いったんサトシ君を畑におろして身体を伸ばさせる。首を少し持ち上げて呼吸軌道を確保してから少し顔を叩く。
ひゃあぅっ
と間抜けな音を鳴らしてサトシ君は息を吹き返した。浅い呼吸を繰り返すのではなく、深い呼吸を早く繰り返してる。気絶していても働く。人間って不思議…。
背中から手を回してサトシ君の腕を固めて、電柱のまで引っ張って移動させる。わしづかみにしたタイラップケーブルはかなりたくさんあったから手錠の代わりにして電柱に縛り付ける。昔よくやったからお手の物だ。
サトシ君はオシッコを漏らしてなかった。すましてから来てたのかもしれないけどビジュアル的に面白くない。感情的にも面白くない。
もぉサトス君のくせに生意気だぞぅ。
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