カイロで健康

寝転んで、頭上の犬

寝転んだ状態で、頭の上に犬がきて、首痛になった症例です。

■はじめに

70歳代、女性
首痛、頭痛、右耳鳴り、腰痛で来院され、良くなってから、1ヶ月。
急に、左の首が痛くなって、回せなくなって来院。

・症状と結果

いつもは、首の骨2番のズレなのが、今回は、首の骨1番と7番がズレている。
腕と首の筋肉も硬直しているので、低周波、筋肉調整を施療。
お話ししていると、最近、ちわわ犬を飼ったそうです。
コタツに入っているときに、頭をかまって来るそうです。
どうやら、その姿勢で、首に負担がかかったようです。
7日後、2回目、
あれから首は、楽になった。もう一度、診といてほしい。

・あとがき

コタツに入るときは、犬をケージに入れておくようにしたそうです。

メルマガ788号

寝転んで、頭上に犬

寝転んだ状態(コタツに入る)で頭上に犬が来た状況を、ぬいぐるみで再現してみました。

頭上に犬が来た場合、手を伸ばし、上方を見ようと、首だけ回転させる動作になります。
この状況を、繰り返すことで、首痛になったと思われます。


肩から下は、固定

寝転んだ状態では、肩から下は、床に接触して固定されています。

この状態で首を回すと、頭との付け根、肩と首の境である、後頭骨と首の骨1番、首の骨7番と背中の骨1番に負荷ががかかります。
動作が繰り返されたり、急に振り向いたり、回した状態が続いたりすると、首の骨がズレたり、首を回す筋肉の疲労、首の骨を支えている靱帯が、痛みを出します。
さらに、頸部の血管が引き延ばされ、頭に行く血流が減少する可能性もあります。


携帯や目覚ましでも同じ状況

頭上に置かれた、携帯電話、目覚まし時計、めがねなどを取る姿勢も、同じ状況が作られると考えられます。
犬など動物に比べ、動かないので、つかみやすいく同じ姿勢が続かない事から、
首を痛める危険性は、低いと考えられます。

寝転んだ状態で、首の動きには、気をつけましょう。

カイロで健康
「環境 首・肩」