「山の中でひとり」 第157話
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「相変わらず、スゴいわねぇ」 気が付くとタカヨシ君と一緒におばさんがタオルを持ってきてくれた。息を整えながら、お礼を言って汗を拭く。 タオルを受け取るときにおばさんを見て、目をそらした。 汗を拭いてシャツを羽織って、息が落ち着くと、タカヨシ君がおばさんの後ろに隠れていた。 当たり前だけど、タカヨシ君はおばさんには冷たい態度を取らない。 「すいません。タオルありがとうございます…」 だからというわけじゃないけど、ちょっと胸を強調してみた。 「あぁら?案外発育がいいのねぇ」 しまった。またやってしまった。何か言って取り繕わなきゃ… 「いいえぇ。まだまだこれからですよ」 あぁあっぁあっぁぁあああああああっ!
「それだけ発育がいいと、すぐに追いつかれちゃうわね。まぁ、私は胸が5センチ大きいよりかは体重が5キロ少ない方がいいけどね」
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