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5インチベイ小物入れ製作記

注意事項

この製作記は、私(おさかな大将)がこのようにして作ったという製作記であり、これをもとに何かを作って使用し、誰かに損害が生じても私(おさかな大将)は一切責任は負いません。製作や取り付け、管理は作る方自身の責任で行ってください。
この記事を転載したり他で紹介したい場合には、私までメールでご相談ください。


小物入れを作ろうと思った理由

私がほしい部品の中に「リムーバブルHDDケース」があります。 HDDを引き出しにセットして、5インチベイに差し込むだけで、本体ケースをあけずにHDDの交換ができるものです。むかしは、都市部のDOS/Vショップにしかなかったのですが、ちかごろは田舎でもフラットケーブルなどと並べて売ってるのをみかけるようになりました。
しかし昔は2000円台で変えたはずなのですが、なぜか最近3000円台後半です。最初は1個だけ買うってこともあんまりないと思うので、2個以上買うと、7〜8000円以上と結構な出費になり、パソコンびんぼーにはとってもつらいことです。
そこで、私の欲望を満たすために、リムーバブルケースがほしい理由を分析してみました。

1.HDD交換の時間が短縮できる。
2.HDDの動作テストがやりやすい。
3.フルタワーの5インチベイが余っているので、何かつけたい。
4.カッコいいような気がする(自己満足)

なんだかんだ言っても、3と4でしょう。つまり、何か付けたくてしかたがないだけです。それならば、リムーバブルケースっぽければなんでもいいわけです。お金もないし、、、そこで、

5インチベイに小物いれを作ろう!

ってことになったわけです。多分1個1000円以内でできるだろうと思っていました。


材料

さて、材料はなんにしよう。塩ビ、アクリル、木、鉄、アルミなどがDIYホームセンターに売ってます。 金属は加工する道具もないですし、木だと燃えると怖いです。塩ビとかアクリルにしようと思ってDIYホームセンターに行って見ると、塩ビ板は、アクリル板より熱に弱いようです。そこで、アクリル板にしようと思いました。

形状

引出しの形なのですが、5インチベイに引き出し部分を直接入れると、ベイにしきりがあるケースはいいのですが、ないと、ケースの中に物が落ちたり、入れたものが引っかかって出せなくなるかもしれないので、やはり引き出しの箱と、引き出しを作ることにしました。材料と加工時間は2倍以上かかりますがね。ところが、箱をねじ止めするわけですから、箱と引出しには隙間が必要です。引出しを少し小さめにして、箱の内側にガイドレールが必要です。なんだか、ちょっとつくるのが大変な感じになってきました。
外側から見えるのは、引出しの前面だけですから、この前面1枚をリムーバブル風にすればカッコよくなるわけで、中は適当でいいでしょう。

寸法

寸法は、CD-ROMドライブから取りました。ここから各部品の寸法を出しました。いたの厚みには気をつけましょうね。今回は、厚さ3ミリの板を使いました。皆さんが作るときにはもう一度寸法を取り直してくださいね。この寸法には自信がありません。
それと、今回は、CD-ROMのプラケースがちょうど納まるぐらいの大きさにしました。あんまり長くすると、機械に影響が出たり、熱の問題があると困りますので。

 


アクリル板を切る

さて、実際に作業をして行くことにしましょう。アクリル板を切るには、本当は、金ノコがきれいなのでしょうが、手軽に切るならやっぱりアクリルカッターでしょう。これで切る(切って折る感じ)と、切断面は段になってしまうので、アクリルカッターの付け根で削り、サンドペーパーで仕上げます。金ノコならまっすぐになるので、サンドペーパーだけでいいでしょう。

穴をあける

ハンドドリルかなんかであけて、タップでねじを切るのがいいのでしょうが、自分で使うなら、3ミリ以上の穴をあけてボルト止めでもいいでしょうね。この方が簡単です。

接着する

アクリル専用の接着剤を使います。溶かしてつけるタイプなので、丈夫だと思います。

曲げ加工もありますが、今回は使いません。 曲げ加工用のヒーターが必要ですし、寸法も甘くなります。






組み立てる

1.まず、引出しの前面パネル以外を接着します。セロハンテープなどで仮組みして、接着剤をスポイトで流し込むわけですが、接着面以外に付くと、アクリル板が溶けて汚くなりますので、注意してくださいね。

2.次に、箱の上面以外を組み立てます。この時ちゃんと5インチベイに入るか試しておくといいですね。

3.2の上に1をのせて、位置を合わせます。合わせたら、箱にガイドレールをつけます。

4.箱の上面をつけます。多少引出しとの隙間があってもいいですが、きつくて入らないときは、引き出しを削って合わせます。上面をつける前に、上面をのせて5インチベイに入るか確認します。入らないときは、箱と上面の接着面を削ります。

5.箱にちょうど合うように、引き出しに前面パネルを取り付けます。これがきれいにまっすぐつくと、見た目がきれいになります。パソコンに取り付けたとき、見えるのはこのパネルだけですから。

6.あとは、前面パネルをアクリル板や、加工の簡単なものでリムーバブル風の部品をつけたり、5インチベイスピーカーみたいにしてしまうってのもいいですね。CD-ROM風や、MO風なんてのもできますが、カーステレオ風なんてのも面白いかもしれません。

 


まとめ

アクリル板ってのは、意外と高いです。何個も作るつもりで大き目のものを買ってくると安くなるかもしれません。今回は、アクリル板(1500円)、接着剤(500円)を買いましたが、アクリルカッターや、サンドペーパーは、あったものを使いました。1個だけつくるなら、リムーバブルケースが買えてしまいます(^^;) がんばって2個以上作れば、安くなりますね。


注意事項

この製作記は、私(おさかな大将)がこのようにして作ったという製作記であり、これをもとに何かを作って使用し、誰かに損害が生じても私(おさかな大将)は一切責任は負いません。製作や取り付け、管理は作る方自身の責任で行ってください。
この記事を転載したり他で紹介したい場合には、私までメールでご相談ください。


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