ブキミ((C)吾妻ひでお)のような風体で、吟遊詩人の竪琴のようにソロバン(?)をつまびいていた未確認な兄さんが殺されてしまいました。あう。ゴ・ガドル・バがつくづく格好良いと思う私は、増田晴彦作品を見て「人間よりモンスターの方が男前!」と断言する人間なのよね(わからんネタばかりですみません)。
倒したと思ったガドルに殺されかけていることよりも、薔薇のお姉さまが立ち去ろうとすることに気を取られる一条さん。あなた、どこか間違ってません?この美男美女の因縁がすごく気になる私です。和解することなどけしてないだろうけど、でも…。
そして、五代君。君、登場のタイミング良すぎです!とうとう…黒になっちゃったね。どきどきしながら見てました。
たった一人きりになって風に吹かれている薔薇のお姉さまの姿がとても寂しそうに見えました。0号と会話しているときは変わらず力強い笑みを浮かべていたけれど。ふと、グロンギに感情はあるのだろうか、と思う。ゴオマの功名心やガドルの誇りを見れば、確かに感情はある。ならば、悲しみや愛もあるのだろうか。彼女は、リントは我々と等しくなるだろう、と言った。リント…平和を愛する種族?我々が?…まさか!人類の歴史は血で血を洗うことの繰り返し。グロンギとなんら変わることもない。違いと言えば怪人体に変身することがないくらい。一条さんや五代君の努力(あるいは「やせがまん」)は確かに意味のあることだけど、でも…。
そしてそして34歳バツいち子持ちのドラマを見て涙した私です(本当)。
終わりの7分程だけ、ちらりと見ていたダンナ曰く「どこが仮面ライダーやねん」
「仮面ライダー言うたら、怪人が出てきて『助けて、ライダー』ゆうて、ライダーキック!で『ありがとう、ライダー』ってもんやろ。見てたら橋田寿賀子ドラマやってたで」
さて、まだろくにストーリーも世界観も把握してない私に、どう説明しろというのでしょうか(^^;
それでも、「怪人さん達のやっているのは巫蠱の術みたいなもの」といったら、「蠱毒?」と返してきた。
私「今日、最後の一匹殺しちゃったよ」
ダンナ「じゃあ、ウルトラスーパーデラックスになるんやな」(「ウルトラスーパーデラックスマン」という藤子F不二雄氏の漫画があり、ダンナはその言い回しがお気にいり)
私「今日なったよ、ライダーが黒に」
ダンナ「なんや、ライダーが、かいな」
私「そう、ライダーが勝手に参加しちゃったから、最も人類を脅かす存在になってしまう可能性があるの。それは本人自覚してる」
しばらく考え込んでいたダンナ、「正義とか悪とか一方的な基準で、立場が違えばそれぞれの基準があるもんな」と呟いた。すいません。うちらアナーキーな夫婦かも。