメ」っていう空気があったとか・・・。


28日には、コーナー開始時の「あのねのね」のナレーション画面にトラブルが発生。校舎が映ったまま「アイドル・キックオフ」の映像が止まってしまいました。
数秒後、中居君の声で・・・
「音声トラブルが発生いたしました」
復帰するまでの間、モノマネでお楽しみ下さい、ということで、中居君は森田剛のモノマネ。これが似てない(笑)。引き続き、「パンチョ伊東」のモノマネをする慎吾。「カツラじゃないよ、パンチョ伊東です」といういつものネタです。
このあと、映像が動きだし、スケートボーイズが登場します。
ここで自己紹介。慎吾は松阪君人形撤去シーンと、45匹の犬を飼って注意を受けている叔父さんのモノマネ。ところが、先ほどのトラブルの時にネタ(森田剛)を披露してしまった中居君はここでやるネタがありません。
どうするのかと思っていると、突然ツヨポンに「マイクもって」と手渡し、「おならをします」。
え〜!!!!!、なぜにそんな、身体を張ったネタをするんだ〜(笑)。
慎吾、これを聞いて大爆笑。木村君も「やめろよ」。しばらく5人でなにやらもめて(?)いるうちに「今、でちゃった」。


・マイクの話
吾「俺のマイクだけ、音、おおきくない??」
MCの時、吾郎君は気が付きます。そして、あ、あ、と声を出すと、確かに吾郎君のマイク、音が大きい!。
それからマイクの話題になります。
中「オマエ、マイクに口付けて歌うだろ、きたねぇ」
と、吾郎君を指す中居君。
すると木村君、「Mステって、マイクは使い回しだよね」。
Mステでは、前に歌った人のマイクがそのまま回ってくるらしい。で「アユも口付けて歌うじゃん」と、ここで浜崎あゆみのマネ。これがまた、似てるんだよ〜、身体の前への倒し加減とかが♪。
で、そのマイク、慎吾にいったぜ、と木村君が振ると、慎吾君は「うえ」と汚いっ、という苦い顔をしてしまいました。
慎吾「あのさ、今、リアクション、どうしていいかわからなかったよ。「うえ」って汚い表現をしたけど、これってよかったの? 「えっ」って喜んだらいいの? どうしたらいいの?」と笑いをこらえながら困惑気味に言っていました。

また、同じくMステ。「俺のマイクは軽いの」と中居君。ソロがあったときに初めて重たいマイクがきて嬉しかったとか。そしてMC用と歌用のマイクが異なるらしく、タモさんの「じゃ、スタンバイお願いします」の後、席を立つとADさんが近寄ってきて、「マイクかえてください」と言われるらしい。そしてそのマイクは軽いらしい。



・「癒し」系
「STOP!」では中居君のソロが。
慎「俺の友達。俺、アルバムとか友達の前で聞いて反応みるのね。で、友達の一人がこうやって本よんでたの」手のひらをひろげてくっつけ、本を読んでいる格好をします。
慎「左側にスピーカーがあって、ずっと本を読んでたの。で、中居君のソロになったときにね」
本を読んでいた彼は、ゆっくりと顔をあげて音のする方向を見て、そのあと軽く頷きながら本に戻ったというのだ。会場はその反応の仕方に大爆笑。
中「そこは本を閉じて出かけようって、歌詞なんだ!!」
いや、そういう反応じゃないよ〜(笑)。

そしてツヨポンはツヨポンで、「俺、中居君がいてくれてよかったよ」としみじみ。
「もし、いてくれなかったら、俺、超やばいもん」。
それを聞いた木村君、「剛にとって中居は癒し系なんだ」


・中居、慎吾に・・・
デート?という感じのカップルが多いな、と、客席を見て木村君。
一緒に来た男の子は、いったいどういう心境で来ているのかという話に。また、会場では、どうしていたらよいのか、どうやって楽しんだらよいのか、と中居君。なぜか、この答えを求めて吾郎君に振る。
吾「女性になりきったら。俺達もよくコントでやるじゃん」
中「みんなはコントしにきてるんじゃないから」
慎「女装して来てる人いるんじゃない。それも、絶対にわからないくらいに」
すると、会場から男の声で「慎吾!」。
中居君、声のした方向に向いて「Are you GAY?」
と、思ったら、中居君、慎吾君に「オマエ、今日、ゲイっぽいな」。ゲイっぽいって、どんなん?(笑)。
また剛君には「オマエ、うすっぺらいなぁ」と、客席に剛君の身体の側面を見せる。たしかに薄い、そして白いの〜。
「ほんと薄っぺらいなぁ」と、剛君の胸を上から下に、数回、撫で撫でする中居君。セクハラだわっ(笑)。



・どうしてこんな話題に??
それは三日目のMC。
言いだしたのは慎吾。ステージ開始の幕が落ちる数秒前に、剛が鼻をほじって幕にはりつけた、と言ったことからはじまった「ハナクソ談議」。
これに対して剛は猛反撃。最初に慎吾が鼻をほじっていて、「ここにおいとくからね」とセットの五段目くらいにそれをつけたんだ、と。それを見て俺もやばいかなと思ってチェックしたんだと。
慎吾、崩れ落ちて大爆笑。
だけど、吾郎君だってきっと、楽屋とかで思いっきりやってるんだぜ、と両方の穴をほじるマネをされる。
吾「そういうことはさ、トイレとかならいいけどさ」
木「トイレでもやだよ」と、便座に座るように腰を低くして、「こっちもチェックしとこ」と鼻をほじるまね。中「こっちもとか言うな」


・デブ談議。
中居君に「デブ」と言われ、「デブって言うな!」とムキになって返す慎吾君。これだけのやりとりはすでにあったのですが、この日のデブ談議は長かった・・・。

「今日はまたでぶだな」と中居が言ったことから始まった「デブ談議」。
慎吾は「デブ」って、何時何分に言われたか書き留めているからね、と反撃。「今日は1頁じゃたりないね」と。「オマエ、日記つけてるんだ」と木村君が言うと、中居君、すかさず「デブ日記」とボソリ。慎吾、爆笑しながら「未来日記とかさぁ、良い名前つけてよ〜。デブ日記って〜」

しかし、木村君曰く「Jはみんな細い」と。普通の人の中に慎吾がいたらそうでもないはずだけれど、この中にいるから目立つんだよと。
木「KinKi KidsもV6もジュニアも、みんな細いじゃん。TOKIOも、ま、TOKIOは、まぁ・・・」と言葉を濁すと、観客もすぐに反応してどっ、と爆笑が。すると中居君、にこにことクビを振りながら、ベースを弾くマネを始める。
「そんなマネするなよ」とつっこまれるが、次に慎吾も弾くまねを・・・。

「デブ、デブ」言われる慎吾であるが、前日に食事に出かけた時の様子を木村君がここで話し始めた。
ステージの後、全員で大阪南にしゃぶしゃぶとすき焼きを食べに出かけた。その時の肉を一切食べない慎吾(豆腐ばかり食べていた)を木村君がチェックしていたのだ。それを聞いて慎吾は照れがあるのか、センターステージから離れて崩れ落ちてしまう。
慎「自分だけで密かにダイエットしてたのに、ばれていたのか」
木「だって、俺が肉をいれてあげようとすると「いや、いらない」って言われたら、誰でも気が付くだろ」

なにかと慎吾にフォローな発言をしてくれた木村君だったが、「MC終わり!!」と先頭を切ってメインステージへ戻り始めた慎吾の歩く姿に「どすん、どすん」と効果音を。「今度スマスマでやろうよ」とまで・・・。
この日は、このMCの最後だけではなく、スケートボーイズでも「どすん、どすん」と効果音を付けられていた慎吾でした。
また、「夏の風〜」の冒頭、チェック柄のジャケットを着るときにも、
中「衣装、ツアー始まったときにつくったから、着られるか?」
おもしろいネタだったけど、ちょっとしつこかったかな、中居君??
散々なデブ談議にもてあそばれた慎吾君、「夏の〜」が始まる前に客席から聞こえた言葉に一言。
慎「がんばって、とか言うな〜」(笑)。


・もしも・・・
ステージ中にトイレに行きたくなったらどうする?との中居の質問。
吾「ぞっとするね」
そうか、ゾッとするのか〜。それほど恐ろしいものなのか〜。
木村君は、自分のパートを歌ったあとにさりげにハケるマネを。
中「木村が抜けたらさ、木村のとこ、歌っておいてやるから」
会場、爆笑。
木「・・・・・やりながら歌う」
中「俺はウンコ以下か!」


from なあや