カイロで健康

キッチンの床暖房

キッチンの電気式床暖房で、足を痛めた症例を考察してみました。

■はじめに

70才代、女性、飲食業、年に数回来院
1週間前から右足がだる痛くなってきたので診てほしい。

・症状と結果

うつむき時左足が短く、骨盤を調整。
足を診ると、右膝下が腫れている、左もやや浮腫している。
膝関節、足関節、足の裏を調整。
腰の骨1番、4番調整、首の骨1番を調整。
膝下をアイスパックで冷やした後に筋肉調整。
帰りには、動かしても違和感程度に改善。

・あとがき

腫れの原因を聞いていると、最近、キッチンで電気式床暖房をつけている。
温かいように、素足で立っているのが、良くなかったと思われる症例でした。

メルマガ 937号より

キッチンの足元は、電気式床暖房

同じような症例に、「使い捨てカイロ(足の裏)」がありますが、温度は床暖房のほうが安全に思います。

症状から、考えて、足のむくみの原因が、わかりませんでした。


長母趾屈筋から下肢痛

足の低温やけどの症例を見ていて、足潰瘍は、親指の付け根が、好発部位であることに気が付きました。
親指の付け根には、長母趾屈筋が、走っています。
その長母趾屈筋は、膝下に筋肉があります。

床暖房で足の裏が温められ、親指の付け根にある、長母趾屈筋が、低温やけどのようなダメージを受け、
膝下にある筋肉が炎症して、コンパートメント(筋区画)が、腫れたのではないかと考えられます。

さらに

いろいろな条件が、重なって症状が、現れたのではないかと考えられます。

追申:
使い捨てカイロ(足の裏)でも、足先を加熱していれば、同じような症状になると考えられます。

キッチンの床暖房は、靴下、スリッパで、遮熱して楽しく料理をしましょう。

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