さっちゃんが出て行って少しして、私は激痛と鈍痛の違いを知った。
足が重くうずき出す。
強烈な痛みはすぐに消え去り、ゆっくりと重い痛みが体中に漂った。
熱が出てきたのか頭が痛い。
痛みを紛らわそうと、何度もさっちゃんが私にしたひどいことを考える。わからない。痛みが、考えを止める。
重い静寂の中に私は落ちる。
気を失っていたらしい。気がつくとさっちゃんが濡れたタオルで私の汗を拭いていた。タオルの冷たさが心地よかった。
「やっぱり、熱が出てきてるわね。」
汗を拭き終わったさっちゃんは額に手を当てて、私の体温を測った。
「解熱剤って座薬しかないから、これで我慢してね…。座ったままじゃ、おしりにするのは無理か…」
返事をする気にもなれなくて、黙ってさっちゃんから目をそらす。
「別に好きな人いないんだから、いいよね?」
ニコニコしながらさっちゃんは私の股間に手を入れて、力任せに一気に押し込んだ。
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