丸パイプイスに腰掛けていて、腰痛になった症例を考察してみました。
30歳代 女性 左腰痛と足痛(しびれ)で来院
仙腸関節、恥骨関節、腰の骨5番、3番のずれ。足、腰背部の筋肉が硬直。
2回の施療で強い痛みは軽減しましたが、同じところが(骨盤と腰の骨)同じように変位してきます。
原因を問診しましたが、なかなか見つかりません。
4回目の施療中、「折りたたみ丸パイプイスを、食卓で使用している」事がわかりました。
イス交換後一回で改善しました。
4人がけのテーブルで、5人家族(ご主人、おじいちゃん、子供2人と本人)ですので、イスが足りず、自分は、折りたたみ丸パイプイスを使っていました。
座骨周辺の筋肉が硬直しています。
座骨と仙骨のずれが大きい。
(仙腸関節は、左右共にずれることが多いようです)
腰の骨3番と5番のずれ。
折りたたみ椅子の中でも、この様な丸パイプイスでは、特に安定が悪く足や腰を痛めやすく、よく診られる症例です。
長期に渡り使用していて、腰の骨3番のズレが大きくなり、その神経支配にある膝が悪くなっていることもよく診られます。
丸パイプイスは、簡易的ですから、長時間に座るのは、注意しましょう。