カイロで健康

スポットクーラー

スポットクーラーの冷風で、口が開かなくなった症例を考察してみました。

●はじめに

20歳代 男性、機械加工業。
左あごが痛くて口が開けなくて来院(8月)

■症状と結果

側頭筋・咬筋・胸鎖乳突筋が、硬縮していました。
顎関節と側頭骨・胸鎖関節・肩鎖関節・上部頚椎の調整をしました。
筋肉群を低周波と手技で調整。
帰りには、ほとんど改善

▼あとがき

あまりの猛暑で、少しでも涼もうと機械加工の途中に、顔にスポットクーラの冷気を当てていました。
仕事が終わってお昼の食事をしようとしたところ顎に痛みがでて口が開かなくなったそうです。


スポットクーラーの冷風は10度、室温は40度

室温は40度以上、スポットクーラーは10度以下の冷風が出る環境でした。

スポットクーラの冷気を、左顔面に集中して当てていたところ、
外気温度が高かったので、冷えすぎていたのに気がつかず、
さらに冷やし続けたので、筋肉が硬縮し顎関節が動きにくくなったようです。


側頭筋・咬筋・胸鎖乳突筋

側頭筋や咬筋がは、口を閉める主な筋肉です。
そのため冷える事で、筋肉がちじこまり口が開けにくい状況になったと考えられます。

同類症例として、自動車の冷風を、窓側の顔面に当てていて、直射日光で冷えに気が付かず一時的に顔面麻痺状態になった患者さんもありました。


顎関節など

筋肉により関節が、ずらされているので、
先に 側頭筋・咬筋・胸鎖乳突筋など筋肉など南部組織を調整します。

次に現れた関節のずれを、(顎関節と側頭骨、首の骨、肩関節など)を調整します。

夏は暑いと感じていても、お腹や顔を触ると「冷めたい」と感じる事があります。
薄着、冷たい飲み物、冷房、汗で冷えなど、冷えすぎる条件は沢山あります。
喫茶店や映画館で、寒!!っと感じる時は、冷えすぎる危険信号です。
夏こそ、1枚羽織る服を持って行きましょう。

夏は、冷やしすぎに気をつける季節です

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「環境 首・肩」