珊瑚・EF56二次型のキットを組む
「魅惑のロングデッキ」第一弾
また局長の「悪い虫」が疼き出して始まっちゃいました新プロジェクト(?)「デッキ付き補完計画」。
(おい、ディーゼルは、DD50はどーなってるんだゴルァ!!なんて言わないで下さい(^^;))
その第一陣としてオクで競り落としたのがこの珊瑚のEF56二次型キットです。
本来なら2006年春の花月園運転会でのデビューを目標としていましたが、サウンドシステムの充実を優先したため頓挫。
間に合わなかった分、次回の秋の花月園ではEF53・EF18ともども一挙3輌をデビューさせようという暴挙(?)を目論んでいる次第。
まずは2輌に先行しての落成出場を目指し、EF56のキット組み立てを開始します。
ようやくお顔の付いたEF18のボディーと並ぶ。前面の接合はやや合いが悪くかなりの修正を余儀なくされた。
屋上の大型ベンチレーターは末期は撤去され、先端が二股に分かれた煙突が付いていた(天賞堂の最新製品がその仕様)が、
EF56らしさを求めるならやはりこのディテールは外せまい、という事でそのまま。結局前照灯をLP403に交換した程度の
ほぼ素組みの状態で上回りの工作は完了。前面の接合部分はもう少し修正しないと塗装後はっきりと跡が残りそうだ・・・
随分と間が空いてしまったが炎天下の中、扇風機を全開にして作業再開。下回りの組み立てに入った。
久々に握るハンダゴテで勘を取り戻すのも大変だが、現物合わせとイモ付けの応酬の台枠周りはもっと大変であった。
お陰でガタガタの下回りになってしまったが、どうにかデッキ部分と動力機構を残すのみという所まで漕ぎ着けた。
床下の風道のパーツは寸法の問題で、ボディーと干渉して上手く取り付けられず思い切り良く省略。
実車も後年の改造で取り外されたナンバーもある様なので別に無くても問題は無いであろう。
デッキを主台枠に仮置きしてみると、車体の位置が低くなっているのか、主台枠の位置が高いのか、この状態では
車体側の渡り板とデッキの床板が100%干渉してしまう。車体をワッシャを挟んで嵩上げするか歩み板を上にずらすかして
修正しないといけない。果たして次回の工作で生地完成に持ち込めるか、どうか。
動力機構はギアボックス以外はキットの物は使わず、キャノンのEN−22モーター、エンドウの「モーターホルダーABセット」、
同じくエンドウの「ユニバーサルジョイントΦ2.4〜Φ2.0」これらのパーツを使って走行性能の向上を図った。
お手軽(床板に3箇所Φ2.0のネジ穴を切るだけ)かつ安価な工作で現代製品に劣らない走りを得られるので
最近多用している手法である。ちなみに天賞堂のMV−8モーター搭載機も同様の加工で見違える走りになる事が
当区のDD51の加工で実証されている。
このキットでは先台車のエンドビームが省略されていて、正面から見たとき間が抜けているので
エコーのパーツを使ってそれらしく再現してみた。
これで下回りの組立ても全て終わったので最近の当工場の定番スプレー「トビカ・トップガード」で塗装。
毎回言うようだがこのスプレー、黒染めスプレーだけあって塗膜も薄く仕上がり、何よりプライマーでの下塗りが
不要なので本当に使いやすい。これで蒸機を塗ったらどうなるだろうか、機会が有れば試してみたいものである。
塗装が終わってから下回りを再組立てして再度チエックしてみると、先台車の位置が両エンドで微妙にずれている(´・ω・`)
片方がやや内側に寄っているようだ。このままだと急カーブ通過時に主台枠と干渉して具合が悪いので、先台車の心向棒を
帯板を使って延長した。ついでにボディーの手直しも行ない、正面の歩み板をやや上に付け直し、標識灯をエコーのロストパーツに交換。
そこそこ天気も良かったので一気に塗装に踏み切る事に。塗料はGMカラーのぶどう2号を使ったので
色合いがマッハカラー使用のEF18・53に比べるとやや赤っぽい茶色になった。でも、これはこれで良いかも。
自分としてはまあまあ綺麗に塗れたかな、とは思うが、その分組みと仕上げの荒さが塗装によって目立ってしまった(´・ω・`)
前回EF18での教訓が全く生かされていない。学習能力の無い、せっかちな自分に又もや反省・・・
パンタは天賞堂のPS14(高い!)、ナンバーはだるまや、メーカーズプレートはボナ製をおごった。
ライト関係と試運転が残っているがこれはまた後日のお楽しみだ。
ともあれ、これでデッキ付きEF級電気機関車が3輌出揃った。
並べてみて、この中で一番出来がマトモなのがメーカー組み済みのEF53というのが何ともはや、せつないところではある。
でもやはり、キットから組んだこのEF56が一番愛着がある。さて、ここまで来たらEF57が欲しくなってきた。
もしくは貨物用に目を向けてEF15とか・・・?