小田町の行事その弐
小田神社の氏子3町(小田町、十王町、江頭町)で行われる春祭りです。
宵宮には松明の奉火と仕掛け花火などがあり、大祭当日は太鼓や神輿が渡御します。
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毎年8月23日頃になると全国各地で地蔵盆が行われます。
夏休み最後の子ども達のお祭りとも言うべきこの行事は、町内からお地蔵さんにお供えされたお菓子を子ども達が貰えるとあって、夜のお参りには近所の子ども達がたくさん集まりました。
小田町内にはお地蔵さんをお祀りするいくつかの講があり、その中で小田中西組の講(平成12年現在47軒)をご紹介します。
その始まりは定かではありませんが、お参りに使用されている鐘に彫られた元号は享保5年とされていることから、恐らくこの頃より連綿と続けてこられたに違いありません。
導師のお先達で南無神変大菩薩和讃をはじめ般若心経、祈願回向などのお経を上げた後は、お参りの人全員で百萬遍の数珠くりが始まります。
太鼓と鐘を鳴らしながら南無阿弥陀仏のお経をあげる導師を中心に、お年寄りから子どもまで一緒に数珠を回し続けます。
10m以上もある大きな数珠をみんなで左回りに送り、大きな房のついた数珠が回ってくるとそれぞれ一礼します。 導師の横で、その数珠の回った回数を札で数えて100周回ると終わりとなります。
この鐘も歴史は深く、裏には次のように彫られていました。
お参りが終わると、スイカを食べてお下がりのお菓子をたくさんもらって、子ども達は大喜びで帰っていきます。夏休み最後の行事となりました。