スマホでユーチューブを見ていて、頭痛がしてきた症例です。
50歳代、男性、自営業(建築)、腰痛で、時々来院。
暑さにやられたのか、左腰痛、頭痛がしてきた。
いつもの、左仙腸関節後方変位、腰の骨1番を調整。
水分補給は気をつけているのか、筋肉はひどくない。
頭痛は、いつもの首の骨1番に加えて、首の骨2番がずれている。
1ヶ月前のカルテも頭痛と首の骨2番のずれた記録がある。
その前には、頭痛や首の骨2番に問題ない。
話していると、寝るときにユーチューブを見ている。
そーいえば、私自身も、同じような経験がある。
肩や首が張った感じがするので、気をつけていました。
帰りには、腰痛、頭痛、共に回復しました。
迎えの奥さんの話でも、同じ意見で、症状も時期もぴったりでした。
寝転んでこのような両手を浮かせた状態では、指先が安定せず操作が非常にやりにくい。
さらに両手を浮かせた状態は、腕がだるくなるので短時間しか操作することができません。
操作の時間が短いので、筋肉や関節へのダメージは少ないと考えられます。
ユーチューブを見ている時に画面操作はしないので、片手で持っています。
すると見ている時間が長いので腕がだるくなってきます。
そのため楽に見ようと体をひねり、片側だけ肘をついて見る体制になります。
片側だけでも、肘が上がり腕を持ち上げている状態になります。
この状態は、時間も長く続き、筋肉や関節へダメージを与えると考えられます。
左腕を持ち上げている腕の筋肉は、三角巾、上腕二頭筋、大胸筋になります。
腕の筋肉は、鎖骨を引っ張っています。
症例から、首の骨2番のずれが大きかったので、首の骨2番から下の首の骨に着いている斜角筋が強く働いていたと考えられます。
腕の筋肉、鎖骨、斜角筋、首の骨2番とつながり、首痛や頭痛を引き起こしたと考えられます
スマホでユーチューブ、寝ころんで見ると肩こり頭痛に注意