「山の中でひとり」 第106話
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とても新鮮で、生臭い臭い。嫌な臭い。 なんども飲み込んだし、時には床に落ちたそれを舐め取らさせられた。 それでもサトシ君は私のお尻を撫で回そうと、たどたどしく手を動かす。 ゆっくりと川のそばまでサトシ君を誘導する。 お尻の割れ目に何度も指を沿わせようとするのが不愉快だった。 顔にかかるサトシ君の息が不愉快だった。 川岸までサトシ君を連れてきた。 彼は気づいていない。サトシ君は腰を落として、夢中になって私の身体を撫でさすっている。 たどたどしい手の動き。不愉快だ。 私は握りしめたサトシ君の親指を一気に下に落とした。 末端の筋は体幹に繋がっている。間接を曲がらない方向に曲げられたとき、誰もそれに逆らうことは出来ない。 「てめぇ!何しやがる!」 サトシ君がわめいた。私はサトシ君の髪を鷲づかみにして下を向かせる。 「いい加減にしないと、殺すって言ったわよね?サトス」
エドアルドと出会ってから毎日毎日、反復練習と筋トレの繰り返し。先生は口癖のように技術は何回も練習して初めて身につくといっていた。髭のおじさんは頭を使えと言った。
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