■かまいたちの夜リレー小説篇とは

ゲーム「かまいたちの夜」に登場する人物で、ペンションシュプールでの出来事をリレー小説にしてみようという企画です。

 

「かまいたちの夜リレー小説篇」 ログ

  「さあ、帰ろう。」僕は行った。
そして、事件は終わった。
 

と、思われていた。
しかし、僕は誰か一人いないことに気がついていた。
  「そうだ!いないのは・・・・」

「・・・・香山さん?」

  違うな。
「真理だ!!」
「真理〜!!」
僕は・・・・。
  真理を僕は、殺していた
「ま、真理どうしたの」
  などと言っている場合ではない。犯人は香山さんだ!
「な、なんでワイが犯人なんや。そりゃあ、人は殺したけど・・・それだけでワシが犯人だなんて・・・あんまりや!」
(確かにそうだ・・・香山さんは人を殺しただけ・・・犯人とは言いがたいんじゃないか。)
そのとき、僕にはすべてが分かった。
・・・・「犯人は小林さん!あなただ!」
  「おいおい、ちょっと待ってくれよ。香山さんが人を殺したって言った
じゃないか。犯人の自供だろ。」
小林さんは、犯人呼ばわりされて驚いているようだ。
「皆さん落ち着いてください。真剣に考えないと、事件は解決しません。
そう、香山さんは自供もしていないし、僕は真理を殺していない。
どうして殴る必要があったのか、香山さんの問題提起です。これを考え
ましょう。」
僕は冷静になろうとした。事件解決前に帰ろうだなんて、どうかしてい
たよ。
「ええと、絞め殺したと思っていたけど、実は生きていたから殴り殺した
っていうのはどうかしら。」
真理がおずおずと答えた。
「そやなあ、犯人は絞め殺したと思って安心しとった。しかし、みどりは
気を取り戻して、悲鳴をあげ、それを聞きつけた犯人は現場に一目散に
かけもどり、鉄アレイで殴った。」
香山さんは腕組みしながら言った。
「ということは、みどりさんの第一発見者があやしいわね。」
加奈子ちゃんは、とある人物をじっと見た。その視線の先は・・・真理だ。
「真理さんが、みどりさん事件の第一発見者よね。」
加奈子ちゃんは、真理の前に詰め寄った。
  等ということはなかった!!


「そういうことさ・・」
  すると香山さんが、「犯人に100万円やる」といった!
  「やはりな・・」
と僕は言った!


「どういうことだ?」
「ふっ 防犯カメラに犯人が映っている!」

と言って、どさくさにまぎれて呪いのビデオを渡した!
  「これを1週間で誰かに渡さないと」
ってこれは、リングかっての
 

すると香山さんが「わしが見たる!」
といってビデオを奪い取った!

  香山さんがテープを入れようとした瞬間!
香山さんの動きが止まった!
「は!入らん!!!」
テープはベータだった!
  「これがホントの、ベータベタなオチ」
真理にこんなギャグセンスがあったなんて・僕は感心した
しかし、感心する所か心中穏やかでない人がいた
「な、なんやと・・なんじゃ今のボケはー!なめとるんかー!」
関西人の香山さんの魂に火がついた!
「な!ん!で!や!ねーーーーん!!!」
香山さんの鋭いツッコミが真理を襲う!
ドシュッ!!ゴン、ころころ・・
僕の目の前をドッジボールが飛んで行った・・かにみえた
しかし床に転がったそれはボールでは無く・・真理の・・頭部だった

「香山さん!なんて事を」
「透君、ボケは命がけのものなんやで」
「だけど・・・何も殺さなくたって!殺人ですよ」
「透君、関西ではボケですべった者をツッコミで始末する事は罪にならん」
「そんなルールがあるわけないでしょう!」
僕は怒鳴った!
「透君、何を言っているんだ、常識じゃないか」
声の主は・・・小林さんだった
「あなた、そんな事も知らなかったの?」
可奈子ちゃんだ。
「え・・そ、そうだったの?ほんとに?」
僕はみんなを見まわす・・みなが平然とうなずいている!
「ほれ、見てみい。わかったらもう、にらむのやめてんか」
香山さんがにやにやとした顔でいっている。
僕は・・・それでも香山さんに真理を殺された事が許せなかった
僕の中に復讐の炎が燃え上がる!そのとき、僕の頭に名案が浮かんだ!
「香山さん!僕とコントをしましょう!ボケ役は・・・一回交代だ!!」
香山さんは余裕の笑みでいった
「透君、関西人にお笑いで勝てると思っとるんか?ええで!勝負や!」
「では、判定は皆さん、お願いします!もし一人も笑いが出なかったら!」
「その時はようしゃなく殺人ツッコミをいれさせてもらうで!透君!」
「それなら私がお題を出そう・・透君・・真理の仇を頼む」
ルールはきまった・・・真理の弔い合戦だ!
「なら先手はわしからや!小林さん!お題は!」
「お題は!かまいたちだ!!」
  「ようし分かったじゃあやろうか香山さん」
僕は、香山さんをにらみつけた
  「何睨んでんだよ」
 

・・・・・・・・?
何かいやな予感がする!!
僕は、携帯ラジオの電源を入れた!!
「えー、ニュースをお伝えします!!
今日、NASAが、原子爆弾を積んだ衛星が、長野県のとあるペンションに落ちる事を発表しました!!
そのペンションの名前は、「シュループ」といい、あと1時間24分15秒で墜落します!!
長野県警では、周辺の市民を避難させています!!
なお、ペンションでは、人がいないことが確認されています!!

 

「さて、冗談はやめにしましょうか・・・
そうでしょう、田中さんを殺し、美樹本さんを焼殺し、みどりさんの首を絞めて、
ペンションに放火し、真理をこの世から消し、香山さんをホームにつき落として、
小林夫妻に、借金を負わして自殺に追いやり、木星を破壊して、警部を退職させ、」

  「真理とHをしたのは、お前だ」
僕は、人差し指で
  サングラスの同級生をデコピンした
  みんなその場に立ち尽くしていた。
  「だめだ・・・次々と人が死んでゆく・・・」
透が言った。
  「そうだ!!!!!!!!!!!あの人なら・・・・・」
そう言うと、透はある場所に電話をし始めた。
透はかの有名な名探偵、金田一耕介の孫、金田一一のもとへと電話をかけた。

そして、透は金田一に、この事件の事を話した。
そして、電話越しに金田一は言った。
「この事件の謎は、この俺が必ず解いてみせる。金田一耕介(ジッチャン)の名にかけて!!!!」
  「よーし、分かったぞ透、犯人は、」
「犯人は、誰」僕は、ゴクリとつばを飲んだ
  「俺に決まってるだろ」
「なに言ってんだ?」
僕は、電話を切ると病院に電話をかけた。
「あっ、すいません・・杉並区の2丁目に頭のおかしい奴が居るんで連れてってください」
そう言うと電話を切った。
「死んだな・・」
僕はそう言うと着ていた服を脱いで黒いスーツに着替えた。
そしてサングラスをかけるとタバコを取り出した。
  ・・・・・「ライターがない!どこかに落としたのか?あれには例の・・・・ヤバイ!このままだと消されちまう!」
  「くたばれ。」
誰かがこう言った。
透は自殺した。
        (終)