カイロで健康

お尻クッション(きのこ型)

お尻クッション(きのこ型)で足の甲が痛い患者さんがありましたので、臨床面から考察してみました。

左足の甲が痛む

40歳代、女性、保母さん
お尻クッション(きのこ型)を使用して、1ヶ月前から左足の甲がだんだん痛くなり、痛みが取れないので来院。

特徴として特に足の外側(腓骨)のズレと周辺筋肉の緊張が見られました。

そこで
正座とお尻クッションの状態を比較して考察してみました。


正座状態

側面から見てみました。

・正座した状態では、体重は足首にそのまま加わっています。


お尻クッションは膝に荷重がかかる

・お尻クッションでは、足首にかかる体重は軽減されています。
ところが、腰が上がり膝が伸びるため、膝方向に体重が多く加わります。
そのため膝関節や腓骨にズレを生じやすい環境が作られていると考えられます。


お尻クッションは、足の外に荷重がかかる

後方から見てみました。

正座に比べて足の開きが広くなり側面へ開く力が加わる事で腓骨がズレを生じたり、腓骨に付着している筋肉群が疲労硬直して、足の甲まで痛くなったと考えられます。

正座椅子とは、また異なる症例でした。

お尻クッションの合わないこともあるようです。

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「環境 足腰」