「山の中でひとり」  第19話
cd3120eea4-1218176351.png  目を覚ます。明るい。
 太陽の位置で時間を確認するのが面倒だった。多分、日中。
 ガーゼを外し、傷の状態を確認する。ガーゼの表面で乾いた体液にくっついて腕の皮がベロンって捲れる。もうノースリーブは着れないな…。
 ウジは順調に成長していた。腕の降りたのがお産をするニクバエで良かった。  私はガールスカウトの座学でを思い出す。
 先生はウジを寄生させるのはクスリがないときの最終手段で、寄生させる数は私ならcinq?entaって言ってたから多分50匹以下だ。
 腕に居着いたウジを数えるのも面倒だったから、ベロンってなった皮を剥いでおき火に放り込む。多分50匹以下になったから、またガーゼで適当にくるんだ。
 めんどくさい。もう何もかもめんどくさくなってきた。

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