胡蝶の舞

kocho


             胡蝶の舞     こちょうのまい
            
            
             日本の伝統芸能に舞楽と呼ばれる演舞があります。
             大抵は雅楽に合わせて舞われるものですが
             その中でも童子による胡蝶の舞は大変可愛いものです。
             背に蝶の翅をつけ、山吹の花を手にして舞います。
             この胡蝶の舞は特に春の舞ではないようですが
             緩やかな楽曲に合わせて舞う、その姿は春そのもので
             日本がまだ倭とよばれ、大陸の文化が色濃かった時代の
             おおらかでゆったりとした時の流れが蘇ります。