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女神異聞録ペルソナ



 かのプリクラで一世を風靡した(株)アトラスの送るロールプレイングゲーム。コアな女神転生シリーズファンの中には、「あれはメガテンではない」という人もいるようですが、私メガテンシリーズ知らないし…面白いからなんでもいいや。

  ●ストーリー
 体育祭間近い聖エルミン学園。空き教室で超常現象を呼ぶと噂の「ペルソナ様遊び」を行った2年4組の生徒たちは、白い服の幼い少女の幻を見た直後、雷を受ける。気絶した生徒の夢の中にフィレモンと名乗る仮面の男が現れ、暗示的な言葉を残す。
 目覚めた生徒たちは担任の冴子先生の指示で御影総合病院に精密検査を受けに行く。病院にはクラスメイトの園村麻希が長期入院していた。検査の前に彼女の見舞いに訪れた生徒たちの前で、麻希の様態が急変。そして突如起こった地震とともに麻希の姿は消え、病院は悪魔の徘徊する迷宮と化した。生命の危機に追い込まれた生徒たちの心の中に声が響く。「我は汝、汝は我。我は汝の心の海より出でしもの」
 彼らの中から現れた謎の存在は悪魔を蹴散らす。病院を脱出した生徒たちは御影町全体が異界と化し、外界と隔絶されていることを知る。聖エルミン学園に戻り、情報を収集した生徒たちは、最近町に進出したハイテク企業セベクに異変の原因の一端があるとにらむ。セベクに乗り込み、支社長神取と対峙した生徒たちは「もう一つの御影町」に飛ばされる。そして…

  ●ちょっとシステムっぽい話
 「ペルソナ」とはそもそも何なのか、実はよくわかっていなかったりするのですが…。キャラクターが降魔しているペルソナの能力が即戦闘能力となります。出会う悪魔と交渉し(これがメガテンの醍醐味と人は言う)、スペルカードを入手して、組み合わせ合体させることで新しいペルソナを手に入れます。ペルソナはタロットカード大アルカナ22枚の種族に分かれます。ペルソナおよび悪魔はいくつかの属性にわかれ、その組み合わせによって合体や戦闘に影響が及ぶのですが…かなり込み入った話になるのでここではとばします。世の中にはわざと合体事故を起こして高度な魔法を継承させ、その組み合わせを全部書き出す…というめまいを起こしそうな作業を行っている方もいらっしゃいます。私は取説や攻略本が見にくいので自分で合体組み合わせ表を作ったりしました。ホントはここに載せたかったんですが、大きすぎてボツ。

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 このゲームはキャラクターが個性的です。クセのあるキャラたちはそれぞれにコンプレックスや悩みを抱えています。それでも懸命に進んでいこうとする姿に、なぜか自分の心が癒される思いがします。自分の思春期の頃を思いだし、当時の生き方や人との接し方などに真剣に思いをはせてしまいました。
 キャラクターの顔グラフィックは一種類しかありません。喜怒哀楽すべてその一枚で表されます。不思議なことに、そのやや硬質な表情の乏しい顔が、物語が進むにつれ、複雑で多彩な表情を見せてくれるように思えます。ニュートラルな表情であるからこそ物語や台詞によってプレイヤーに生じた感情が投影されて見える…まさに「仮面」の効果、なんて考えるのは私くらいでしょうね。
 ペルソナの戦闘は、時間がかかります。キャラクターの呼び声に応え、半透明のペルソナがふわりと立ちのぼり、魔法を駆使する姿は神秘的で美しいシーンです。このアニメーションをカットできたら、という声もありますが、とりあえず自分にはペルソナの戦闘は苦になりません。なんといいますか、心がやすらぐと言いましょうか。ダンジョンを攻略していてコントローラーを握ったまま眠ってしまったことも一度や二度では(^^;;
 レベルアップにもやたら時間がかかります。自力でレベル99のルシファー様を降魔したのが私のささやかな自慢(^^)

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 ペルソナ…大好きなんですけど、この作品に関してはまったくイラストとか創作を作ってないです。元の絵が個性的過ぎるし…(^^)、創作などは元ネタに隙間というか行間がある方が作りやすいのですが、ペルソナは細部まできっちり脚本が練られていて自分には付け入る隙が無いです(世にはあれだけパロディが溢れていますが)。
 代わりといってはなんですが、以前書いたプレイレポートが残っています。ニフティサーブの某ペルソナパティオに書き込んだものを転載してみました。隠しシナリオ「雪の女王編」のモロネタバレになります。お読みになる方は覚悟なさってください(笑)

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 ペルソナを入手して早3年。今でも思い出したようにプレイして、ペルソナを成長させたりしています。あとまだ、セベク編でアヤセとエリーを仲間にしてないし、雪の女王編でエリーとブラウンのペアを試していません。一生遊べるソフトだなあ、と冗談抜きで思っています。…「ペルソナ2 罪」はほとんどプレイしていないけど(苦笑)。(もうすぐ「罰」も出るというのに)
 ちなみに自分のご贔屓は南条くん。「デジタルコレクション」なるパソコンアクセサリー集を購入して、彼の美声でパソコンを起動させています。

●ペルソナ「雪の女王編」プレイレポート●

●ペルソナおまけのページ(「隠し」へのチャート)●

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