「むしむし☆パニック!」  第6話
「心配してたとおりだなぁ。雨でハチミツが流れてる…」

 お母さんは私の髪の毛をクシャクシャにしながら、鞄からハチミツの瓶を取り出した。。

「でも、安心して。またたくさん持ってきたから…。でも、その前に…」

 立ち上がりながら、お母さんは私の左腕をひねりあげた。

「我慢できなかったお仕置きをしなくっちゃね」

 そう言うと、捻り上げた腕を曲がらない方向に踏みつけ、蹴り上げた。少しずつ肩の筋肉が伸びる。蹴られるたびに、蛙のような声を漏れた。何回か踏みつけた後、お母さんは全体重を肩の付け根に集中させた。
 筋がブチブチとちぎれる音。骨が外れる音。激痛。
 
 そして、お母さんはタップリと私の髪や肌。周りの土にハチミツをすり込んだ後、砂糖をまぶしました。

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