■かまいたちの夜リレー小説篇とは
ゲーム「かまいたちの夜」に登場する人物で、ペンションシュプールでの出来事をリレー小説にしてみようという企画です。
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ゲーム「かまいたちの夜」に登場する人物で、ペンションシュプールでの出来事をリレー小説にしてみようという企画です。
そう・・・。 何も殺すだけなら首を絞めるだけでいい。 ならば何故犯人は鉄アレイで再度殴ったのか・・・。 |
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その前に焼け焦げて死んでいた美樹本さんは本当に美樹本さんだったか? だって違う人かもしれない・・・。もしかしたら本当は田中一郎で美樹本さんが田中一郎に罪を着せたかったんじゃないか? いや、確かに美樹本さんだった・・・。 ・・・・・・。 ・・・―――ほんとうにそうだったか? だがそれも束の間の推理だった。 「透?どうしたの?」という真理の一言で、それは掻き消されてしまった。 |
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「・・・・少し事件を整理していたんだ。」 僕は真理に言った。 とその時!! |
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整理できたの? | |
え?誰か何か行った何なんだろう誰か何か行ったような気がしたんだけどな バリン!「なんだどうしたんや」香山さんが言う僕の隣の窓が割れている |
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あんた あんた |
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僕の隣の窓のところによっかかってかつての田中が死体になっている 「うわぁたっ田中なんでいるんだ」 やはり死んでいるか? |
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「・・・・・。死んでいる・・・。」 「えッ!!」 田中の手には紙が握られていた。 『やるべきことはすべてやった。』 と書いてあった。 |
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「医者か?」 ・・・・!! 「間違えた!遺書だ!」 「・・・透、ふざけないで!!」 怒られてしまった。 |
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「やるべきことは、すべてやった」 「どう言う意味だ…」 |
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「どういう意味だもこーしたもないやろ!何だかんだ言ってやっぱりそいつが犯人やったんや!」 「そぉよ!亜希、啓子もう犯人は死んだんだし部屋に帰りましょ!!」 「離れると!!」 とその時!! |
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「グハァー」 みんながいっせいにそちらを見る 「どうしたんやねーちゃん」 そこには、血をたっぷりと吐いていた可奈子ちゃんがいた 「え…どうしてどうしたの可奈子ちゃん!」 |
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「かはッァ!!」 しかし可奈子ちゃんは息絶えてしまった。 「・・・・。」 |
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〜加奈子ちゃんが死んだのが確認されてからすでに10分が経とうとしていた ・・・誰もなにも話そうとしない・・・ 静まり返った談話室で今起こった現実を理解できぬままただ時が流れる 沈黙が続く中、小林さんがそっと口をひらいた・・・ 「わ・・・私がみなさんを招待しなければこんなことにはならなかったのに・・・」 小林さんの目にはうっすら涙が浮かんでいる。さきほどまで冗談を言っていた顔つきとは明らかに 違って衰弱しきっているのがうかがえた。 「伯父さんのせいじゃないわよ、そんなこと言わないで」真理が小林さんにあゆみより宥める。 焦点が合っていないかのようなうつろな目つきで、小林さんは話しつづけた。 「実は・・・私知っていたんです・・・。」 一瞬時が止まった。 「小林さん・・・知っていたとはどういうことですか・・・?」 沈黙に耐え切れず僕は口を開いたが、他の人達は誰も話せる状況ではなかった。 「透君・・・俊夫君から聞いたかい・・・?」 一瞬なんのことを言っているのか考えたが、すぐにあの手紙のことだとわかった。 「実はあの手紙は私も読んでいたんだ・・・。」 読んでいたって・・・!?「小林さんもあの手紙は見ていたんですか?」感情的になって口に出す 「手紙ってまさか・・・」真理が横で呟いた。 「小林さん!わかってて僕たちをここのペンションに呼んだんですか!?」 「すまない・・・まさかこうなるとは思ってなかったんだよ・・・」 他の人たちは何のことを言ってるのかさっぱりといった表情で僕たちを見ている。 「知っていたのなら、なぜ止めようとしなかったんです!それなら俊夫さんやみどりさんも死なずに すんだかもしれなかったのに!いや、それだけじゃない・・・美樹本さんや可奈子ちゃんだって・・・!」 熱くなって怒鳴りつける僕を落ち着かせるかのように真理が口をはさむ。 「透・・・あなたもさっきこの手紙を見ているのよ?」 「あ・・・」。開いた口がふさがらなかった、たしかにそうだ、現に僕もさっきこの手紙を俊夫さんから見せられていた、 僕にもこんな事件が起こることを十分予測できたはずだ・・・。 「私も最初この手紙を見たときただのいたずらだとしか思わなかったんだ・・・」小林さんがうつむいたまま呟く。 「で・・・でも、もしものことってのがあるかもしれないじゃないですか!現に今こういう状況になってるんだし!?」 「じゃあなんで俊夫さんを一人にしたの?透だってこの手紙を信用してれば俊夫さんを一人にしなかったはずよ?」 怒りのあまり僕はつじつまの合わないことを口にだしていた。 小林さんがこの手紙を信用したかしないかの前に僕もこの手紙の内容を俊夫さんから知らされていたのだ、ということは僕にも止める事が十分できたかもしれない・・・。僕には小林さんを責める権利なんてなかった。 「す・・・すいません小林さん・・・」一人で熱くなっていた自分が馬鹿に思えた。 「いや・・・いいんだよ、たしかに私に責任があるんだ・・・おそらくこの手紙を見せてもらったのは私が最初だと思うから・・・」 小林さんの言葉を最後にまた誰も話さなくなってしまった。 しばし談話室に沈黙が続くかと思われるたその時、懐かしい関西弁が聞こえてきた。 「あんなぁ・・・さっきから手紙、手紙いうとるけど・・・いったい何のこといっとるんや?」 小林さんはうつむいたまま口を開こうとしない・・・。 「こ・・・小林君、説明してくれへんとわけわからんがな・・・?」 真理がみかねて説明をしようとしたその時・・・僕はゆっくりと口を開き、談話室のメンバーに手紙の内容を告げた・・・。 |
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「実は俊夫さん宛てに手紙がきたんです。『12月24日お前を地獄に送る』と。』 「・・・・・・。」 またしばらく沈黙が続く。 そして香山さんが口を開いた。 「ならその手紙見てみたらどうや?なんか手がかりが残ってるかもしれないしいい考えやろ?」 なるほど!と思ったが犯人は香山さんかもしれない。下手に証拠隠滅されたら終わりだ。どうしよう。 僕は・・・・・。 |
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「いいでしょう。ただし僕と真理が持ってきます。」 「はよもってきィ!」 「はい!」 僕は小林さんに俊夫さんの部屋の鍵をかり真理を連れて俊夫さんの部屋に向かった。 |
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部屋は小奇麗に整頓されていて、部屋にはクローゼット、シングルベッドが二つ、そして机が置かれていた。 「透の部屋とはえらい違いね」真理が皮肉を言う。 「俺の部屋に来た事ないくせに・・・結構奇麗にしてるんだぜ?」 「はいはい・・・」スタスタと部屋の中に進んで手紙を探し始めた。 「クローゼットってことはないわよね?」真理が変な質問をする。 クローゼットに手紙をしまう奴がいるかよ・・・普通に考えて机かなんかにしまうだろうに。 「机・・・勝手に空けてもいいかしら・・・?」いい終わる前にすでに真理の手は机に伸びていた。 「あ・・・これ・・・」 机の上には二人の仲のよいカップルの写真が飾られていた。 「そうか・・・たしか俊夫さんの部屋はみどりさんと相部屋だったな・・・」今はその写真もなぜかとても悲しい写真のように感じられた。 |
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「机・・・空けちゃうね・・・」真理が机の引出しに手をかけた。 確かに手紙が入ってそうな所は机ぐらいしか考えられない、失礼かもしれないけど手がかりをつかむためには仕方ないことだと思った。 「痛い!」真理がはっとして引出しから手を離す。 「どうした真理!?」 真理の指からは小さい切り傷から血が滲んでいた、「大丈夫か?早く消毒しないと!」 机の中を見てみると引出しの淵にカッターのようなものが仕掛けられている。 「な・・・なんだこりゃ?・・・?」いったい誰がこんなことを?俊夫さんやみどりさんが自分の机にわざわざこんな意味のないことをするとは思えない。 カッターに気をつけるようにしてさらに引っ張ってみると机の奥に血のついた手紙が入っているのが確認できた。 「真理、あったよ!もう大丈夫だから真理は先に談話室に戻って早く消毒してきた方がいいよ!」 「わかったわ!早く戻ってきてね」と一言残して真理は急いで談話室に走っていった。 |
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真理が去ったあとカッターに手を触れないように慎重に手紙を取り出そうとしたその時・・・ ・・・一つの疑問がよぎる・・・ ・・・手紙に血?それはあきらかにおかしかった、俊夫さんが死んだのが確認されてから手紙をこの机の中に持ってくることは不可能だ。 真理の血か?いやそれもありえない・・・手紙についている血明らかに時間がたって乾いている。 じゃあいったいこの手紙血は・・・恐る恐る手を伸ばして手紙を開いてみる 僕はその手紙の内容を見て愕然とした、しかし予想は的中していた・・・。 「犯人は雪の中、終わりなく続く、時が経てば思い出すだろう・・・」 |
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そんな中、どこかで、「ギー」と、ドアの開くような音がした。まりは、恐る恐る、音のする方へ歩いて行った。そこは、俊夫の部屋だった。何があるのだろう。真理は、震える手で、ノブをまわした・・・。部屋の中には・・・。 | |
もう、あたりは暗くなっている。どこかで、「ギー」と、ドアの開くような音がした。 真理は、恐る恐る、音のする方へ歩いて行った。そこは、俊夫の部屋だった。何があるのだろう。真理は、震える手で、ノブをまわした・・・。部屋の中には・・・。 | |
ウンコがあった。「くさっ!」そして・・・・・・・・・・・・・・ 「あ〜やっと終わった。」「全く、こんな学園祭なんかやってらんねえよ。」 やったくせに。、と俊夫役の人が言う。やはり死体はイヤだったか・・・ そして、「かまいたちの夜 〜迷宮入り編〜」は終わったのだった。 そして1週間後・・・・・ 苦情が殺到した。 完 |
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そんな頭の妄想がよぎる 「これも学園祭だったらいいのになぁ」 「なにいってるの」 真理に怒られてしまった。 「そうだよなぁ俊夫さんたち死んだんだ」 我に戻った |
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そのとき、銃声が響いた。 「大丈夫ですか。」 見ると、全員が死んでいた。 犯人は誰だ・・・・・・・・・・・・・・ 僕じゃない。すると真理。しかし真理には犯行が行えない。 すると グサッ! 僕の意識は急速に遠のいていく・・・・・ そのとき誰かの笑い声が聞こえた・・・・・・・・ (まさか犯人は外部犯・・・・・・) 死亡 |
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と思うと、気絶しただけだったようだ。 「透、起きてよ。透!!思わず笑っちゃったじゃない。」 真理の声が聞こえる。 まてよ! 確かあの時銃声は1発しか・・・。 どういうことだ? |
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その時!! ドスッッ!! 目を開くと胸にナイフが刺さっている。 すると犯人らしき人が見えた。 たくさんの謎があるのにだんだん前が薄れていく。 あぁ君が犯人だったのか。君が・・・・。 (終) |