「山の中でひとり」  第54話
cd3120eea4-1224416243.png  お夕食は冬瓜の煮物と茄子と挽肉の煮物。オクラの醤油焼き。茄子とキュウリのどぼ漬けだった。美味しい。
 お夕食の支度をタカヨシ君と一緒に手伝ってたら、すぐに仲良しになった。でも、お姉ちゃんといわれるのはちょっと照れくさい

「いや、ひらひらね。しまむら?」
「ひらひらですねぇ。ええ、しまむらですよ。久しぶりに街に行きましたよ」
「おへそも出てるしねぇ。高志さんの趣味?タカヨシの趣味?」
「趣味って…」
「下着も頼んだのに…、しまむらなら売ってるでしょうに」
「いや、それは僕とタカヨシにはレベルが高すぎるお願いでして…」
「それはつまり、まさか、タカヨシに取ってこさせる気だったの?」
「いやいやいやいやいやいやいや、そんなまさか…」

 タカヨシ君に箸の持ち方を習ってる間、おばちゃんとおじさんがにこやかに何か話していた。なかよしさんだ。

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