ホチキス(ステープラ)を使う仕事で、右手が痛くなった症例を考察してみました。
50歳代 女性 事務仕事。右手中指が痛い、手を反らすと中指を中心に痛む
手首の関節の動きが悪く、根元の月状骨が、背面にずれていました。
月状骨を調整、手首の関節をマニュピション。帰りに、痛みは、消失。
仕事で、紙をとじるホチキス作業が、3日ほど続いたそうです。
それも、とじられる、ギリギリの厚さだったので、失敗が続いたのも要因の一つです。
カッチっと止まる時の、衝撃力は、関節には負担がかかり、ズレが生じやすいと考えられます。
衝撃力は、手首のある8つの骨のうち、月状骨や有鈎骨にズレを引き起こして痛みをだしていたと考えられます。
▼(上の骨)月状骨は、非常に、ズレやすい位置にある骨です。
▼(下の骨)有鈎骨は、尺骨神経や動脈が通っておりシビレを出したりする場所です。
袋詰めや資料とじなど、数が増えたり、厚みが増えると、手に負担が増えて痛めるようです。
手首を休ませたり、手袋や手首サポーターの保護具を使うのを、おすすめします。
同じような症例に、穴開けパンチもありましたので気をつけましょう。
ホチキスやパンチは、手を痛めないように使用しましょう。