「目の不自由な方への介助の授業2」学習指導案 〜 点字ブロックを使って 〜
                                                       平田 淳
 
1.指導学年  第4学年
 
3.指導場所  体育館
 
4.指導内容  ・点字ブロックの上を歩いたりして、目の不自由な方の疑似体験をする。
        ・目の不自由な方の介助の仕方を深める。
 
5.準 備 物  
   <児童> 筆記用具、タオルか日本手ぬぐいなどアイマスク代わりになるもの
        傘(白杖の代わり)
   <教師> 点字ブロック、白杖、マットまたは障害物になるもの(ケガしないもの)
 
6.本時の展開
      授 業 の 流 れ   指導上の留意点

1.目の不自由な方への介助の仕方を練習する。
 
休み時間のうちに、点字ブロックを布ガムテープで固定しておく。

点字ブロックの上を歩いてもかまわない。






目隠していないときは、そんなに点字ブロックを意識しないことを感じ取らせる。



目隠しをさせて歩かせるが、教師はけがをしないように、
目を見張っておく。
目隠しを忘れたものには、目
をつぶらせる。

必要ならば、2人1組でやらせる。





















障害物がどこにあるか分からない不安な体験をさせる。


目隠しをさせてから、マットを適当な位置に置く。

目隠ししていない子どもがスタート地点までは誘導する。
教師は、目隠ししていない子どもを誘導する。






写真資料提示






 




 

 2人組になって、目の不自由な方への介助の仕方をもう一度練習します。体育館を1周ずつ回ってきなさい。
 




 
 ・ペアで練習する。

2.点字ブロックの上を歩く経験をする。



 

 一度、点字ブロックの上を歩いてみます。歩いてくれば、今の場所にすわりなさい。
 



 
 ・手で導かれ、体育館を1周する
 ・交代して、体育館を1周する

3.目隠しをして、点字ブロックの上を歩く経験 をする。
 ・スタートからゴールまで歩いてみる。
 



 

 目隠しをして歩いて、気づいたこと、思ったこと、考えたことを発表しなさい。
 



 
 ・怖かった
 ・目の不自由な方はたいへんだと思った。
 ・点字ブロックがあれば、目の不自由な人も歩  けそう。

4.目の不自由な方が白杖をもって歩くのを疑似 体験する。








 

 今度は、目の不自由な方が白い杖をついて歩くようにやってみます。傘を杖代わりにします。
 目隠しをする人は、傘で点字ブロックをたどって歩きます。ペアの人は、介助しないで、横についてあげます。「どう見ても危ない」というときだけ、手助けします。
 1人が歩き終わったら、交代します。
 








 
 ・順番に全員歩く。

5.点字ブロック上に障害物があったときの体験 をする。









 

 今度は、点字ブロックの上のどこかに、障害物・じゃまになる物を置きます。そして、歩いてもらいます。
 先ほどと同じように、傘で点字ブロックをたどりながら歩きます。障害物のところまでいったら交代します。ペアの人は、横についてあげます。
 では、目隠しをしなさい。
 順番に歩きなさい。










 
 ・1人ずつ点字ブロックの上を歩く。

6.点字ブロックの上に、自転車など、障害物が おかれていることがある現実を知り、自分はど うしていくかを考えさせる。




 

 目隠しをして歩いて、そして今、この写真を見て、気づいたこと、思ったこと、考えたことをノートに書きなさい。
 




 
 ・各自の考えを書く。 

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