血管説・三叉神経血管説・神経説がありますが、まだ解明できていません。
脊柱の調整でよくなることが多いので、臨床面から、考察してみます。
自律神経の血管支配
●血管説
何らかの原因で、頭の中の血管の収縮が起こり、その後に血管が拡張して拍動痛が起こると考えられています。
■カイロプラクティック的考察
頭部の血管を支配する自律神経は、背中の骨1番2番3番4番から出ています。
▼背中の骨を調整することで、自律神経の伝達が改善され、頭部の血管が正常化して頭痛がよくなると考えられます。
三叉神経から交感神経
●三叉神経血管説
脳内で何らかの原因で三叉神経が刺激され、その支配を受けている血管に炎症反応が起こり、血管拡張と痛みが起こるといわれています。
■カイロプラクティック的考察
三叉神経の一つ(上顎神経)の一部が交感神経とつながり頭部の血管を支配しています。
三叉神経は、頚椎1番2番3番の部位から知覚神経が発生しています。
知覚神経と共に、頭部の筋肉(側頭筋など)への運動神経が走っています。
▼頚椎を調整することで、三叉神経の知覚の伝達が改善され、さらに交感神経、運動神経が正常化して頭痛がよくなると考えられます
三叉神経の知覚支配
三叉神経の筋支配
●神経説
脳の特定の部位に神経活動の抑制が起こり、周囲に広がって前兆が起こり、頭痛が起こるといわれています。
■カイロプラクティック的考察
第2、第3頚髄神経が頭部の側面、後面の知覚を支配しています。
▼頚椎を調整することで、知覚神経が正常化して頭痛がよくなると考えられます
片頭痛もカイロで改善