救われていない人は、地獄に行くといわれ、 それで終わり?
Q キリスト教では、一般に、救われていない人は、地獄に行くといわれ、 それで終わりのように言われますが、あなたの意見は、この考えとは、 異なっているのでしょうか。 大高 剛
A  ご指摘ありがとうございました。わたしも、最近までそのように考えていました。そう教えられていました。 その方が正しいのかもしれません。
 いくつか説明がありますが、比較的権威ある本としては、新改訳聖書(いのちのことば社)の あとがきです。 ここで新約聖書が、ゲヘナとハデスの説明があります。また、そこにもあるように旧約聖書のシェオル という言葉を「よみ」と訳しています。 :新改訳を訳者の立場にすぎないかもしれませんが シェオルを地獄と訳すかどうかです。
 地獄と訳すとするとヤコブは失ったヨセフが地獄にいると 信じていたことになります。(創世記37:35、42:38)
最近の訳では、ほとんど(口語訳、新改訳、新共同訳)

 ハデス-よみ、ゲヘナ-地獄、 シェオル-よみ

と考えているようです。

       例外的に リビングバイブルは、ハデスを地獄としているようです。


以上から、聖書を素直に読めば、

 死んですぐ行くところはハデス
 世の終わりの裁きによって投げ込まれる火の池が地獄

となります。
King James 版の聖書がハデスを英訳するときに「HELL」と訳したところからハデスを地獄と する考えが広がったようです。

 このあたりのことは、人の考えではなくて、聖書がどう語っているかです。
 ご自分でも聖書から確認してくださるようお願いします。