「大嫌いって…。なんか、おれ。お前に嫌われるようなことしたか?」
一瞬、エディカルが何を言ったか分からなかった。
私は確かに「I haert you」と書いた。何度も見直した。分かりやすいと思ってた。なんで?
「ごめん、それじゃ」
そう言って立ち去ろうとするエディカルの声色がいつもと違った。私は彼の気持ちを理解した。
「エディカル。待って…」
エディカルは優しい。
「エディカルが私の事を嫌いじゃないのは知ってる。でも、私がエディカルが好きな気持ちと違うのも知ってる。だからって…」
その気持ちが分かったから、泣きそうになる。だから我慢しなくちゃ。
「誤魔化して逃げないで…」
でも、やっぱり泣いた。
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